教員・ゼミ紹介
プロフィール
ロンドン大学大学院東洋アフリカ学院(SOAS University of London)にてフィルム・スタディーズ博士。関西大学非常勤講師を経て、現職。
最近の研究では、東日本大震災に関する人々の記憶と忘却について、映像作品が果たす役割について分析しています。映画やテレビドラマといった映像作品は、被災地や被災者の声を映し出しており、忘却されてしまう災害の記憶を未来に伝えるための重要な役割を果たしています。
映像作品がどのように人々の記憶や忘却に影響を与えるのか、そして映像作品を通して、社会や文化の変化や人々の価値観の変化がどのように表象されているかについて研究しています。
メッセージ
映画やテレビだけでなく、インターネットやスマートフォンなど多様なメディアは、私たちの生活に深く関わりを持っています。また、グローバルな社会では、異なる文化間におけるコミュニケーションのツールとして映像の役割が重要となっています。グローバル化が進んでいる現代において、映像は言葉や文化の垣根を越えて、人々を結びつける力を持っています。皆さんがグローバルな視野を持って、映像表現の可能性を追求することを願っています。
主な担当科目
- ドキュメンタリー映像史