EIZO NEWS

2025.03.03

映像学部の授業を知りたい! vol.27

vol.27「映像基礎演習Ⅱ」

映像学部ってどんな授業をしているのだろう?という声を耳にします。

この企画は、授業担当の先生の説明や受講生の声を通して、映像学部生が一体どんな授業を受けているのかを皆様に知っていただくための企画です。

「映像学部のことを知りたい!」と思っていただいている皆様の一助となれば幸いです。

※授業は2024年度開講のカリキュラムです。2025年度は科目名称等が変更になる場合があります。

*****第27回『映像基礎演習Ⅱ』*****
第27回は『映像基礎演習Ⅱ』の授業の紹介です。
授業担当の1人である望月茂徳先生に授業について聞いてみました!

Q.映像基礎演習Ⅱはどんな授業ですか?
 この演習は、全1回生が8つのクラスに分かれ、映像学への関心や意欲、態度を高めることで映像学部における4年間の「学び」の基礎力を養うことが目標となっています。具体的には、映画芸術、ゲーム・エンターテインメント、クリエイティブ・テクノロジー、映像マネジメント、社会映像の各ゾーンの学びを主体的に深めることができるよう、リサーチワークと映像制作を組み合わせた「Research & Concept making(RC)」に取り組みます。 

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Q.この授業の特徴を教えてください!
 この授業では、学生が、自分たちで決めた研究テーマについてリサーチを行い、その結果をクラスの中で発表する「リサーチ」と研究で明らかになったものや、研究内容の核心的部分などを、芸術的に、もしくは圧縮的にまとめ、それを1分の長さの映像で表現する「コンセプト・メイキング」の2つの段階で学習を行います。クラス担当の教員指導だけでなく、学びのゾーンの専門的な観点からの教員指導も交えた横断的な学びと学生同士のディスカッションによって学びを深めることができます。

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春学期の映像基礎演習Ⅰで学んだスキルを活用し、リサーチとコンセプト・メイキングの段階を経たプレゼンテーションと動画上映をクラスごとで発表します。最終的にクラスで選抜されたクラス代表同士の競演となり、学年でトップのベストプレゼンを決定します。どの発表もそれぞれの観点によるリサーチと、リサーチの結果を踏まえたクリエイティブな映像が制作され、映像についての様々な視点と可能性について考えることや刺激を受けることができます。

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それでは受講生の声を聞いてみましょう!今回は2名の学生が回答してくれました!!

★この授業を受講して、どのような魅力を感じましたか?

Aさん
この授業はグループでの研究活動がメインで、学生が主体とのなり自分たちで考えて活動していきました。他の授業とは違い、先生方からは研究を進めやすくするためのアドバイスは貰いますが、最初から最後まで自分たちの力で研究することができたと感じることができました。また、自分の興味のあるゾーンごとにグループ分けされるので、興味のあるテーマについて楽しく研究を進めることができました。  

Bさん
映像に対して、多角的な視点から探究活動を行えることに魅力を感じました。自身の探究活動はもちろん、研究発表では、他のグループの発表からも多くの刺激をもらいました。映像学部には5つのゾーンがあり、グループごとにその探求するゾーンが異なるため、授業を通して、映像に対する理解をより深めることができます。 

★この授業で学んでいることを今後どのようにいかしたいですか?

Aさん
グループでの役割分担や会議の進め方などを学ぶことができたので、今後の自主制作やゼミで生かしていきたいです。また、自分の興味のあるゾーンについて調査研究することができ、私自身はゲームの「中毒性」について知ることができたので、今後の制作活動の時に生かしていきたいです。

Bさん
私は、映像監督を目指していることから、映画芸術ゾーンに対して興味があります。今回の授業でも、映画芸術ゾーンに対する探求を行うことができ、アニメ映画の食事シーンの演出について探求しました。これからの映像制作に活かしていきたいです。また、著作権をはじめとする、映像制作をする上で起こる問題や考えなければいけないことについての授業もあるので、とてもためになりました。 

★最後に・・・

Aさん
映像学部では、映像の知識や技術について、実際に現場で活躍されている方々から学ぶことができます。これまでの経験の話を聞くことができるのはとても面白いですし、自分の視野を広げるのにも役立ちます。また、多種多様な人たちがいて、映像編集が得意な人や撮影の知識が豊富な人など、すごい人たちとたくさん交流することができます。そして、映像学部では挑戦する機会がたくさんあるので、私のように映像に関する知識や技術を全く持たずに入学しても、やってみたいと思ったことができるようになっていきます!   

Bさん
映像学部の魅力は、レベルの高い施設、機材と親身な教員の方々がいることです。映像学部には、Dolby Atmos®のシアタールーム、最新の撮影スタジオ、クリエイターのニーズに合った最新の撮影機材があります。また、教員の方々は授業の質問はもちろんのこと、自主制作などにおける撮影方法やロケ地など様々なことについていつでも相談にのっていただけるので、撮影に対する不安が解消され、のびのびと制作活動に没頭することができます。 

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第27回は『映像基礎演習Ⅱ』でした!

「映像学部ってどんなことしているの?」という疑問が解消できていたらとても嬉しく思います。
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