アーカイブ
2019.04.25
「どん底でも夢をあきらめなければ必ず道は開ける」株式会社CyberOwl社長講演レポート
映画やドラマ・アニメなどの作品検索アプリ「aukana(アウカナ)」や金融メディア「マネ会」などのサービスで知られる株式会社CyberOwl(サイバーアウル)代表取締役社長田中啓太氏に、立命館大学映像学部の「プロデュース実習Ⅱ」(担当:中村彰憲教授)において今年初頭に「映像配信サービス・メディアの未来とこれからの人材像」について講演いただきました。今日はその時のお話を是非皆さんにもお届けしたいということで、中村先生が記事を作成してくださいました!
https://mono-reco.jp/中村彰憲先生(写真左)と田中社長(写真右)
特に今年映像学部に入学した皆さん、これから過ごす学生生活が自身のキャリアに大きな影響を与えるかもしれないということを念頭にご一読いただければと思います。
***
田中氏は株式会社サイバーエージェントに入社後、わずか7か月後には株式会社CyberSS(2018年に株式会社CyberOwlに改名) の代表取締役社長に就任し現在に至っており、異例のキャリアを歩んでいます。今回はその経験から得られた知見を学部生に共有していただきました。
田中氏は、講演の中で自分自身が最も愛着を感じているマンガと自身のキャリアを重ねながら解説しました。
講演冒頭で引き合いに出したのが『ONE PIECE』。主人公モンキー・D・ルフィの名セリフ「海賊王に俺はなる!!」を第一話からずっと言い続けていることを例に、「大きな目標を公言する」ことの意義を示しました。もともと田中氏は公務員を目指していたとのこと。
しかし最終的には「企業人として社会人になる」と方向転換。サイバーエージェントで実施されている内定バイト( サイバーエージェントの取り組みのひとつ。希望者は内定者の時期から希望部署で社員同様に働くことができる )をしていたときに先輩からの、「社会人になるときは人生をリセット出来るチャンス」という一言から大きな影響を受けたとのこと。
大学で様々な専門分野を学んだとしても、新しい仕事をゼロから学ぶという点では「皆、同じスタートラインに立っています」と田中氏。
そこで、田中氏はサイバーエージェント入社直後から、前述のルフィの例を実行します。
自らの目標を「サイバーエージェントを超えていく日本を代表する会社を必ず創る」ことと公言したのです。 さらにここで、単に会社を創ることを示すだけでなく、「みながワクワクする会社を創る」というビジョンも伝えたと田中氏。このようにまわりに言い続けることで、それを応援する人(経営者)もあらわれ、サイバーエージェントへ入社後、わずか7か月後、若干23歳にして会社を立ち上げる機会を与えられたのです。
ーー
どん底でも夢をあきらめなければ必ず道は開ける
ーー
ですが決して、順風満帆というわけではなかったと田中氏。実際、個人的感覚としては、社会人となってから現在まで99.9%がしんどく厳しい仕事ばかりだったとのこと。
また、成功と失敗で分類した場合、失敗の経験のほうが多いとも話します。
とりわけ、経営者としての最初の数年は億単位の損失を経験し、どん底だったとのこと。ですが、ここで諦めるのではなく、自身の夢(ビジョン)をブレさせることなく諦めないということ、さらに目の前に存在する小さいことでもそこから目標を見出し、それを達成するといったことを続けるべきと説明しました。
これらを踏まえ最後に、自らの能力を信じて決して諦めずに夢を実現して欲しいと学生たちにエールを送りました。
本講演で示されたのは「ビジョン」と「諦めない心」。一見、シンプルに感じられながら、大学卒業直後で有言実行を果たした当人からの言葉は重みが違います。これから社会人となる皆さんも、就職活動中の皆さんも改めて自分の「夢」について考えてみるのはどうでしょうか?
■株式会社CyberOwl(サイバーアウル)
株式会社CyberOwlは株式会社CyberAgentグループの中で、生活に密着したライフスタイルメディアを運営している企業です。
「調べるを豊かに」を社会に果たすMISSIONとして掲げ、人々の検索行為に対して最良の結果を提供すべく、ユーザーに寄り添い、信頼性の高い情報を提供できるよう、日々コンテンツづくりに励んでいます。
URL:https://www.cyberowl.co.jp/
■CyberOwlサービス紹介
・「aukana」(アウカナ):観たい作品に出会える、作品検索メディア
URL:https://doga.hikakujoho.com/
URL:https://doga.hikakujoho.com/app-lp/
・「マネ会」:お金に関する情報メディア
URL:https://hikakujoho.com/
・「モノレコ」:本当にワクワクするモノに出会えるメディア
URL:https://mono-reco.jp/