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07.19

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2021

〈佐藤ゼミ〉オンライン版:釜ヶ崎のまちスタディ・ツアーに参加しました!

 202177()に釜ヶ崎のまちスタディ・ツアーのオンライン版が佐藤隆ゼミで開催され、釜ヶ崎再生フォーラム事務局長で立命館大学経済学部のOBもある、ありむら潜さんに講演して頂きました。

 本ツアーの前半部分では、「一方の極における富の蓄積と、その対極における貧困の蓄積、とマルクスが言う場合の後者の典型地域である」(ありむら潜さん)釜ヶ崎の歴史について、現在の状況を交えながらドローン映像やグーグルマップを使って説明して頂きました。写真やマップなどを使った具体的な説明を通じて、日雇い労働者の仕事風景や昔の暴動事件など、普段の私たちの生活とはかけ離れたお話は非常に興味深いものでした。お話しの最後に、事前にゼミ生がまとめておいた、分からなかったことや疑問に思ったことを質問することによってより学びが深まりました。この講演は釜ヶ崎についてより興味を持つ非常に良い機会となりました。

 後半では、実際に釜ヶ崎で生活をしておられる方々への質疑応答へと移りました。「この地域で生活して体験したこと」「いろんな場面で感じたこと」について話していただき、最後には20歳前後である私たちに向けたアドバイスを送ってくださいました。この話の中で私が最も一番印象に残ったアドバイスは「人を裏切らないように本音で生きなさい」という言葉です。本音で生きることによって人との信頼関係が深まりこれからの生活をより有意義なものにできると考えました。この質疑応答ではこれからの生き方や自分の成長に繋がる話を聞くことができました。

 プログラム終了後、ゼミ生からは「話に聞き入ってしまった」、「釜ヶ崎に実際に行ってみたくなった」という意見があり、このプログラムで感じたことや学んだことを振り返り自己成長へと繋げていきたいと思います。


 今回の釜ヶ崎のまちスタディ・ツアーでは釜ヶ崎のあいりん地区での社会問題について学んだだけでなく、釜ヶ崎についてより興味を持つきっかけになり良い経験だったと思います。もし今回の講演に興味を持った方がいれば、ありむらさんが釜ヶ崎について描いた「Hotel New 釜ヶ崎」という漫画(サイト「まんが王国」やAmazon Kindleほかでダウンロード可)もぜひチェックしてみてください。

                      (経済学部経済学科 佐藤ゼミ3回生 市場新也 林祐次郎)

210719satozemi 1釜ヶ崎のまちスタディ・ツアー開始時のありむらさん+佐藤ゼミのメンバー」

210719satozemi 2釜ヶ崎のまちスタディ・ツアーの様子」

210719satozemi 3「ありむら潜さんのコミックス紹介の様子」

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