2024年度
2023年度
2022年度
※学年等の情報は取材当時のものです
2024年度
国家公務員総合職
内閣府花田 駿さん
情報理工学部 4回生
「本気」に「本気」で応えてくれる、
エクステンションセンターのサポート。
幼少期から体が弱く「周囲に迷惑をかけている」と感じることが多くありましたが、幸運にも手を差し伸べてくれる温かな人たちに恵まれてきました。しかし、そうした環境が決して当たり前ではないことが分かるようになると、受けた恩を親しい人たちを含めた社会全体にお返ししたいと考えるように。格差や貧困、被災などで社会的困難を抱えた人たちの存在を知るたびにその思いは強くなり、それらの困難を解決できるようになりたいと考えて国家公務員を志望。専攻する情報理工学の知識が活かせる、技術系のデジタル区分を受験しました。
エクステンションセンターの公務員講座を受講した大きな理由は、効率的に学習を進められると思ったから。実際に受講したところ、予想以上に学習がスムーズに進み、苦労したという実感はあまりなく、「エクステンションセンターの立ててくれた計画に沿って、コツコツ進めれば大丈夫だった」という印象です。講義以外にも、官庁で働いている卒業生がエクステンションセンターに来た際には職員の方が急遽技術系の学生に声をかけてくださり、試験対策などの貴重なお話を直接聞くことができました。自分も本気で勉強に取り組んでいましたが、エクステンションセンターの方々も同じように本気で応援してくれていることを実感しました。これから受験を志す後輩の皆さんも、サポートを最大限活用するのがおすすめです。
国家公務員総合職
特許庁森 貴哉さん
薬学部 6回生
先生や職員のサポートを頼りに、
一歩を踏み出す勇気を。
「人々の役に立ちたい」という思いから薬学部に進学しましたが、将来を見据える中で、より広い視野で「日本全体の未来をより良くしたい」と考えるようになり、国家公務員を志しました。エクステンションセンターの国家公務員講座では、教養系科目に加え、私の専門である薬学分野に関する科目などを受講。それ以外にも、時事対策、論文対策、政策立案に関する講義など、試験対策から官庁訪問を見据えた講座まで幅広く学びました。公務員としての心構えや公務員の存在意義についても先生方が語ってくださったことがとても印象に残っています。
卒業後は、特許庁に入庁予定。資源が限られている日本において、科学技術の向上は必要不可欠な課題。特許制度を適切に運用することで独創的なアイデアから生み出される技術を守り、さらなる発展を促し、ひいては国民の豊かな生活に貢献できればと考えています。
エクステンションセンターは学生一人ひとりの夢や希望に寄り添い、情報提供や個別相談など細やかにサポートしてくださいます。国家公務員総合職と聞くと非常に難しい試験だと考える方もいるかもしれませんが、エクステンションセンターに長年蓄積されてきたノウハウや試験の情報をもとに適切に対策すれば十分合格をめざすことができます。一人での挑戦は行き詰まることもあるので、講座の先生方やエクステンションセンターの方をぜひ頼りにしてみてください。
地方公務員
京都市伯井 智香子さん
政策科学部 4回生
心の通ったサポートを受けて、
一歩ずつ着実に学びを進められた。
政策科学部の授業で茨木市の職員の方々からお話を伺い、市の課題や職員の働き方などに触れたことで、将来の仕事として地方公務員を意識するようになりました。そこで、法文系公務員講座を受講し、数的推理や判断推理、ミクロ経済など公務員試験に必要な科目の学習をしました。受講を決めたのは、個別相談に行った際に講師の方が丁寧に相談に乗ってくださったことや、講義後のサポートがあることを知ったからです。実際の講義でも講師の方々はとても優しく、初歩的な質問をしても理解するまでじっくりと教えてくださいました。法文系講座は学内講座なので、大学の試験期間に合わせたカリキュラムで、大学の勉強と公務員試験勉強を両立できるのも魅力に感じました。
また、エクステンションセンターにも面接対策やES添削で大変お世話になりました。面談の予約を何回でも取れるので、週に1回は予約を入れると決めて、模擬面接などを行っていました。公務員試験と並行して受けていた民間企業の最終面接で落ちてしまったときには、とても落ち込みましたが、心が落ち着くまで話を聞いていただき、励ましていただきました。私にとって講師の方々、職員の方々は、大変だと感じた時に手を差し伸べてくれる心強い存在でした。
国家公務員
国税専門官坂井 美咲さん
食マネジメント学部 4回生
講師や職員の方々の温かい支えが、
一途に夢見た試験合格につながった。
はじめは公務員になりたいという漠然とした思いしかなく、具体的な志望が定まっていなかったことから、国家総合職から地方公務員まで幅広い試験種を目指せる法文系公務員講座を受講しました。また当時は3つの学生団体、3つの課外活動、3つのアルバイトに関わって忙しかったため、移動時間が少ない学内講座であるという点が魅力的でした。いざ受講を始めると、学部の専門分野と異なる初学の科目ばかりでとても大変でした。しかし国税専門官になるという目標が決まると強い気持ちを持てるようになり、およそ10種類の専門科目にきちんと向き合い、継続的に勉強を進められるようになりました。講座では、1年間ずっとご指導いただいた講師の方の存在が心強かったです。私のことをしっかりと見守ってくださり、何度も声をかけていただいたことは、大きな支えとなりました。またエクステンションセンターに行くと迎えてくれるのは、いつも笑顔で温かい職員の方々。試験が本格化してくると不安なことも増えましたが、皆さんの励ましのおかげで、つらい時期を乗り越えることができました。私にとって学校内の家族のような存在です。
国税査察官になりたいという強い気持ちで掴み取った合格。これからは税のスペシャリストとしての使命感と責任感を持って業務に取り組み、国家の財政基盤を支えるとともに、公平公正な日本社会の実現に尽力したいと思います。
国家公務員総合職
環境省山本 歩さん
法学部 4回生
現職の国家公務員の方にお話を伺い、
受験のモチベーションが高まった。
もともと利益追求や効率性を重視する企業ではなく、公正さを重んじる公務員の仕事に魅力を感じていました。大学進学を機に地元と都会の格差を実感し、「地方の良さを残しつつ、格差を減らせないか」と思うように。より広い地域に貢献したいと考え、国家公務員を志しました。エクステンションセンターが毎年秋に実施する正課外プログラム「立命館霞塾」では、現職の国家公務員の方々からたくさんのお話を伺い、今自分が学んでいる法律や制度も、時代時代の公務員の方が国民の幸せを考え情熱をもって作りあげたものだと知りました。そのおかげで公務員講座では、法律や政策について理由や背景まで理解して学ぶことができ、自分が公務員になるという夢を具体的に描くことができました。エクステンションセンターにはさまざまな機会でお世話になりましたが、特にありがたかったのが、悩みを相談できる環境です。出願を迷っていた試験についても「どこに縁があるかわからないので、ぜひ受けてみましょう」と講師の方が背中を押してくださり、合格を手にすることができました。最終的には違う省庁への就職を決めましたが、倍率が高い試験に挑戦した経験と合格で得られた自信が、大きな財産になったと思います。
春からは環境省に入省予定です。環境という分野で、地方に住む当事者目線を忘れずに地域活性化に関わり、全ての人が安心して過ごせる社会を実現していきたいです。
国家公務員総合職
内閣府福光 翔太さん
法学部 4回生
試験合格から内定獲得まで
包括的なサポートが何より心強かった。
小学校から高校にかけて家庭の経済状況が厳しく、大学進学自体が難しかったのですが、2021年度から始まった給付奨学金制度と授業料減免制度のおかげで立命館大学に進むことができ、人生を大きく変えるきっかけをいただきました。そうした経験から、国の政策や制度で人々の人生を変えたり救ったりできるということを実感。制度の恩恵を受けた自分も、皆が希望を抱くことのできる社会づくりに尽力したいと思い、国家公務員総合職をめざしました。
国家公務員の受験準備で一番のおすすめは、1〜2回生のうちに「立命館霞塾」を受講すること。実際に官僚の方々と交流する機会を持つことができるので、行政官として求められることや行政実務の現状などを伺い、試験勉強へのモチベーションを高めることができます。そして3回生から「法文系公務員講座」で公務員試験に備えつつ、人物試験対策や官庁訪問通過に向けた支援を活用して確実に内定を獲得していくと良いでしょう。エクステンションセンターの講座は大学の授業に配慮し、綿密な学習スケジュールが立てられているので安心。「立命館霞塾」を受講したことで、エクステンションセンター特別奨励生(*)に出願し、講座受講料半額相当の給付を受けることができました。また何よりも、国家公務員試験を知り尽くしている講師の方々のおかげで、官庁訪問や試験対策について具体的な情報が得られる環境づくりができて、とても良かったと思います。
*立命館霞塾プログラムを受講し、プログラム参加要件や学業成績基準等を満たした方が出願できる区分があります(2024年度実績)。詳細は当該年度の募集要項を参照してください。
2023年度
国家公務員総合職
法務省大黒 芽生さん
文学部 4回生
目標を達成できたのは
充実した授業とサポートのおかげ。
昔から障がい者福祉への関心が強く、政策によって福祉の環境を変えていくことができる国家公務員に憧れを持つようになりました。エクステンション講座は、リーズナブルな受講料が魅力でした。他の予備校の資格講座の半分ほどの受講料で済むにもかかわらず、非常に充実したテキストとカリキュラムが用意されており、大手予備校のプロ講師に授業をしてもらえます。私が受講した法文系公務員講座は基本的にオンラインですが、1ヶ月に1回のペースでクラスセミナーという対面の授業も用意されており、先生への質問や、受講生同士の情報交換ができました。試験の直前期には、1日6時間の講義などの追い込み対策も。
実際に勉強するうえでありがたかったのは、学内講座のカリキュラムが大学の授業を考慮して組んであるところです。授業と講座の両立はもちろん、複数のアルバイトにもしっかり取り組むことができました。モチベーションが低下してしまった際はエクステンションセンターの職員の方々に励ましてもらっていました。いつも家族のように優しく寄り添ってくださったことは忘れられません。
エクテン講座で得られたものはたくさんありますが、何より第一志望である法務省から内定をいただけて本当によかったです。講座で得た法律の知識と、大学の文学部で培った人文学の見識を活かし、明るい未来を導く行政官になりたいです。
国家公務員総合職
消費者庁神谷 大樹さん
食マネジメント学部 4回生
人々の声に耳を傾け、
より消費者に寄り添った政策を。
私は現在食マネジメント学部で学んでいますが、食はとても学際的な分野で、経営・経済はもちろん、生物学や栄養学、医学など色々に関連します。私は特に消費者に焦点を当てて学びを深めました。就職に関しては食に関わる企業に就職することも考えましたが、「食を通して社会のために貢献し、日本の未来を豊かにしたい」という夢を抱いていたため、より影響力が大きいと感じた国家公務員を目指すことに。なかでも消費者庁を選んだのは、面接を受ける中で感じた「消費者が主役となって、安全で豊かに暮らすことができる社会を実現する」という強い想いに共感したためです。
講座では法文系講座を受講し、特に経済系、数的処理の講義を重点的に学びました。押さえておくべき問題や解き方のポイントを具体的に提示していただいたのはとても役立ち、本番でもバランスよく問題を解けたと思います。試験直前の追い込み方など、勉強のペース配分も学ぶことができたのでありがたかったです。また、サークルの合宿に問題集を持っていくなど、講座以外の隙間時間を活用していたことも功を奏しました。
将来は、国民の困りごとに即した政策の立案、そしてその政策を周知する積極的な広報活動を通じて、消費者が主役となって経済を支える社会づくりに貢献したいと思っています。
国家公務員総合職
文部科学省岡野 広暉さん
生命科学研究科 2回生
熱く働く技術者や研究者たちのためにも
日本を再び科学でリードできる国にしたい。
子どもの頃からものづくりが好きで技術者になることが夢でした。しかし、学部生時代に経験した企業での研究活動など、多くの技術者や研究者と出会ったことで意識が変わりました。日本には科学力が必要不可欠であり、科学技術創造立国となるための仕組みや環境づくりが急務です。そのためにも「技術者や科学者たちの力を十分に活かせるよう、国家公務員として俯瞰的に国内の科学政策に携わりたい」と考えるようになりました。エクステンションセンターでは大学院生向けに短期間で集中的に学べる、国家公務員総合技術系M0M1パックを受講。仲間たちとともに政策を考える講義を受け、政策に関する基礎知識はもちろん、行政的思考なども学ぶことができました。
大学院での研究活動と受験勉強の両立は大変でしたが、時間があるときにまとめて視聴できる映像講義が役立ちました。映像だと質問ができないと心配する方もいると思いますが、講座内では講師の方と直接話せる学習相談会が毎月設けられているので、そのときに疑問も解消できます。また、講座を通して内定者の方々、現役職員の方々とお話しできたのも刺激的でした。日々いろいろな価値観に触れることで、互いに意見を伝えあって理解する重要性も学べたと思います。文部科学省の職員として働くうえでもこのような相互理解の視点を忘れず、日本の科学力の向上に努めていきたいです。
地方公務員
大阪府河合 美奈さん
経営学部 4回生
充実した授業と手厚いサポートで、
遅めの受講でも安心して取り組めた。
当初はマーケティングを専攻していたこともあり、民間企業を志望していましたが、3回生の10月下旬に地方公務員をめざすことを決意しました。公務員志望へと転換した理由は、2回生の秋より続けていた子育て困窮家庭を支援するボランティア活動の経験から、「やはり将来は地域の方々と協力しながら、全ての人が心豊かな生活を送れるよう手助けしたい」と考えたからです。それまで公務員受験の準備を全くしていなかったため、効率よく準備できるよう予備校を探したところ、エクステンションセンターの法文系公務員講座を見つけました。4月開始の講座でしたが、11月からの受講にも対応してくださり、とてもありがたかったです。授業はオンデマンド型でアーカイブが残されていたため遡ってしっかり勉強することができ、公務員試験に必須である主要科目から順番に取り組むことができました。
法文系公務員講座は国家公務員志望だけでなく地方公務員志望者にもおすすめです。先輩の体験談から面接の対策法を学ぶことができ、また、併願先に関する話など独学では知ることが難しい情報も得られました。勉強面でも、学んだ知識は筆記試験対策に役立ちました。ほかにも、同じく11月から勉強を始めた友人に講座で出会えたことが本当に心強かったですし、講師やキャリアセンターの方になんでも相談できるという安心感もあったので、エクテン講座を受講して良かったです。
国家公務員総合職
国税庁和田 昂起さん
法学部 4回生
税の専門家として、
「正直者」が評価される社会をつくりたい。
事務系公務員試験全般を約1年間サポートしてもらえる、法文系公務員講座を受講しました。エクテン講座は時間割がうまく組まれているということもあり、公務員試験の勉強をしつつ大学の単位もしっかり取ることができ、非常にありがたかったです。また、周りは立命館大学生ばかりというのも良い環境だったと思います。ゼミ仲間も受講していたため、時ににぎやかに雑談を交わしながら、時にお互いの進捗状況を報告しながらともに取り組むことができて、精神的な支えとなりました。
エクステンション講座を受講する人におすすめなのは、職員の方々に積極的に相談に乗ってもらうこと。心配事や相談したいことを気兼ねなく聞いてもらったり、面接練習や面接カードの添削をしてもらったりと、なんでも相談すると良いと思います。自宅で勉強するのが苦手な人は、有料の自習室を借りるのもおすすめです。わたしも自分専用に自習室を借りて、いつも夜9時頃まで勉強していました。大学の授業を終えてそのまま公務員の勉強をすることができ、自然に勉強時間を確保できました。
現在は国税庁への就職が決まっています。税の専門家として、日本や国民に対して貢献していくのが夢です。正直者が馬鹿を見る社会を無くしたい。国税庁には「正直者には尊敬の的、悪徳者には畏怖の的」という言葉がありますが、それを体現できるような職員になりたいと思います。
国家公務員一般職
近畿管区警察局大西 佑果さん
情報理工学部 4回生
理系学部で学んだ知識で、
人々の「あたりまえ」を守れる公務員に。
はじめは漠然と民間企業への就職を考えていたのですが、説明会などで理系でも活躍できる技術系公務員があることを知り、興味を持つように。情報理工学部に所属しているので、公務員でありながら情報系の仕事ができることも大きなポイントでした。まだはっきりと志望進路が決まっていなかった私にとって、地方公務員から国家公務員まで幅広く対策できる点が魅力的だったエクステンション講座。技術系公務員試験の筆記試験と面接試験の対策講座を受講し、特に小論文対策が役に立ちました。文章を書くのが苦手なので受講する前は不安だったのですが、小論文の書き方や書くために必要な知識を教えてもらい、どのように書けば良いのかわかるようになりました。また私は面接も苦手で、練習をしてもうまくできずに落ち込むことが何度もありました。しかしそれも、講座の先生方に面接カードの添削や受け答えの練習を何度もしていただき、自信をもって試験に挑めるようになりました。自分の長所を自覚して自信を持って話せるようになったのは、就職活動で一番成長できた部分だと感じています。振り返ってみると、合格できた最大の理由は、面接や論文対策といった「自分に合った試験対策」ができたことでした。
内定先の警察庁では、学部で学んだ情報系の知見を活かし、人々の「あたりまえ」の日常を守ることに貢献したいと考えています。
国税庁専門官
大阪国税局西川 葵さん
食マネジメント学部 4回生
個別相談を活用し、
頼れる人がいるありがたさを実感。
人々の生活を支える仕事がしたいと考え、国家公務員を志望。なかでも国税専門官という専門職を選んだのは、幼少時から何かを深く追求した経験がないことに気づき、「まだ間に合う。一つの分野を深く追求して専門家になろう」と思ったからです。エクステンションセンターでは、法文系公務員講座を受講。先生方にはいろいろ相談に乗っていただきましたが、一番印象に残っているのは3月の試験直前期のアドバイスです。自分で決めた受験区分に「これでいいのかな」と不安になっていたとき、先生が「西川さんなら大丈夫」と背中を押してくださり、それをきっかけに腹をくくって試験勉強に集中することができました。頼れる人が周りにいる環境のありがたさを痛感する出来事でした。講座を受講される方には、受験期間中に辛くなる時期こそ、個別相談をどんどん利用することをおすすめします。アドバイスや情報だけでなく励ましの言葉もいただけるので、精神的な支えになります。
合格して無事に内定をいただいたときに、「継続して努力すれば結果に結びつく」ということを、人生で初めて実感することができました。将来は、人々の税金に関する相談に乗り、皆が適切に税金を支払えるようにサポートする仕事をしたいと考えています。仕事するなかで辛いことも起きるかもしれませんが、公務員試験で学んだこと、成長できたことを糧に乗り切っていきたいと思います。
2022年度
国家公務員総合職
国土交通省五十嵐 悠さん
理工学部環境都市工学科 4回生
強靭で使いやすいインフラを整備し、
災害で苦しむ人を減らしたい。
祖父母が農業を営んでおり、台風等の水害被害を受けて苦労している姿を見て育ちました。祖父母のように自然災害で苦しむ人を少しでも減らしたいと思い、土木を学ぶ道を選択。大学で土木インフラの整備について幅広く学ぶうちに、インフラの中でも多岐にわたる分野を扱い、多くの人に影響を与える仕事ができる国家公務員をめざしたいと思うようになりました。エクテン講座を受講した理由は、大学生活の貴重な時間を有効に使いたいと考えたからです。私はサークルや生協学生委員会など、4つの課外活動を掛け持ちしていたほか、民間就活も並行して行っていました。そのため公務員試験対策ができる時間は限られていましたが、講座を活用したことで集中して学習を進めることができました。
講座で特に役立ったのは、ゼミ形式の講義です。初めはなかなか自分の意見を言えずに、講師の先生から指摘を受けて、落ち込んだこともありましたが、根気よく続けていくうちに自分の考えを整理して発言できるようになりました。官庁訪問を終えた後、講師の先生から「五十嵐さんは変わったよ。本当に頑張ったね」と声を掛けていただいてとてもうれしかったです。他にも講師の先生やキャリアセンターの職員の方に相談に乗ってもらったり、友人と一緒に筆記試験対策の勉強をしたり、多くの人たちに支えられて、最後まで諦めずに取り組むことができました。
地方公務員
京都市中平 望友さん
理工学部環境都市工学科 4回生
個別相談で不安を解消できたからこそ、
自信を持って試験に臨めた。
地方公務員を志望したのは、公務員として働く家族や親戚が多く、幼い頃から身近な職業だと感じていたこと、また自分が暮らしている地域を支える仕事がしたいという思いからです。可能性を広げるために、国家公務員の一般職・総合職も併願しましたが、最終的には第1志望である地方公務員に合格することができました。エクテン講座を受講したのは、試験対策を独学で行うことに不安を感じていたからです。大学の講座だからこそ、気になることを気軽に質問できる環境に魅力を感じました。実際に受講してみて、一番の利点だと感じたのは、講師の先生方に個別で相談に乗ってもらえる学習相談会です。
エクテン講座の先生は、自治体ごとの出題傾向なども詳しく把握しているため、私自身の強みや弱みも踏まえながら、筆記試験や面接の対策について具体的なアドバイスをしてくださいました。個別相談を重ねる中で、不安を一つずつ解消し、自信をつけながら試験に向かって進んでいけたと思います。私は生活にメリハリをつけるため、毎日大学に来て図書館で勉強しました。地方公務員をめざす友達と情報交換をしたり、同じ講座を受けている人たちが勉強をしている姿を見て「私も頑張ろう」と刺激を受けたりして、モチベーションを高く保つことができたのも良かったと感じています。
国家公務員総合職
外務省尾澤 崚太さん
国際関係学部 4回生
講座で出会った仲間と支え合い、
夢へのモチベーションを維持できた。
多くの人に影響を与えるような“公共性”を持つ仕事、人々の生活の基盤を作るような“根幹性”のある仕事をしたいと考え、国家公務員をめざそうと決意しました。安全保障に興味があり、官庁訪問では外務省と防衛省を訪問。最終的には、仕事の幅が広く、様々な国で外交の中心的な業務に携われる点から外務省を志望しました。エクテン講座は、一般的な予備校よりも費用が抑えられる上に、大学の授業や行事にも配慮してスケジュールを組むことができる点が魅力。ポイントを押さえて効率よく学べるため、サークルや課外活動など大学生活のすべてに妥協せず全力で取り組みたい私にぴったりでした。
私が講座で得たものとして一番大きかったのは、同じ目標をもつ仲間ができたこと。迷いや不安がある時でも、クラスセミナーで仲間たちと交流することで、初心を思い出して気持ちを奮い立たすことができました。皆さんには、1・2回生の早期からエクステンションセンターを積極的に活用することをおすすめします。自分一人ではなかなか得られないような公務員試験に関する情報が手軽に手に入り、予備知識がなくても職員の方たちが丁寧に対応してくれます。自分が望む進路を実現するための最初の一歩を踏み出せる、とても良い場だと思います。
地方公務員
京都府北谷 真凜さん
政策科学部 4回生
生まれ育った地域で
社会課題の解決のために力を尽くす。
中高生の頃から、過疎化や少子高齢化、子どもの貧困や居場所づくりといった社会課題に関心があり、公務員として社会課題の解決に携わりたいと政策科学部に進学しました。ゼミで地域活性化や地域コミュニティについて学ぶ中で、地域に根差した政策を実行していく重要性を実感。地方公務員への憧れが強くなる一方で、何から勉強を始めていいのかわかりませんでした。独学では不安があったので、同じ道をめざす仲間ができればと思い、エクテン講座を受講。講座はオンラインがメインで、講義を何度も見返すことができるので、自分の決めた時間に受講、わからない分野は理解できるまで繰り返し見るなど、自分のペースで勉強することができました。
また、月1回の対面の講義では、試験勉強のスケジュールの立て方や面接対策などのアドバイスもたくさんしていただき、とても役立ちました。公務員試験対策は長期戦ですが、エクステンションセンターの先生やキャリアセンターの職員の方に個別相談や面接カード添削、面接練習をしていただいたり、同じ講座に通う仲間と励まし合ったりして、最後までモチベーションを維持することができたと思います。卒業後は私の地元でもある京都府の職員として、地域住民に寄り添いながら、京都府全体をより住みやすく魅力的な地域にできるように力を尽くしていきたいです。
国家公務員一般職
気象庁柳本 律来さん
理工学部物理科学科 4回生
大学で得た専門知識を活かし、
気象庁で地震の分野に携わりたい。
高校生の頃から将来の選択肢の一つとして民間企業だけでなく公務員も視野に入れていました。大学に入ってから理系の分野で活躍できる技術系公務員の存在を知り、本格的な勉強をスタート。エクテン講座がオンライン中心だったことは私にとても合っていました。まず過去問題を解き、わからない部分をエクテン講座のオンライン授業で学ぶ、というスタイルで理解を深めていきました。また、対面やオンラインでの相談会があり、講座の先生方がいつも親身に相談に乗ってくれました。まだ志望先が絞られていなかった時期は、具体的には質問や相談ができないことも多くありましたが、どんな些細な疑問にも丁寧に答えてくださいました。
また、私は面接に対して苦手意識があったのですが、講座の先生方に面接票の添削や面接練習をしてもらったことで、しっかりと対策をして臨めたと思います。
また独学では難しい、時事問題対策や集団討論の練習ができたことも合格につながりました。私は大学で地震について研究していたため、環境省、国土交通省、厚生労働省など、さまざまな省庁の説明会に参加した中で、自分が学んできた専門知識を最も活かせる気象庁を志望先に決めました。同じ研究室の先輩が気象庁で働いておられ、仕事についていろいろうかがうことができたことも大きかったです。みなさんも、自分の学んだことを活かせる職場に出会うために、あらゆるアンテナを張って情報を集めることをお勧めします。
国税庁専門官
大阪国税局中野 剛志さん
経営学部 4回生
講座をフルに活用し、目標の
公務員試験に集中して挑んだ
公務員として働いている兄が就職活動しているのを見て興味を持ち、民間企業より公務員として働く方が自分に合っていると考えるようになりました。なかでも国税専門官を目指したのは、税金を通して社会に貢献できる仕事だと思ったからです。この社会は集めた税金を再分配することで回っていますので、きちんと集めることで日本社会の仕組みを支えていきたいと思っています。早くから公務員を目指していたことと身近に兄という先輩もいたので、大学の授業の取り方や就職のための勉強方法を、公務員試験を前提に対策することができました。「エクステンションセンター特別奨励生」にも選ばれたので、費用的にも助かりました。
苦手だった小論文も、講座を通して書き方はもちろん、SDGsなどの頻出するキーワードについても学ぶことができました。また、過去の受験生が書いた小論文集がもらえたことで、どんな風に書けば良いのかが分かりとても参考になりました。エクステンションセンターには志を同じくする仲間が集まっています。公務員の就職活動は民間会社を受ける人たちとスケジュールが違うので、周りが内定をもらいだすとかなり気持ちが焦りますが、エクステンションセンターの講座やセミナーで知り合った友人たちと情報交換し、励まし合って学び続けることができました。