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2015.07.08
【EIZO DAYS】 03:ワクワクするような見たことのないミクストリアリティ(複合現実感)技術を応用したデバイス作りに取り組んでいます!
立命館大学映像学部にあるのは映像学科1つだけ。
だからこそ、さまざまな興味関心を持った学生が集います。
彼ら、彼女らは日々どんなことを考え、どんなことに取り組んでいるのか。
その一端を、学生さんのインタビューを通してお伝えします。
ワクワクするような見たことのないミクストリアリティ(複合現実感)技術を応用したデバイス作りに取り組んでいます!
【episode03】川口駿さん(2015年度4回生、大島ゼミ所属、青森県出身)
いま熱中していることは電子工作、特にミクストリアリティ(複合現実感)技術を応用したデバイス作りです。みんながワクワクするような、見たことのないものを作りたいという思いで、大島先生の指導のもと制作に励んでいます。
映画やアニメ好きで、1回生のときは自主ゼミ「轟」での映画制作、2回生ではCG実習に力を入れて取り組んでいました。しかし、ウェアラブルデバイスの台頭を見て、今後はこういうのが主流になってくるのではないかと感じたことや、映像学部生の成果発表の場である映像ジャンクションの展示でヘッドマウントディスプレイに興味をひかれたことから、最終的に大島先生のゼミを選びました。自分にとって大きな方向転換ではありましたが、大島ゼミでも作品を提出するときには説明映像をあわせて提出するので、その作り方や構成を考えるうえで1・2回生時に映像制作に取り組んだ経験が役に立っていますね。先輩の卒業制作に助監督や照明担当として参加し、ビシビシ鍛えられた甲斐がありました。
大島ゼミの活動では、海外の展示会に参加したことが大きな経験になっています。2014年4月にフランスで開催されたバーチャルリアリティ展示会 「Laval Virtual 2014」、同年12月に中国で行なわれたアジア最大のデジタル映像技術の国際学会「SIGGRAPH ASIA 2014」に、ゼミとして作品を出品。現地では、何百人もの来場者を前に英語で作品の説明を行ないました。最初はとても緊張していたのですが、場数を踏むごとにうまく説明できるようになり、自信がつきました。また、他の作品に実際にふれたり、大島先生の知り合いの研究者の方から色々な話を聞くことができて知見が広がりました。インターネットで情報を得ることはできるけれど、やっぱり実際に見て触れることが重要だなと実感しました。
現在就職活動中ですが、展示会での経験を経たことで、制作部門のほか営業職などでもデバイス作りの経験が強みになるのではないかと思うようになりました。近年では、企業のなかにミクストリアリティの部門ができたり、ゲーム分野でヘッドマウントディスプレイを使用するものが出てきたりしています。そうしたところで、実際の制作経験があるからこその理解と知識をいかして、ミクストリアリティのどういった点がおもしろいかを伝える仕事ができたらと思います。
※川口さんが参加された展示会の紹介記事を下記よりご覧いただけます。
「Laval Virtual 2014」の記事はこちら
「SIGGRAPH ASIA
2014」の記事はこちら
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次回は、7月中旬に更新予定!
Instagramの広報利用について研究中の島田美奈実さん(4回生)をご紹介します。