EIZO NEWS

2025.02.19

映像学部の授業を知りたい! vol.26

vol.26「クリエイティブテクノロジー実習Ⅱ

映像学部ってどんな授業をしているのだろう?という声を耳にします。

この企画は、授業担当の先生の説明や受講生の声を通して、映像学部生が一体どんな授業を受けているのかを皆様に知っていただくための企画です。

「映像学部のことを知りたい!」と思っていただいている皆様の一助となれば幸いです。

※授業は2024年度開講のカリキュラムです。2025年度は科目名称等が変更になる場合があります。

*****第26回『クリエイティブテクノロジー実習Ⅱ』*****
第26回は『クリエイティブテクノロジー実習Ⅱ』の授業の紹介です。
授業担当の大島登志一先生に授業について聞いてみました!

Q.クリエイティブテクノロジー実習Ⅱはどんな授業ですか?
 この授業では、身体性と多感覚性を特長とするインタラクティブ映像メディア技術「バーチャルリアリティ(VR; Virtual Reality,人工現実感)」を取り上げ、広義のVRシステムを構築するための知識とスキルを習得します。VRの特長である多感覚的なフィードバック、立体映像・広視野映像による映像空間への没入性、身体性と3次元空間性を活かしたインタラクションなどに焦点を当てて課題制作に取り組み、メディアアートやエンタテインメントなど、幅広い応用領域での新しい映像体験を創作するためのクリエイティブ・テクノロジーの実践的なスキルを獲得します。

Q.この授業の特徴を教えてください!
 様々なディスプレイやユーザインタフェースとその特長を理解し、それらを活用してインタラクティブな映像コンテンツを開発するための基本的な知識とプログラミングスキルを習得します。昨今では、VRを含むインタラクティブなコンテンツやプログラム制作に便利な、いわゆるゲームエンジンと呼ばれるツール、例えばUnityやUnrealEngineといった製品が普及しています。
しかしながら、それらを使いこなすには予め用意された機能・モジュールを覚えて、道具として使いこなさなくてはなりません。言い換えれば、ゲームエンジンは、ブラックボックスになっていて、プログラマはそのスタイルに合わせる必要があります。一方で、本授業では、リッチなコンテンツのクォリティよりもプリミティブなプログラミング学習に重点をおき、ゲームエンジンの中身をC/C++でゼロから組み立てていくという逆のアプローチを重視して、プログラミングを学習します。


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それでは受講生の声を聞いてみましょう!今回は1名の学生が回答してくれました!!

★なぜこの授業を受講しようと思いましたか?

ゼロからものを創ることに魅力を感じ、VR機器を用いたプログラミングを学ぶことで創造力を磨けると思いました。難易度は高そうでしたが、大きなスキルを得られる実践的な講義だと考え、受講を決めました。


★この授業を受講して、どのような魅力を感じましたか?

実践を通じてプログラミングやCGモデリングの技術が向上し、試行錯誤を重ねる中で理解が深まる楽しさを感じました。自身が思い描いた世界観をVRで体験可能にする達成感は大きく、プログラミングの魅力を実感できました。


★この授業で学んでいることを今後どのようにいかしたいですか?

この講義を通じて創作意欲が高まり、さらにVRを活用した作品制作に取り組みたいと考えています。
プログラミングだけでなく3Dモデリングの魅力も感じたため、今後は3Dプリンターを活用し、より多様な表現に挑戦したです。


★最後に・・・

自分のやりたいことをとことん追求できる環境が整っている点が映像学部の魅力だと思います。専門的な設備やカリキュラムが充実しており、創作への意欲を最大限に発揮できます。また、その追求したいことについて同じように努力している学生や、熱意を持って指導してくれる教員が多く、互いに刺激を受けながら学べています!!


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第26回は『クリエイティブテクノロジー実習Ⅱ』でした!

「映像学部ってどんなことしているの?」という疑問が解消できていたらとても嬉しく思います。
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