みなさまからのメッセージ

ご支援者インタビュー

立命館学園は、校友(卒業生)、企業、父母はじめ多方面の方々からご支援を得て運営しています。このページでは、学園の教育・研究充実のために、ご支援くださっている方々をご紹介します。

第9回


七條 歩(しちじょう あゆむ) 氏

七條 歩(しちじょう あゆむ)

2000年 法学部卒業  株式会社エム・システム技研 総務部長
第9回は、七條 歩様にお話を伺ってきました。

立命館入学にまつわるエピソード

Q:立命館大学法学部に入学された理由を教えてください。

七條(敬称略) 高校時代から法学部に進学したいと考えていました。その理由は2つあります。

 1つ目は小・中学生の頃の疑問です。学校の先生が言うことに対して「大人が決めたルールをなぜ守らなければいけないのか?」とよく考えていました。そこから「どうすればルールを作る人になれるのか?」と思うようになりました。
 2つ目は、企業経営者であった祖父に「法律と会計を知らないと損をする。会計は社会に出てからでも学べるが法律は学校でないと学べない」と言われていたためです。その考えに共感し、法律を学びたいと思いました。

学生生活にまつわるエピソード

Q:立命館で過ごしてよかったと感じたことは何ですか?

七條 歴史ある法学部のため、著名な先生方の講義を受けることができ、長年積み上げられた知的資産に触れることもできました。様々な経験を積み、いずれ社会に出ることを意識できた大学生活でした。そのような環境を与えてくれたのが「立命館」でした。

 4年間を振り返って印象深いことは、「素晴らしい友人達に恵まれたこと」です。彼らとは住む地域や業界も異なりますが、社会人になった今でも毎年1回は必ず会っています。試験前には彼らから勉強を教えてもらい、彼らより優秀な成績をとったこともありました(笑)。思い出話に花を咲かせ、近況について情報交換をしています。

ご卒業後のエピソード

Q:現在のお仕事について教えてください。
 
七條 現在、産業用電子機器メーカーであるエム・システム技研で、総務・人事・法務・知財・経営企画などの企業運営全般に関する業務に従事しています。具体的には、経営陣の課題解決のためのサポート、会社全体の計画、社員が円滑に業務を遂行するための環境整備などです。
 直近の大きな仕事は、京都府木津川市での新社屋建設プロジェクトの責任者として、建設計画の取りまとめ、資金調達と事業計画の策定、社内外との折衝に携わりました。

 法学部を卒業したおかげで、対外契約書の審査・作成や紛争案件対応等の法務業務、海外事業所の設立など、法律や契約等が関連する分野の仕事を任せていただいています。


Q:大阪校友会や法学部同窓会で活動されているとのことですが、
  その活動についてお聞かせください。


七條 大阪校友会では「大阪立命塾」の世話人をしています。大阪立命塾とは、経済人・企業人・文化人校友の方々をお招きし、ご講演いただくイベントです。これまで、現在、立命館大学校友会長を務められている村上健治・ダイワラクダ工業株式会社代表取締役会長、阪神淡路大震災復興の陣頭指揮を執られた北村春江・元芦屋市長などをお招きしています。

 世代間交流を促進し、若手校友がもっと校友会に参画する雰囲気を作っていきたいと思っています。私自身は、ゼミの先生が立命館OBであるご縁から校友会活動にも接点を得て、今では地域・仕事・世代を超えて「立命館」を共通項に縁がつながっています。地縁・血縁・会社(組織)縁に加えて、学校縁を通じたつながりを得られることは本当に嬉しく思います。

ご支援にかける想い

Q:校友会未来人財育成基金にご支援くださったきっかけや想いを教えてください。

七條 大阪校友会で基金への参加呼びかけを聞いたことがきっかけです。「OB・OGが少額でも継続して支援することで後輩が育ち、その後輩の成長がさらに母校を発展させる」という好循環を生み出す理念に共感しました。スマートフォンで校友会未来人財育成基金の情報サイトを見ると、1口1000円からクレジットカードで決済できると知り、やってみると本当に手間無くできました。
 さらに立命館大学への寄付は「税の優遇措置」も受けられるため、母校にとっても、また私にとってもメリットのあるものだと思いました。


Q:今の立命館や学生(後輩たち)にメッセージをお願いします。


七條 立命館は物事の筋を通し、自主性を尊重し、そして多様性を認める校風だと思います。この校風をずっと守りながら発展してもらいたいです。学生の皆さんは立命館で過ごせる機会を活かして経験を積み、様々なことに好奇心を拡げて、将来に向けて対処できる能力を身につけてください。世の中を変える人材が立命館から輩出されることを楽しみにしています。


(掲載日:2014年2月7日)

七條 歩(しちじょう あゆむ)様のインタビューを終えて