映像学部の「自主ゼミ」を紹介します

～OGCのリーダーに聞いてみました！～

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立命館大学の「自主ゼミ」は、学生の自主的・集団的学習活動を期待し、それを援助するために1980年度から設けられている制度です。映像学部では一定期間（最低3ヶ月程度）の継続的な学習・研究計画をもち、授業で得たものを発展させながら「研究成果をまとめていく方向がある団体」を対象としており、自主ゼミとして認められた場合は印刷費の補助が受けられ、BOXはありませんが、学内教室施設を借りることが可能となります。

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そんな自主ゼミの中でも今回は映像学部ゲーム制作団体「OGC（Original Game Creation）」に取材し、「自主ゼミってどんな活動をしているのか？」という素朴な疑問に答えてもらいました！

●OGCリーダー末浪 勝己さん（2回生）に伺いました！

OGC代表の末浪さん

―活動内容を教えてください。
  4月~6月はメンバーを「グラフィッカー」「コンポーザー」「プログラマー」の３つの部門に分け、それぞれの部門に「チーフ」を配置し役職ごとに勉強会を行います。
  7月以降は班分けをして、いろんな展示会などに向けてゲームの制作、出展を行なっています。特に今年度はゲームを制作して、それをどんどん外部に出していき学内外の他団体と交流することを意識していますね。
　勉強会をしっかりと行うので、「今までゲームを作ったことがないよ」という方も参加しやすいと思います！

―2016年は具体的に団体としてどんなことをされていたんでしょうか。
　まず自分たちには圧倒的に技術・知識が足りないということで、「まず勉強会をやろう」と呼びかけました。7月に『Bit Summit』という日本最大級のインディペンデントゲームの祭典に作品を出展したのですが、そこで自分の制作したゲームを来場者にプレイしてもらえることにメンバーがとても感動したんです。そこで上がったモチベーションと発見した課題をもって8月に部門ごとにめちゃくちゃ勉強しました。各チーフからは週1で取り組み報告もしてもらい、これによって夏だけで1回生はかなり実力がつきました。そして、9月は制作。ここでできたものを10月のジャンキャリに出しました。現在は福岡ゲームコンテストGFF AWARDに向けてゲームを制作中です！

「Bit Summit」でのOGC出展の様子

―制作・出展した先にあるものはなんでしょうか？
　外部に作品を出していこうとしているのは、自分たち自身のためでもありますが、関西の学生クリエイター全体のためでもあります。自分のためだけに技術や知識を得ていると、一定のところまではすぐ伸びますが、絶対に壁にぶちあたります。もっと自分の知識や経験をアウトプットしていろんな人と共有することで、つながりがどんどん生まれて得られるものも無限に広がる。伸び続けられるんです。

　これは自身の話なのですが、1回生の頃は自分の実力を伸ばすことにばかり目が行っていて、誰かと高めあったりしてこなかった。そんな時ある企業の方とお話する機会があり、「利己的な人間の成長には限界がある。もっと実力を伸ばしたければ、利他的な人間になりなさい」と言われ衝撃を受けました。人に利益をもたらすことは、時間はかかるけど最終的に自分にも利益をもたらす。この考え方が今のOGCの組織運営にもつながっています。
　出展した場で作品を通じて交流することで、また自分の可能性が広がる。将来はその交流相手が個人だけではなく、「企業」レベルにまで発展すれば、もっと自分たちを成長させてくれる大きなチャンスをつかめるのではと考えています。

OGC普段の活動の様子

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　実は小・中・高校と野球に没頭し、ゲーム制作どころかパソコンをさわることすら滅多になかった（！）という末浪さん。彼はOGCの他にも、「connect（関西学生ゲームコンソーシアム）」という団体を創設し、ゲーム制作や交流を通じて団体同士がつながれる仕組み作りをおこなっています。

OGC公式twitter→　https://twitter.com/ogc_rits

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　このように映像学部「自主ゼミ」では学部での学びを発展させて活発に取り組みがおこなわれています。先生からのアドバイスなども受けられるため、活動にしっかりとした根拠や学術的な裏づけなどをもたせることができるという点も自主ゼミならではの利点です。
　自主ゼミの新規立ち上げや継続手続きについては、1月下旬に配布される自主ゼミ要項をご覧ください。同じ興味関心・テーマをもった学生同士で集まって新しい取り組みをはじめてみたいという方、是非応募してください！