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07.01

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2024

京都新聞社へ会社見学に行ってきました。

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6月24日(月)の午前中に、髙野ゼミで京都新聞社へ会社見学に行ってきました。編集局を見学させていただき、パソコンを使って編集の体験をさせていただきました。また、印刷についても、鉛活字を組んで鉛版をつくり、輪転機で印刷していた時代から、感光性樹脂版になり、現在はアルミ製の刷版をゴム版に転写するオフセット印刷になっていると説明がありました。 
会社見学をさせていただき、本当にありがとうございました。

質疑応答では、(1)紙の新聞とデジタルの新聞との関係、(2)新聞の速報性、(3)事件を掲載するかどうかの判断基準、(4)記者の労働条件、(5)編集局以外の新聞社の仕事などについて質問がありました。

(1)デジタル化については、紙の新聞の発行部数は減少しているが、デジタルの会員数(無料会員も含む)は増えており、世代によって紙の新聞とデジタルの新聞の読者層に違いがあると説明がありました。

(2)新聞の速報性については、締め切り後でも印刷をストップして記事を作り直したことがあるそうです。

(3)事件を掲載するかどうかについては、警察署の動きを見ていると、経験から記事になりそうかどうか分かるようです。

(4)記者の労働条件については、2030年前に比べるとかなり改善されるようになっており、男性中心の働き方になると男性目線の紙面になってしまうため、ワークライフバランスを推し進めることで女性や生活者の視点からの紙面を作るようにしているそうです。

(5)編集局以外に、販売や広告などの仕事が新聞社にあるだけでなく、美術館で展覧会を開催したり、スポーツの大会を主催したりするなど文化事業もしていると説明がありました。

ちなみに質疑応答にお答えしていただいたのは、立命館大学経済学部の卒業生(西口清勝ゼミ)で、現在は日曜日に発行される『京都新聞ジュニアタイムズ』の編集長をされています。

新聞は、権力を監視して民主主義を守る大切な役割があります。今回、京都新聞社の会社見学をさせていただき、新聞の社会的使命と記者の仕事について、より具体的に知ることが出来ました。

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