教員・ゼミ紹介
プロフィール
千葉県市原市出身。立命館大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。 早稲田大学演劇博物館助手、神戸学院大学人文学部准教授などを経て、2025年より現職。 著書に『日本映画草創期の興行と観客 東京と京都を中心に』(早稲田大学出版部、2012年)。 主な共著に『スクリーン・スタディーズ デジタル時代の映像/メディア経験』(東京大学出版会、2019年)、 The Japanese Cinema Book(British Film Institute, 2020)、『新派映画の系譜学 クロスメディアとしての「新派」』(森話社、2023年)など。
メッセージ
歴史は、すでに終わった過去の遺物というだけではなく、現在を知り、未来を見通すための「道具」でもあります。 周囲に映像があふれ、新たな技術が次々と生み出される現在、私たちはともすればそうした映像文化の洪水に押し流されてしまいがちです。そのようなときに、自らの拠って立つ現在の場所を見極め、どのような未来の可能性があるのかを知るための道しるべになってくれるのが、過去の豊かな映像文化への理解でしょう。新たな技術に向き合い、皆さん自身がその可能性を広げるためにも、歴史的な視点という「道具」の使い方を、メディア考古学という学問を通して伝えたいと考えています。
主な担当科目
- 映像メディア分析演習
- 映像と心理
- 映像理論