山田桂一郎先生を大橋ゼミに招聘

10月23日(水)、「世界のトップレベルの観光ノウハウを各地に広めるカリスマ」として活躍されている山田桂一郎先生をお招きし、まちづくりや観光における諸問題のみならず、大橋ゼミ生の将来像についてお話をいただいた。 

まずゼミ生の自己紹介からスタートした。ゼミ生の出身は全国津々浦々であるが、どの出身地についても山田先生は詳細な知識をお持ちで、長年各地でお仕事をなされてきた先生の経験の深さを垣間見ることができた。

続いて質疑応答を行った。ゼミ生は、先生の著書『観光立国の正体』をあらかじめ読んでおり、それについての質問をはじめ、北陸新幹線の敦賀延伸をどう見たらよいかなどの質問がゼミ生からは寄せられた。逆に先生からは、何人来たかを示す入込客数よりいくら稼いだかこそが重要であるとか、オーバーツーリズムとよく言われているけれども本当にそうなのかなど、多くの話題について考えるべき質問を投げかけてくださった。その間、山田先生はゼミ生にも分かりやすく、かつユーモアを交えて解説してくださった。

質問コーナーが終わると、山田先生はゼミ生に自分の将来の姿について尋ねられた。5年後、10年後に自分が何をして暮らしているのかを熟考する機会になったとともに、現状の自分がいかに今後のプランに備えた大学生活を送ることができていないか痛感した。多種多様なゼミ生の人生計画に対して、先生はご自身の知見をもとに有意義なアドバイスをお話しされ、ゼミ生は興味津々に耳を傾けていました。

今回は人材育成にも精通した山田先生から直々に知識をご教示いただく貴重な機会でした。今後のゼミ活動にはもちろん、経済の様々な動向を的確に把握するための道具として活かしていく所存です。
（全員で集合写真を撮りました。前列左が山田先生）

執筆：福光慶輔