GSIA NEWS
2019.03.12
【2018年度立命館映像展のすゝめ vol.13】~番外編~ 映像展レポート②
【2月23日(土)】
<上映会場>
上映2日目です。シアター内ではリハーサルや進行チェックが入念におこなわれていました。映像展を運営する学生委員の今年のリーダーは佐藤史歩さん(実写ゼミ)。そして上映部門のリーダーは岡田あかりさん(実写ゼミ)です。二人とも円滑な進行に相当な神経を使いながら、トラブル時も冷静にテキパキと動いている姿が印象的でした。今年はとにかく全体的に『女子力』が半端ないと言われた映像展でしたが、そのパワーの原動力はなんと言ってもこのリーダーの存在だったのではないでしょうか。2日目の司会は1日目から引き続いての小西さん、そして2回生の奥津虎太郎さんです。
映像展学生委員全体リーダーの佐藤史歩さんを囲んで進行チェック(背中が佐藤さん)
<展示会場>
展示初日。今年もイオンモール様・クレオテック様・運送会社様・設営業者様など各方面からご協力をいただき、個性豊かな展示会場ができあがりました。本当にありがとうございました!開場前におこなったミーティングでは、展示会場のリーダーを務めたメディアアートの望月ゼミ南美晴さんが来場者対応についてしっかりと確認事項を説明。展示責任者であるゲームゼミの渡辺修司先生と時にロールプレイも交えながら、お客様にわかりやすく、また気持ちよく鑑賞・体験していただけるように最終調整をおこないました。いよいよ開場です!
2日目は、映像展で初の試みとなる中高生を対象とした「立命館映像展ツアーガイド」を実施しました。「映像学部を受験したい」「映像に興味があるけど、実際どんなことをやっているのか目で見てみたい」といった中高生のアツい思いや好奇心を受け止めるべく、事前予約制で企画開催しました!30分ほどの短いツアーですが、多様な学びについて望月先生が学生もその場で巻き込みながら楽しく説明しました。当日なんと静岡県からお母様と来てくれた高校生もいて、後日「学生さんはみんなそれぞれに目標を持っていて合作でゲームを作ったり、自分でアポをとったり、自主的ですごいなと思いました。」と嬉しい感想をメールでいただきました。これはまた来年の映像展でも実施したいと考えています!
上記ツアーガイドでも望月先生が非常にいい取組として紹介していた、デジタルアーカイブの古川ゼミで展示されていた吉田亮太さんの『淀川における水上の商いの仮想再現ーくらわんか舟を例にー』。歴史的建造物である寺社仏閣やお城、そして街並みを3DCGで再現することが多いこのゼミの作品の中で、くらわんか舟を使った「商い」そのものを再現されていたこの作品は、学芸員の資格も取得した吉田さんが、博物館などで小学生向けの歴史の教材に使用することを前提に、みやすさ・わかりやすさに工夫を凝らしたものとなっていました。映像学部で得た知識・技術がこんな風に実際に教材として活用できたら素敵ですね!
今年は、展示会場内の様子が外からも見られるようにセッティングされており、多くの通りすがりのご家族連れがなにやら楽しげな展示会をやっているなと興味をもって来場いただけたように感じています。小さいお子様に人気だったのは、VRの大島ゼミで展示されていた角園司さんの『School of Fish』。11月に滋賀県長浜市で開催された黒壁での展示会でもとても人気だったこの作品。手の動きによって小さいさかなの群れが動くこの作品には、多くの大人たちも癒されていました。
メディアアートの望月ゼミ星安澄さんの作品『チャリンコ・コミュニケーション CHARICO』は、キャンパス内で以前開催された望月ゼミ単独の卒業制作展では実際に展示物に乗って体験できましたが、会場の環境や来場者のことなど様々なことを考慮し、自主的に展示物を見ながらの説明という形になりました。来場者に体験いただけなかったのは残念でしたが、星さん元気に展示を説明していました!その自転車に乗って漕ぎ出すと、前の体験者が残したメッセージを聞くことができ、また自分も次の人にメッセージを残せるというモビリティ型メディアでした。
次回はいよいよ最終日のレポートです!