浅野 舜弥

2016年3月

浅野 舜弥

外務省 アジア大洋州局 南部アジア部

あなたにとって、
「国際関係学部」はどんな存在ですか?
私にとって国際関係学部とは、グローバルに活躍したい個人の可能性を最大限引き延ばしてくれる学部であると感じています。国際関係学部は世界各国から意識の高い学生が集い、英語を共通言語としてお互いの能力を高め合う事が出来ます。私の在学中にも多くの留学生とともに、国際政治や経済に関する知見を養うことに切磋琢磨しました。こうした交流や経験を通じ、国際的な視野や見識を身につける事が出来たため、大切な経験を与えてくれた学部であると感じています。
あなたの「今」を国際関係学部で学んだことと
関連づけて語ってください。
私は現在、外交官として国際関係学部で学んだことを活かしています。外交官は日本と外国との良好関係を築く「橋渡し」の役割を担っていると感じています。他国とより良い関係を構築する上では、多言語による交渉力や協議力が必要です。国際関係学部において、海外の学生とディスカッションを行い培った交渉能力やプレゼンテーション能力が、こうした現在の仕事にも繋がっていると考えます。特に言語だけでなく、交換留学や留学生を通じ海外の文化や思考を観察し、分析する能力を学生時代に磨けたことは、今の自分にとって大切なスキルとなっています。
あなたの「越境」体験を教えてください。
私は学生時代、カナダのブリティッシュコロンビア大学というところで交換留学を経験しました。
開発経済学や国際関係学を現地の学生と学び、討論を行いました。こうした「越境」の経験により、国際的な場で自分の立場を分かりやすく、より明確に表現する能力を身につけることが出来たと感じています。こうして培う事が出来た、海外の相手に対外発信する能力は「越境」する職業である外交官にとって非常に大切な要素であると感じており、有意義な経験であったと考えています。