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02.27

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2023

ラ コリーナ近江八幡を立命館経済学会の学生が訪問 ~見学会+質問会を実施~

202328日(水)午後より、立命館経済学会の主催で、「企業見学会+質問会」と題し、経済学部生の有志11名がたねや・クラブハリエのフラッグシップ店「ラ コリーナ近江八幡」を訪問し、社屋の見学や社員の方々と懇談をしました。たねや・クラブハリエは、和洋菓子の製造販売で大変有名な企業です。今回の企画では、たねや・クラブハリエの本社がある近江八幡市を訪ね、20231月にオープンしたラ コリーナの新店舗「バームファクトリー」をツアーガイドの方と一緒に見学し、製造工程や見学通路をまわりました。その後、厚意で、社員の方々と参加の学部生とで、自然の調和や持続性を意識したたねや・クラブハリエの経営方針や具体的な取組み、「企業で働くこと」や「働きやすさとは」という論点で、質問会を実施しました。
 一般に、企業の情報は、有価証券報告書などの経営・経済データから得ることは可能です。一方で、工場などの現場を直接、訪問し、直接、対面で話を聞く、またはその場の雰囲気を確認するということは、たいへん重要な調査方法だと改めて感じました。
 今後、立命館経済学会では、会員である教員や学生・院生とこのような企業見学会の企画などを積極的に実施していく予定です。
 以下は、参加学生の感想となります。 230227taneya 5

今回の企業見学では、たねやさんの様々な活動について知ることができた。全従業員が働きやすくするための「しあわせ推進室」での育児サポートや健康サポート・短時間勤務などの制度や、土壁や天井の炭貼りなどを従業員の手で行ったりするワークショップ、プラスチック削減や廃棄されるものを減らすことなど、想像以上に多くの活動をしていることを知って驚いた。中でも女性の従業員の方々が働きやすいような環境づくりに取り組んでいる部分に興味を持った。妊婦の働き方のサポートや、育児しやすいように短時間勤務を許可していることなど、私が就活する際にはこのような女性が働きやすい環境にある企業を選択したいと感じた。また、自然を大切にしている部分にも惹かれた。プラスチック削減や捨てられるお菓子を減らすだけでなく、従業員が田植えを行ったり、土壁をぬったりと様々な部分で環境に優しい責任のある行動をしているところに感動した。今回たねやさんの見学をして、お菓子を購入するだけでは分からない部分をたくさん知ることができた。また初めての企業訪問であったため、とても勉強になった。機会があれば他の企業も見てみたいと感じた。
(宮城 千夏)

滋賀には有名なバームクーヘンがあるとは知っていたのですが、ラ コリーナに訪れたのは今回が初めてでした。初めてのラ コリーナは私が想像していたよりも規模が大きく、わくわくする場所でした。従業員さんが行ってくれたラ コリーナツアーでは、建物の壁や天井を従業員が参加して作ったということや建物一つ一つに意味が込められているということを知り、このような工夫が訪れた人を楽しく元気にさせているのだと思いました。また、会社説明を受けた際に、「たねや・クラブハリエは、店舗に来てくださるお客様がいてこそ成り立っている」と社員の皆さんが揃って仰っていました。このように、社員の皆が同じ認識を持っていることが会社を有名にしているように感じました。
(河村 彩那)

今回の企業訪問では、社員個人の考えや雰囲気が会社全体の雰囲気に繋がることをとても感じ、これから企業選択をする際、会社の雰囲気を知ることが重要なポイントであると学ぶことが出来ました。先日は貴重なお時間を割いて頂き有難うございました。クラブハリエさんのバームクーヘンが好きで以前も訪れたことはありましたが、今回の企業見学をすごく楽しみにしていました。ガイドツアーでは様々な建物の工夫やアイデアを教えて頂き、初めて知ることばかりでとても興味深かったです。特にバームクーヘンが作られている工程には職人の方の強い想いが込められていることが印象的でした。また企業説明会ではたねや・クラブハリエさんについて知れただけでなく、就職のことなどの私たちの質問にも一つ一つ丁寧に答えて頂き、沢山のことを学び吸収することができました。見学会に参加してよかったと思える有意義な時間を過ごすことができました。本当に有難うございました。
(米虫 葵)

たねやさんは滋賀県を代表するお菓子屋さんでクラブハリエはバームクーヘンがおいしいというイメージを持っていました。そんなたねや・クラブハリエさんに今回企業訪問という形で訪れることができる機会を得たので、工場見学とは違い、企業のことについて学べる良い機会だと思い参加しました。まず、工場見学を経て、素手で生地の温度調節や粘り気などを体感で覚えて作っていることや砂糖を塗る工程が手作業であることなど驚く工程がたくさんあり、見学できる施設の設計が工夫されていて見ていて楽しい施設でした。さらに、ラ コリーナ近江八幡には田んぼや草木が多く、お客さんと施設で働く従業員が自然や季節を感じるためにキャンディーファームという企業が存在することを知り、自然を感じて働ける環境に魅力を感じました。ワークショップで天井に炭を貼っていたことや土壁を塗っていたこと、地域のイベントに会社が主体的に参加していることなど地域とのふれあいがある会社であり、イベント性豊かで楽しそうな印象を持ちました。また、たねや・クラブハリエさんは女性社員が7割で出産や育児のサポートや働き方、女性社員以外へのサポートも充実しており、女性が安心して働くことができる最先端の企業だと感じました。国が掲げている女性の管理職を増加させることやSDGsの推進に大きく貢献している会社であり、自然と共存し安心できる働き方こそこれから世界が目指す働き方であると思いました。
(高木 明日香)

今回の企業訪問に参加し、ラ コリーナ近江八幡、そしてたねや・クラブハリエについて深く知ることができた。私は以前友達とこちらへ訪れたことがあったが、ツアー形式で敷地内を案内して頂くことにより、個人で来ただけでは知ることのできない、それぞれの建物に込められた意味やたねや・クラブハリエのお菓子について新たに知ることができ、初めて訪れたわけではなくとも、とても楽しむことができた。また、従業員の方々による会社説明と質疑応答の時間には、会社の雰囲気や実際に働く上で大変だったことなどリアルな声を聞くことができ、今まで漠然としていた「就職するということ」について、そして「企業」について具体的にイメージにすることができた。今回ラ コリーナ近江八幡を訪れ一番感じたことは、人と環境のつながりを大切にしているということである。広大な自然や建物中央に広がる田畑からは、季節ごとに変わりゆく植物たちの成長を見ることができ、ガラス張りの工場では、バームクーヘンの製造過程を実際に見学することができる。これらによってたねや・クラブハリエさんのお菓子への思いを訪れた人々は感じることができるのである。今回の企業訪問は、上記のようなホームページを見るだけでは分からないことを知ることのできる非常に貴重な機会であり、参加してよかったと感じている。
(梅川 夏摘)
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