#Students
中島 諒大
卒業校:スイス公文学園高等部
2025/03/27
僕は、中学生は日本の学校に、高校生はスイスの学校に通っていました。日本では1クラス40人以上のレクチャー型を、スイスでは少人数・参加型の授業を受け、授業のやり方で、その質がこんなにも変わるんだと実感しました。この経験をきっかけに、教育の重要性について深く考えるようになり、将来は革新的でクリエイティブな全く新しい教育プログラムを作るクリエイターになりたいという夢を持ちました。GLAは、少人数授業で海外からの留学生が7割、そして専攻を定めないリベラル・アーツ教育のため、授業に積極的に参加でき、多様な価値観を形成するために最高な環境であると思い、入学を決めました。
タイムテーブル
2024年(1回生)の春セメスターは、リベラル・アーツのいろいろな分野を選択できる利点を活かし、ジャーナリズムや哲学、生物学に日本史など、本当にさまざまな授業を履修しました。学んでいく中で、全く関係がないように見える二つの分野、例えば日本史の授業でジャーナリズムの知識が活きることがあり、分野を横断し深く学べることが、とても楽しかったです。
タイムテーブル
秋セメスターは、国際関係学や哲学など、興味がある科目はそのまま継続して履修し、他に興味がある分野の授業も積極的に履修しました。また、春学期は週の半ばに休みの日を作っていましたが、秋学期は毎日授業があるようにし、サークル活動と授業のバランスを意識しながら、科目選択をしました。
カリキュラム
Career Design 1
自分の人生や将来のキャリアに焦点をあて、キャリアの一環としての大学生時代に、どう行動するべきかを考える授業でした。まずは自分を知ることから授業が始まり、性格テストの診断結果に基づいて自分の強みをクラスメイトとシェアしたり、人生を振り返ったりしました。授業を通じて、これまでうまく言語化できなかった自分の性格を考えることができ、自分を新たに知る良い機会になりました。
Introduction to Philosophy: Values and Society
哲学の基礎的な学説を学び、その概念を応用して、日常的なことから国際的なことまで、さまざまな問題について考え、まとめのエッセイを書くという授業です。どっちも捨てがたい!というような問題について、どちらが正しい選択かを、哲学的な視点で論理的に考察しました。
笑い話ですが、例えば、バイト終わりに筋トレを頑張るのか睡眠を取るのかなどの日常生活の出来事にも学んだことを応用するようになりました。優柔不断な私にとって、日々のスケジュールを決める時に、授業の内容が役に立っています!
キャンパスライフ
精力的にサークル活動に取り組んでいます。大学には、高校の部活に似た「サークル」という学生主体の活動団体があります。その数はとても多く、いくつかのサークルを掛け持ちできるのも魅力です。
私は、二つのダンスサークル(よさこいとロックダンス)とボランティアサークルに所属しています。よさこい祭りや学園祭で踊ったり、長期休暇に伊豆諸島の地域活性化のお手伝いや山形の災害救援ボランティアに行ったりなど、日々視点を増やすことを心がけながら、サークル活動に勤しんでいます。
高校の部活とはまた違う多様な雰囲気が大学のサークルにはあり、とても気に入っています。
寮生活
OICグローバルハウスは、相部屋ではなく個室になりますが、ダイニング・リビング・多目的室といった共同スペースがあるため、寮全体は開放的な空間です。
僕は、サークル活動でほとんどの時間を外で過ごすため、寮では一人の時間を大切にしています。住んでいる人は多種多様で、私のように部屋で過ごす人もいたり、共同スペースで積極的に友達と遊んだり、食事をしている人もいます。共同スペースは、ただ交流するだけではなく、友達とともに課題に取り組むエリアにもなっていて、色々な使い方ができる場所です。