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大川隆夫教授・野村良一教授 日本地域学会著作賞を受賞
2017 年10 月6 日(金)-8 日(日)に、日本地域学会、第54 回年次大会が衣笠キャンパスにて開催されました。本学会では、毎年、地域学の発展に著しく寄与し、その意義や貢献が多大である著作物を表彰しています。今年度、この著作賞(第16 回)を、経済学部の大川隆夫教授と野村良一教授ら4 名の先生が編著者を務められた書物が受賞いたしました。
書物のタイトルは、Regional Free Trade Areas and Strategic Trade Policies です。2016 年11月にSpringer 社から出版されました。大胆に中身を紹介しますと、次の通りです。国内企業保護や税収入確保の観点からは関税を課すような貿易政策を取るほうがよいのですが、消費者保護の観点から見ると、関税を撤廃して、価格を低下させる政策、つまり自由貿易協定を締結した方が良いと考えられます。本書では、いくつもの立場を考慮した上で、どのような経済環境の下では、自由貿易協定が自発的に結ばれるのか、ということについて記してあります。
編著者となられた残りの先生方も、経済学部とは縁がおありになる先生方です。多和田眞先生は、2013-15 年度に客員教授として、岡村誠先生も2013-14 年度に客員教授として、経済学部にて教鞭をとっておられました。
最後に、本書は、立命館大学の学術図書出版助成金によって出版することができました。本学の研究部に御礼申し上げます。