教員紹介

小川 明子

小川 明子 教授 OGAWA AKIKO

研究者学術情報データベース

専門分野

  • メディア論
  • メディア社会学
  • コミュニティ・メディア論

経歴

1995年名古屋大学文学部卒、東京大学大学院人文社会型研究科中退。博士(学際情報学, 2014年)。CBC中部日本放送、愛知淑徳大学現代社会学部(メディア・プロデュース学部)、名古屋大学情報学研究科を経て、2024年より現職。著書に『デジタル・ストーリーテリング:声なき想いに物語を(リベルタ出版, 2016)』、『ケアする声のメディア:ホスピタルラジオという希望(青弓社,2024)』。共著に岡田朋之編『ツーリズムの脱構築(「語り部というメディウム:当事者性の継承という視点から」(2024) 』など。Rosales, Fernández-Ardèvol, &Svensson eds., Digital Ageism (Tackling ageism in socio-technical interventions: An Actor-network analysis of Digital Storytelling workshops with care home residents, S.Wagnerと共著,2023)、 論文に「ニュース砂漠とメディアリテラシー(メディア情報リテラシー研究 4(1),2023)」「Launch of ‘hospital radio’ in Japan: Strengthening patient–staff bonding, Radio Journal, 22(1) (2024) 」など。 

立命館大学 小川明子研究室

メッセージ

2024年4月に着任いたしました。メディアと社会的包摂をテーマに、当事者とともに、デジタル・ストーリーテリングなどの簡易な映像・音声番組制作を通してエンパワリングを進める実践的な研究を進めてきました。今後は、こうした関心に加え、デジタル時代の地域ジャーナリズムをいかに持続可能、かつ参加型にしていくかについて、調査や実践を通じて研究を進めていく予定です。課題ばかりに目が向きがちな世の中ですが、さまざまな職場経験、子育てや地域活動の経験、そして失敗の経験をフルに活かして、とにかく「楽しく」、メディアやコンテンツを新しく「作り出す」ことで世の中の課題解決をしていくことをモットーにしています。文字だけでない多様なコミュニケーションが、多くの人びとにとっても可能になった現在、関心を同じくする世界の人びとと一緒に研究しませんか。