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研究内容・教員紹介

生物系薬学

薬効解析科学研究室

神経変性疾患の病態解明とその治療戦略の創製

神秘の小宇宙、「脳」。脳には、全身機能を調節する神経細胞とそれをサポートするグリア細胞(ミクログリアなど)、栄養を供給する脳血管が存在し、お互いが協調しながら、脳内活動を営んでいます。しかし、老化、遺伝的原因などにより脳のホメオスタシスが破綻したとき、パーキンソン病、認知症などの神経変性疾患を発症します。超少子高齢化社会を迎えた現在、老化とともに発症頻度の高まる神経変性疾患の治療薬開発は急務の課題であり、多くの製薬企業もこの分野に参人しています。残念ながら、根本的治療が期待できる特効薬はありません。薬効解析科学研究室では、動物(ラット・マウス)やヒト由来培養細胞を用いて発症メカニズムの解析から新規治療法の開発、創薬ターゲットの探索研究を行っています。また、再生能力が非常に高いプラナリア脳の神経再生研究から、脳神経ネットワークの3次元的自律的再生方法の開発を目指しています。

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