
- 01.東洋の精神——漢字文化共有母胎に
- 02.故郷・福井——城址のほとりに生家
- 03.佐々木先生——朱子の書借りて筆写
- 04.広瀬徳蔵事務所——選挙も手伝う
- 05.京阪商業——欠席中、漢詩作り送る
- 06.立命館入学——教員めざし夜間部に
- 07.教員免許試験——働きながら難関突破
- 08.中学教諭——在学のまま9月就職
- 09.文学部創設——機関誌発刊し備える
- 10.敗戦——愚かしく空しい戦争
- 11.民主化——小泉先生、不当な犠牲
- 12.初期三篇——卜辞など他説に反論
- 13.古代学——寄付金集め協会設立
- 14.論叢——新たな文字学体系化
- 15.出講——重い書籍抱え名大へ
- 16.樸社——講義案印刷、保存本に
- 17.詩経研究——講座開設控え集大成
- 18.重文審査委員——中国古銅器
- 19.一般書——研究成果、社会に問う
- 20.孔子伝——狭い書庫に籠り執筆
- 21.台湾行——故宮博物院、厚い待遇
- 22.字書三部作——10年計画
- 23.菊池寛賞——内報に一瞬とまどい
- 24.漢籍——東洋の誇るべき遺産
- 25.対談と講演——印象に残る江藤淳氏
- 26.文化功労者——思わぬ受賞支え多く
- 27.わが国——あまりに放漫な社会
- 28.文字講話——年4回芸に遊ぶ境地
- 29.遊び——学問も楽しみながら
- 30.命長くして——漢字文化願う 終