GSIA NEWS
2020.11.18
2020年度ジャンキャリアワード 受賞作品決定!!
当日は、株式会社クレッセント代表取締役社長・小谷 創 氏による基調講演、
イギリス・ロンドンから参加いただいた3DCGアーティスト・小川 晃 氏をはじめ、
映像業界で活躍されている6名の講師をお迎えしたキャリア講演、
講師・発表者・参加者による交流の場としてのクロージングセッション、
そして!!
31名の在学生による上映(8作品)・展示(9作品)の作品発表、研究発表(14件)
を実施し、当日は、300名もの方にご参加・ご視聴いただきました。
改めまして、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!!
そして、今年も参加者からの投票による、ジャンキャリアワードを開催し、
「上映」「展示」「プレゼンテーション」の3部門で受賞作品が決定しました!!!
【上映部門】
最優秀賞:『Snow Man』ちゃんきんの畑
制作者:ちゃんきんの畑
1回生:飯田 裕次郎、山下 諒士、山田 智之
2回生:大植 知紗登、梶川 直晃、金 重黎、古賀 啓靖、寺田 知優、
永井 哲太、中村 太星、長谷川 祐乃、平井 翔大
作品紹介:
過去の呪縛から逃れられず、自分の一切をふさぎ込んでしまったある男のもとに届いた一通のファンレターがすべてを変える。
投票者からのコメント:
*最後の語呂合わせが上手くて思わず声が出た。合成のクオリティも高くて素晴らしかった役者さんがうまいし、構成やメイクなどもうまい。
*見終わったあと、「これはアナと雪の女王?」と思ったのは私だけ?
受賞のコメント:
今回この作品を制作するにあたって、協力していただいたスタッフのみんなに心から感謝いたします。時間も制作費もない中で作品のために身を犠牲にする思いで臨んでくれました。その結果、最優秀賞という素晴らしい賞をいただくことができました。
本当にありがとうございました。
【展示部門】
最優秀賞:『Deja Vu Controller ~なんかみたことある~』
制作者:西田次郎(4回生)09クラス(通称:ゲーム制作ゼミ)所属
作品紹介:
プレイに使えるのは一見コントローラーに見えない「アレ」や「コレ」。
どこかで見たことがあるようなコントローラーでゲームをクリアしていこう!
「誰もが使い方のわかるコントローラー」を重視し開発されたミニゲーム&コントローラー集です。
投票者からのコメント:
*日用品をインターフェイスする面白さと、インターフェイスにピッタリあったゲームの設定とのマッチングがとても良いと思いました。遊びたい!
*発想力と直感的に操作がわかるのが面白いと思いました。
受賞者のコメント:
改めまして映像学部4回生の西田です。この度はこのような名誉ある賞をいただき、大変光栄です。ありがとうございます。
今回の制作では、「楽しみながらつくる」という意識が私のゲーム開発において最も重要 だと実感しました。実際にデバイスや回路の設計など、開発の際に苦労することも多々ありました。
しかし、それらの試行錯誤を繰り返していくうちに理想の形に近づけていけたので、自分にとっては非常に良い体験になったと感じています。
前年度ジャンキャリの「コンパス・アドバンス」という作品に引き続き、今年も賞をいただくことができたのは、この「楽しみながらつくる」精神を忘れずにゲーム開発に勤しめたからだと感じています。
最後になりますが、本作品を視聴し評価をしてくださった方々及び、本イベントの開催に携わっていただいた方々に御礼を申し上げます。
ありがとうございました!
【プレゼンテーション部門】
最優秀賞:『3DCGにおける印象的なライティング』
発表者:五十嵐 愛美(3回生)08クラス(通称:CGアニメーション・ゼミ)所属
投票者からのコメント
*ライティングに関して様々な研究的視点があり、説得力のある研究と思いました。プレゼンとしての完成度も高いと思います。
*ライティングやデザインについてとてもよく研究されていると思いました。PowerPointのデザインも洗練されていて、とてもよく分かりやすかったです。ライティングアーティストや、ライトコンポジットアーティストなども職種として視野に入れておくとよいかもです。これからの活躍楽しみにしています!
受賞者のコメント:
この度は最優秀作品賞を受賞しましたこと、大変嬉しく思います。発表を聞いてくださった皆さま、投票してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
そして、日々ゼミで切磋琢磨しあっているメンバーからのお祝いの言葉が何よりも身に染みました。いつも支えてくれてありがとうございます。
これからも、誰かの心に残る作品を作れるよう精進してまいります。
コロナ禍で表彰式もソーシャルディスタンスをとって、オンラインと対面のハイブリッド型で行いました。
表彰式では、ジャンキャリ運営委員会委員長の松本ヨシユキ教授から、表彰状・トロフィー・奨励記念品の授与が行われました。
今年度のジャンキャリは、新型コロナウイルスへの対処という課題を主体的に捉え、オンラインでの開催に挑戦しました。
オンラインでの発表ということで、これまでとは異なる次元で、「伝える」ということにも新たな形でチャレンジした年となりました。
そのような中で、31作品が発表されたことは、学生の皆さんの映像の持つ可能性に挑戦するという姿勢が大いに現れたことにほかなりません。
ジャンキャリアワードでは、各部門において一般参加の皆さまの琴線に触れた作品が優秀作品に選ばれました。
上映部門の「ちゃんきんの畑チーム」が制作した『Snow Man』は、テーマを表現するための映像にこだわり、VFXやCGも見応えのある作品になっていました。
展示部門の西田次郎さんの作品『Deja Vu Controller ~なんかみたことある~』は、着眼点が素晴らしく、3つとも操作してみたいコントローラーでした。
プレゼンテーション部門の五十嵐 愛美さんの『3DCGにおける印象的なライティング』は、初心者を3DCGの世界に引き込む研究となっており感心しました。
伝えたいことをいかにして伝えるか、工夫するかという点で様々に思い悩んだ学生も多かったと思いますが、出展された作品・発表内容はそれぞれに魅力があり、非常に高いレベルであったと思います。外部へ発信し、人に評価をしてもらうということにより刺激を受けた学生も多いと思います。
今後も個性的でこだわりを持った皆さんの作品制作、研究活動を大いに期待しています。
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