11.04


2020

去年の今頃を思い出す

【3期生】中嶋萌

去年の今頃を思い出す

【3期生】中嶋萌

 みなさんこんにちは!キャンパスアジア3期生の中嶋萌です。

 私は去年の今頃、広州にいました。向こうについてからの日々は私にとって、とても刺激的で毎日が思い出でした。

留学生活が始まってまだ色んなことに慣れていない中、101日から国慶節という中国の建国記念日にあたり、大型連休が始まるという事実を私はここに来て初めて認識しました。そこで同じCAP生の子と国内旅行がしたいと思ったのですが、あまりに急なことと、まだ中国に来たばかりで中国語も儘ならない私たちにはなかなかに厳しい話でした。しかしせっかくのこの機会を逃すことは惜しすぎるので、何とか今からでも(連休一週間前くらい)行くことができないか、必死に中国のネットワーク下で調べまくりました。まずどこにいきたいか、そもそも中国にはどんなところがあるのかというところから始まって、行先から何もかも自分たちで決めて予約するまでの工程は大変でしたが、中国人の友達にたくさん助けてもらいながら、なんとか旅行に行けることになりました。私たちが選んだ行先は厦門(アモイ)で、広州からは夜汽車に乗って12時間かけて行くというハラハラドキドキの旅の予定でした。出発の夜、私たちは寮から市バスで広州駅を目指していよいよ歩き出しました。本当に日本人二人で大丈夫か心配で、周りからも心配されていましたが、生きて帰って来られたら大丈夫と言いながらバス停に向かっている時すでに事件が発生しました。()行く前日本人の先生に、広州駅に行けばいけるよと教えてもらい、私はそのまま言われた通り広州駅を目指していたのですが、よくよく調べてみたら、なんと広州には広州駅の他に広州北駅、広州東駅、広州南駅と4つのターミナル駅が存在していたのでした。そして私たちは広州東駅に行かなければならなかったのです。急いでそっちに向かうバスを調べてみると、ギリギリでほぼ無理に近い時間でした。しかし私たちはもう汽車のチケットを買ってしまっています。とりあえずやるしかないと荷物を抱えながら全力で駅に向かいました。駅に着いて汽車の改札走りました。ネットで予約しているものを見せればいけると思っていたら切符売り場に行けと言われてダッシュして着いたらそこには行列がありました。それでも並んで、周りの人に急いでいることを伝えてなんとか切符を手にすることができましたが、時間が来てしまいとうとう汽車は行ってしまいました。もう終わったと誰もが思いましたが、私たちはこの後奇跡的に旅行して帰って来るのです。さらにこの旅行では他にも幾度となくハプニングが起きるのですが、その度に周りの中国人に助けられ、中国の人ってこんなに優しいの⁈と私の今までの中国のイメージが大きく変わる、そんな瞬間でもありました。こんなハチャメチャすぎる旅でしたが、無事に帰って来れた結果、全てが笑える思い出となり、一生忘れられない経験となりました。

思い返すと本当に楽しかったなということばかりで、今の生活と比べものにならないほど充実していたなと思います。現在私は立命館の授業と並行して、中国の授業をオンライン上で同時に受けています。二回目の留学に行けなかったことは本当に残念ですが、こうして日本でもできることを継続して、努力することを忘れずに毎日を大切に過ごしていきたいです。

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