マシンエコノミクス企画「データサイエンティストという職業」が開催されました。

2022年5月23日（月）16：20より、株式会社メンバーズ　メンバーズデータアドベンチャーカンパニーのデータサイエンティスト吉川寛様を講師に招き「データサイエンティストという職業」と題してオンライン講演会を開催しました。

 本企画は立命館大学のサークルである経済学AI研究会　マシンエコノミクスが提案し、関麻衣准教授に講演者の紹介を受けて実現しました。データのビジネス活用やデータサイエンティストという職業に関心のある参加者が集まり、会場は熱気を帯びていました。

 学生に加えて、立命館大学キャリアセンターの職員の方や立命館大学経済学部執行部教学担当の橋本貴彦教授も参加されるなど、データサイエンティストという職業への注目度の高さが伺えます。

 講演会の前半では吉川様の経歴やデータサイエンティストという職業について詳しくお話していただきました。また後半には事前に講演会参加者から募っていた質問と、講演会を聞いて新たに出てきた質問について丁寧に回答していただきました。

吉川様はデータを見てその裏で人々がどんな意思決定を行っているのか何が起きているかを想像することに強い興味を覚え、大学では経済学部に入ったそうです。

加えて、webマーケティングの仕事を経験していたこと、また、仕事上で凄いデータサイエンティストと出会ったことがきっかけでマーケティング領域でのデータサイエンティストを志したとのことです。

 データサイエンティストはデータを用いたビジネス貢献を自分なりに構築しなければならず、そこがクリエイティブでこの職業の魅力的なところであると語っておられました。 

またデータサイエンティストは理系でなければなれないというわけではなく、経済学をバックグラウンドにもつデータサイエンティストも多数活躍しており、経済学の学習に励むことはデータサイエンティストとしての強みになるとのことです。

 最後に吉川様が最も伝えたいと仰っていたことを紹介します。

 「データは社会に出た後でも学べますがサイエンス、つまり科学的思考は時間をかけないと身につきません。そして大学の教員はその科学的思考のエキスパートであるため大学は科学的思考を身に着けるうえで最高の環境です。」だからこそ「大学ではデータ以上にサイエンスを学んでください。」とのことです。

 これからの学習や進路、キャリアの方針を考える上でも大変参考になるお話を聞かせていただくことができました。

文責：経済学部　3回生　経済学AI研究会　マシンエコノミクス代表　宍戸勇斗