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2016.09.30
「特殊講義~ハリウッド映画におけるCG史~」 研修レポート第4弾(ファイナル)!
映像学部では、近代ハリウッド映画において、CGがどのように発展してきたかを学ぶ授業として、「特殊講義(専門Ⅰ)ハリウッド映画におけるCG史」を開講しています。この授業では、CGそのものの発展史だけではなく、ハリウッドのCG制作会社の歴史とそこで働くクリエイターの活躍についても学ぶことを目的としています。
今年は2回生17名、3回生2名、合計19名が参加し、9月7日(水)〜9月15日(木)の期間、ロサンゼルスとラスベガスにて研修を行いました。
今回はその研修レポート第4弾(ファイナル)をお届けします! ※バックナンバーはコチラ→レポート①、レポート②、レポート③
【研修6日目】
この日は、ラスベガスの大自然、文化や伝統に触れる一日です。
まずは、ラスベガス郊外にあるレッドロックキャニオン国立保護区(Red Rock Canyon National Conservation Area)へ。ラスベガスの中心地からそれほど離れてはいませんが、カジノと娯楽の街からは想像できない程の大自然が広がっています。
赤をベースに色彩豊かな岩山とそれを横切る綺麗な断層、果てしなく続く大地に圧倒されながらも、童心に返ったようにみんなで岩登りを満喫しました。
その後は、ハリウッド映画の題材ともなっているフーバーダムへ。
ここはアリゾナ州とネバダ州の州境に位置するコロラド川のブラック狭谷にある多目的ダムで、技術、政治、歴史の面からアメリカにとって大変重要な意味を持つ建造物です。ちなみに、ダム直下のバイバス道路であるコロラドリバー橋は、日本の大林組が建設したもの。日本の技術力を改めて、偉大に誇らしく感じました。
夜のミーティングを終えて、解散!
・・・というところで!!とてもすてきなサプライズが!!
この研修中に、お誕生日を迎えた仲間のバースディーパーティーを全員が協力して企画していました。
プロとして「人を感動させること、楽しませること」を学んでいる彼らだからこそできる、心のこもったバースディ企画となりました。
お誕生日を迎えたお二人は、
「すてきな大人になります!」
「良いクリエイターになります!」
と未来に向けた誓いをしてくれました!
【研修7日目】
研修としては、とうとう最終日。
3:45に起床し、全員でグランドキャニオンへ。
これまで観て来た風景とはヒトアジもフタアジも違う、壮大で神秘的な光景に魅了され、睡眠不足も吹っ飛びました。
【PHOTO coming soon】
ホテルに戻ると夜までは、初めてのフリータイム。
限られた時間ではありますが、それぞれが最後のラスベガスを楽しんで過ごしました。
PM 21:30
北米研修、クライマックスはLe Reve(ルレーヴ)を観賞。
Le Reveはフランス語で「夢」。水上、水中、空中で行なわれるアクロバット系のショーです。
高い天井を生かし、高い位置からのダイビングや空中パフォーマンスなど華やかで力強い演技が繰り広げられます。
息を呑む迫真のパフォーマンスに一同釘付け!!
これまでの研修参加者からも「クリエイターを目指すのであれば、若いときから高いお金を払ってでも感動する経験をたくさん積むことが大切」と言い継がれていた通り、最高峰の演出に観賞後も熱が冷め切りません。
PM 23:30 ホテル帰着。
翌AM 4:00 起床。
濃密な9日間が終わり、ついに帰国へ。
壮大な北米の地で、文化や歴史、伝統と科学や最先端の技術、アイディア、そこで働く人の想いや夢から創られる最高峰のエンターテイメント。
たくさんの人との出会いを通して、様々な視点から学び得ることの多かった北米研修。
新しいセメスターが9月26日から始まりました。
異文化の中で逞しく学んだこの研修を通して、残りの大学生活はそれぞれが納得いく制作、研究をしてくれることと思います。受講生の皆さん、お疲れ様でした!
自分の限界を超えて、未来を生み出す人になろう!
*おわり*