EIZO NEWS
2024.8.07
映像学部の授業を知りたい! vol.19
vol.19 「遊戯史概論」
映像学部ってどんな授業をしているのだろう?という声を耳にします。
この企画は、授業担当の先生の説明や受講生の声を通して、映像学部生が一体どんな授業を受けているのかを皆様に知っていただくための企画です。
「映像学部のことを知りたい!」と思っていただいている皆様の一助となれば幸いです。
※授業は2024年度開講のカリキュラムです。2025年度は科目名称等が変更になる場合があります。
*****第19回『遊戯史概論』*****
第19回は『遊戯史概論』の授業の紹介です。
授業担当の竹田章作先生に授業について聞いてみました!
Q.遊戯史概論はどんな授業ですか?
「ビデオゲーム」の登場は世界中の人々の遊びに対する考え方、見方に大きな影響を与えています。しかも日本で開発された「ビデオゲーム機」や「ビデオゲームソフト」が世界中の人々の支持を受けているという日本の遊びの歴史を俯瞰したとき、今までに例を見ない状況が「ビデオゲーム」の登場で実現したことに気づきます。このビデオゲームのもつグローバル性は「遊び」が持つ特徴のひとつですが、なぜ「日本がビデオゲームの世界的普及に一役を担う事ができたのか?」を改めて問われると、まだまだ明らかになっていない要因が多く含まれているように思います。本授業では「遊戯史概論」と題して、この疑問を「世界の遊戯の歴史を紐解く」ことで明らかにしようと試みています。また人類が工夫してきた様々なおもちゃや遊びに関する理解を深めると共に、ビデオゲームを含む遊具や遊びの研究に資する事を目標とします。
Q.この授業の特徴を教えてください!
「遊戯史概論」は「遊び」と「おもちゃ」の歴史を紐解こうとする授業ですが、今までに習った教科書の歴史を「遊び」や「おもちゃ」を通してみた時、新たな歴史観が見えてくるはずです。この授業ではそうしたサブカルチャーの歴史を辿ることで、人類の遊びの文化をその時代と共に俯瞰していきます。そして人類の歴史が「遊び」の歴史であるということを実感するでしょう!
それでは受講生の声を聞いてみましょう!今回は、1名の学生が回答してくれました!!
★なぜこの授業を受講しようと思いましたか?
「遊びの歴史」と聞いて、他の大学ではなかなかお目にかかれない学問だと感じました。
ファミコン設計者の上村雅之さんもかつて教鞭をとっていたと知り、非常に興味が沸いたのがきっかけです!
★この授業を受講して、どのような魅力を感じましたか?
私たちの身の回りの遊び道具の歴史について学べるだけでなく、当時の人々のふるまいや、社会に与えた影響なども合わせて知ることができました。チェスを悪魔の遊びと非難した教会が、実際にはこっそりと駒を保存していたり、ファミコンに熱中する子供たちに、昔ながらの開放的な遊びの良さを説こうとした大人たちが、かえって子供たちの遊びの場を管理してしまったなど、
人間の精神の本質を一部垣間見れたような魅力を感じました。
★この授業で学んでいることを今後どのようにいかしたいですか?
この授業ならではの視点に則って、ゲームデザインを意識しながら、過去の遊びに触れて、自分のゲーム製作に活かしたいです。
★最後に・・・
業界の最前線で活動していた先生方から、様々なアドバイスをもらえます。自分で考えた企画書の添削指導もしてもらえます。
機材も充実しており、自分のやりたいことをしながら、映像に関わる仕事の技術を知り、学びを深めることができる環境が揃っています。
受講生の声はいかがでしたでしょうか?皆さんの一助となれば幸いです。
*****
第19回は『遊戯史概論』でした!
「映像学部ってどんなことしているの?」という疑問が解消できていたらとても嬉しく思います。