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2007.01.24
山田洋次監督・立命館大学客員教授の就任ならびに映像学部における松竹株式会社・松竹映画株式会社との連携について
山田洋次監督・立命館大学客員教授の就任ならびに
映像学部における松竹株式会社・松竹映画株式会社との連携について
学校法人立命館と松竹株式会社、松竹映画株式会社はコンテンツビジネスの飛躍的拡大を担う人材育成を産学連携により行っていくことを目指し、2006年5月16日に「連携基本合意書」を締結し、立命館大学映像学部における取り組みについて協議を行ってまいりました。
連携基本合意調印式の様子はこちら
現在までに決定している協議内容については下記のとおりです。
(1)山田洋次監督の映像学部客員教授就任
2007年4月より山田洋次監督に、立命館大学の客員教授に就任していただくことが決定しました。
山田監督には、映像学部の教育・研究に関してご助言をいただき、学部作りにご協力をいただくとともに、具体的な講義として、「クリエイティブ・リーダーシップ・セミナー」(各界の最前線でご活躍の方々によるリレー講演会形式の講義科目)ならびに「映像文化研究」(映画作品の鑑賞と講義を通して、映画文化への理解を深める講義科目)など、年間で数回の講義を担当していただきます。
山田監督には、映像学部の開設にあたって「かつて撮影所は映画を志す若者の教育の場であった」とのコメントをいただいておりますが、このことはまさに立命館大学が考える映像学部の目標を表現されたものであり、その目標を現実のものとするためにも、松竹撮影所内での実習(下記(2)参照)は非常に有効だと考えております。
(2)松竹撮影所内への実習施設の設置
京都太秦にある京都松竹映画(株)敷地内に、両者が共同で利用する施設を建築します。立命館大学は、映像学部学生の実習施設として使用し、京都松竹映画(株)は通常の業務に使用します。
利用開始は、2回生後期(2008年度)からの利用を予定しています。

【写真は11月3日の特別試写会&
ティーチイン後の記者会見の様子】
(3)映像学部の実習作品制作などへの協力
映像学部学生の実習作品制作にあたり、松竹京都映画(株)が所有する設備(撮影スタジオ、オープンセットなど)、機材(撮影関連機材、編集機材など)、美術・装飾関係資材、その他を映像学部学生が利用します。
また、映像学部の講義・実習に際して、松竹ならびに京都松竹映画(株)より講師やスタッフを派遣、斡旋を行っていただきます。
(4)松竹撮影所が制作する映像作品への恒常的なインターンシップの受け入れ
インターンシップを通じて映画・ドラマなどの制作や撮影・編集・仕上げ作業を学びます。
その他、松竹グループ関連会社でのインターンシップ等を検討していただくこととしております。
以上