#Graduates
桂 萌乃
2022年度卒
株式会社 電通
Media
2025/03/27
仕事をする時間は人生のうちの1/3を占めると言われています。だからこそ、私は自分の好きなことや感動できるものを仕事にしたいと、ずっと考えてきました。株式会社電通に就職したのは、その思いを実現できる場所だと感じたからです。実際に働いてみると、私自身が仕事を楽しんでいるだけでなく、周囲の同僚たちも自分の仕事を心から楽しんでいることが伝わってきます。
これこそが、この会社が好きな理由であり、自分の仕事にやりがいを感じる点です。GLAの4年間で、私は自分の情熱をもって物事に取り組む力を身につけました。そのおかげで、就職活動でも、自分で限界を作らずに前向きに取り組むことができ、プロセスそのものを楽しむことができました。GLAや社会人になって素晴らしい人々に出会うことができ、今も心から感謝しています。
GLAとANUで過ごした4年間は、常に情熱と感動を追い求める日々でした。特に「Play and Playfulness」 という授業で学んだことは、今も私の人生に影響を与えています。この授業では、「遊び」という概念について哲学的な観点から考察し、哲学者がそれをどのように解釈しているかを学びました。私は、「「遊び」は、楽しさや願望に突き動かされて純粋に生まれるもの」と理解しています。また、動物が誰かに教えられたり、強制されたりしなくても、自然に行う行為も「遊び」です。
この授業を通じて、「遊び」は将来の利益を目的とするのではなく、「今、この瞬間」を楽しむために行うものであり、人生に純粋な喜びをもたらすものであることを学びました。ある哲学者は、「遊び」と将来の利益のための行動とのバランスを取ることの重要性について説いており、この考え方は、私の生き方に影響を与えました。
最後のチャンスで、ようやくデュアル・ディグリー・プログラム履修要件であるイングリッシュ・ハードルを突破できたことは、4年間の大学生活の中で忘れられない思い出です。私は、2回生からのANU科目を履修するために、TOEFL iBTスコアを1年以内に25点も上げる必要がありました。
日々のGLAの授業に加えて、毎週9時間のTOEFL対策講座に参加し、毎月2回テストを受験しましたが、スコアを伸ばすことは簡単ではありませんでした。総合点は基準をクリアしたものの、Readingスコアがあと1点足りない。そんな「あと一歩」という状況が何度も続きました。やがて期限が迫り、最後のTOEFL テストを受験しましたが、その日も基準に届かず、諦めかけました。そんな時、別の英語テストであるIELTSでEnglish Hurdleをクリアできる可能性が残っていることに気づき、私はその最後のチャンスにすべてをかけることにしました。
最初で最後のIELTSテストに挑み、ついにEnglish Hurdleを達成することができました。
大学生活はただ勉強するだけではなく、自分の興味や情熱を探求することができる貴重な時間です。私は「Play and Playfulness」などの授業を通じて、楽しさや遊びがどれほど大切であるかを再発見しました。大切なのは、将来のためだけでなく「今」を楽しむことであり、それが人生をより豊かにする鍵だと思います。だからこそ、みなさんも貴重な「今」の時間を楽しみながら、自分の好きなことを発見、追求してください!