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緊急座談会「これからの大学での学び」を開催しました
新型コロナウィルスの蔓延により、入学早々オンライン授業となってしまった1回生。春学期の間は、同級生や先輩と直接知り合う機会も少ない中、誰かに相談したくてもできないという状況が続いているのではないかと危惧されていました。
そこで経済学部では、そうした1回生たちの声に耳を傾け、これからの大学生活に対する不安を払拭したいという思いから、秋セメスター開始まもない10月8日に緊急座談会を開催いたしました。
最初に学部長の河音琢郎先生が登壇し、「誰も経験したことのないコロナ禍の中、突如オンライン授業となって手探りで授業を進めてきたが、1回生も上回生もよくがんばってくれた」と、学生の皆さんへのご協力に感謝の意を表しました。そして、「大学とはある意味自由で、かつ能動的な場であるが、1回生の様子を見ているとまだ高校からの『学びの転換』ができていないように思う。また立命館の最大の長所のひとつに『面倒見のよさ』があるが、春学期はオンライン授業となってしまったために、ピア・ラーニングや海外留学など立命館の強みが発揮できなくなってしまっていた。これらを解決する方法を学部としても模索していきたい」と述べました。
続いて、オリタ―団団長で3回生の井狩智博さん、バトントワリング部に所属する2回生の塚原由梨香さん、オリタ―で西園寺奨学生でもある3回生の大下真優さんが登壇し、これまでどのように大学での勉強や課外活動を進めてきたかや、1回生へのアドバイスなどを、話してくれました。
井狩さんは、「もともとは1回生を支援したいという気持ちからオリタ―団に入ったが、自分自信の成長も大いにあった」と、学生生活の充実のためにオリタ―団のみならず課外活動に入ることを勧められました。
塚原さんは、「大学生になると自分で自由に使える時間が増えるが、その一方でタイムマネジメントが必要になる」として、時間を効率的に使うことが勉強と部活の両立や、自分を高めるための時間の確保につながるとのアドバイスをしてくれました。
大下さんからは、今後履修科目を選択する際には、自分の学びたいこと・将来につながりそうなことを基準にすると学修意欲を継続できる。またGPAをあげることでモチベーションを高め、様々な機会を広げることもできる」というお話がありました。そして「立命館大学に入学したからには、多くの挑戦をし、いろいろな人と交流して、ぜひともその意味を探してほしい」とのメッセージも伝えてくれました。
その後、会場ならびにZoomで参加している1回生からの質問を受け付けました。「従来の対面授業と比べ、オンライン授業ではモチベーションに変化があったか」という質問には、「確かにあったが、積極的に授業に臨んだり、環境を変えたりして、その維持に努めた」と大下さんが回答。また「履修に関する説明をもっと入手しやすく。非常時であるから、提出や申請などの期限についても柔軟な対応を」という要望には、河音学部長から「情報が不足しているところは声をあげて聞かせてほしいし、学部でも対策を考えたい」との回答があり、併せて1回生学修生活支援企画「しゃべりっつ」(10月22日より実施)についての紹介もありました。
最後に河音学部長が、1回生の抱える問題については教職員と上回生が協力し、今後も継続して解決に務めていきたいと締めくくりました。