教員紹介

SUWA Eriko

諏訪 絵里子

諏訪 絵里子
所属領域
臨床心理学領域
職位
准教授
専門
臨床心理学、発達臨床心理学、遊戯療法
主な担当科目
心理アセスメント特論(心理的アセスメントに関する理論と実践)、臨床心理査定演習Ⅱ、他
おすすめの書籍
夜と霧ヴィクトール・E・フランクル(著) ヒトはなぜ戦争をするのか? アインシュタインとフロイトの往復書簡アルバート・アインシュタイン、ジークムント・フロイト(著)

現在の研究テーマ(または専門分野)について教えてください。

子どもの心理臨床を専門とし、愛着や発達障害について研究しています。子どもは環境との関係の中で発達していくため、見られる行動や特性も、その子どもだけに由来するものではなく、関わりや文脈の中で形づくられていくものだと考えています。だからこそ、子どもをどのように理解し、その理解をどのように支援につなげていくかを考えることが重要だと感じています。最近は特に、子どもを多角的にアセスメントすることでよりよい支援につなげられるよう、母子関係の質のアセスメントや発達障害のアセスメントの在り方について検討しています。アセスメントを通して子どもの理解を深め、それを実際の支援にどう活かすかという点に関心があります。

研究の社会的意義について、教えてください。

発達障害や子どもの発達に関する支援ニーズは年々高まっていますが、実際の現場では、子どもの状態をどのように理解し、どのように支援につなげるかについて悩む場面が少なくありません。アセスメントが断片的になったり、結果がそのまま支援に結びつかなかったりすることもあります。また、経験や知識があることで、私たちは「分かったつもり」になってしまうこともあります。そうした主観的な見立てに偏る危うさを自覚しながら、子どもを多面的に捉え、その理解を支援につなげていくことが重要だと考えています。本研究は、現場で活かされるアセスメントの在り方を検討し、より適切な支援の実現につなげていくことを目指しています。

この研究科でめざしたいこと、院生へメッセージをお願いします。

大学院では、自分で問題意識や目的を持ち、それを自律的に追究していく姿勢を大切にしてほしいと考えています。そのうえで、課題の解決に向けて必要な力を身につけるために、日々のトレーニングにも真剣に取り組んでほしいと思います。大変なことも多いですが、自分なりの問いを持って取り組めば、学びは楽しく、やりがいのあるものになります。私自身も、臨床と研究の両方の視点から、皆さんのそのような学びを支えていきたいと考えています。困っている人やクライエントに誠実に向き合い、支援と研究の双方に責任を持てる専門家に育っていくことを期待しています。

経歴・業績について