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2008.09.30
立命館大学映像学会産学連携特別シンポジウム「前田慶次郎3D」のお知らせ
立命館大学映像学会産学連携特別シンポジウム「前田慶次郎3D」のお知らせ
高度ICT時代を迎えた現在、視聴者は映画、ゲーム、ウェブ、小説、漫画といったメディアの垣根を越えてコンテンツを楽しむということに何の抵抗も違和感も感じない時代となりました。これを反映し、現在は複数の作り手がひとつの世界観を軸として、媒体の特性を生かしつつ作家性を発揮する、という特殊なメディア空間を生みだす事が重要な時代になりつつあります。
立命館映像学会ではこのような現象をより根本的に把握するという主旨で、今回、太秦戦国祭りとの共催により本シンポジウムを企画しました。
戦国時代は史実という形で世界観が形成されており、その世界観を援用しつつ自らの作家性を発揮し大衆の需要に迎合するという作品づくりが、映像コンテンツの世界では従来から行われてきました。本シンポジウムでは、特異な歴史キャラクターとして人気の高い前田利益(通称慶次郎)をメインテーマとして取り上げ、慶次郎にまつわる小説、漫画、ゲーム等が、史実と比較した場合、どのような表現創作として展開されてきたかをまず確認します。そして、暗黙のうちに共有された史実と創造が混在する世界観において、どの部分を誇張し、それぞれのメディア特性を生かした作家性を発揮したのかについて、作り手ならではのエピソードをまじえて議論していきます。
第一部は、戦国情報サイト「戦国浪漫」の主宰であるMasa氏が「史実と虚構からさぐる前田慶次郎の人物像」をテーマに講演を行います。
第二部は、メインゲストに『花の慶次―雲のかなたにー』の総合プロデューサーである堀江信彦氏と、『戦国BASARA』シリーズプロデューサーである小林裕幸氏を迎え、戦国をコンセプトとした地域創造プロデューサー、鈴木智博氏と、漫画作家/武将絵師、真壁太陽氏が、メディアを超えた映像コンテンツとしての前田慶次郎の魅力、および、今後の映像コンテンツビジネスの展望について議論を展開します。
記
[日 時]2008年10月19日(日) 13:00~15:00
[会 場]東映太秦映画村内 「中村座」
[参加申込] 本企画は一般公開で実施しますが、立命館大学学生・院生・教職員の方は
優先参加枠があります。
詳細は公式ホームページを参照の上、参加申込みをしてください。
[主 催]立命館大学映像学会 太秦戦国祭り実行委員会
以上
※このイベントは終了しました。ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。