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2019年9月18日(水)-19日(木)、立命館大学朱雀キャンパスにおきまして「2019年度新任教員対象FDプログラム」第2回・第3回目を開催いたしました。実参加人数は39名と盛況な研修会となりました。

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9月18日は本センターから沖裕貴先生が講師となり、「授業の到達目標の書き方」・「成績評価の方法」のレクチャー・ワークショップを行いました。さらに鳥居朋子先生が講師となり、「コース・ポートフォリオ」作成のレクチャー・ワークショップも合わせて実施いたしました。
 「授業の到達目標の書き方」では学習目標の書き方について、教育方法学の基礎知識及び実際の授業設計で用いられる知識・技法が解説され、ワークショップでは受講生はレクチャーを念頭に持ち寄ったシラバスを改良しました。「成績評価の方法」では「パフォーマンス評価」(アクティブ・ラーニング等、受講生の現実的な文脈に即した学習成果を評価する)の代表的な手法である「ルーブリック」について、受講生はその基本概念と作成方法を学んだ後、自身のシラバスに沿ってルーブリック作成の実習をしました。
 アンケートでは「到達目標が根拠と説得力を持って記述できるようになり、勉強になりました」、「この時間内だけでもルーブリックを改善できました。他の人の発表からヒントを得られたので、ありがたかったです」、「授業について振り返る貴重な時間を頂戴しました。一人では暗く悩みがちですが、他の参加者や講師の方々と一緒に考えたり共有したりすることで大いに勇気づけられました。」とありました。

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9月19日は本センターから蒲生諒太先生が講師となり「授業での技法」、薄井道正先生が講師となり「大学授業方法論」として、それぞれ講義やアクティブ・ラーニングの手法、ICTの使用方法についてのレクチャーを行いました。さらに山岡憲史先生が中心となり「マイクロティーチング」として、本センター教員がファシリテーターとなった模擬授業のグループワークを行いました。
 「授業での技法」ではmanaba+Rの使用に関する基本的な考え方や実際について、「大学授業方法論」では高大接続改革の中で変化する大学教育についてレクチャーを行いました。アンケートでは、「manaba+R の機能のほんの一部しか使えていなかったので、秋セメに向けて効率的な使い方を知ることができて大変助かりました」、「方法論の前に目的・目標、教えたい! があるというお話は原点を見つめ直すきっかけになりました」というコメントをいただきました。
 「マイクロティーチング」では山岡先生がマイクロティーチング(短時間での模擬授業)についてのレクチャーを行った上で受講生は小グループに分かれて、本センター教員をファシリテーターとしたマイクロティーチングを実施しました。ファシリテーターからのコメントはもちろん、授業についての受講生同士の意見交換が行われ、プログラム終了後も活発な議論が行われました。
 アンケートでは「マイクロティーチングは初めてしっかりと体験したので、そのこと自体が大きな収穫であったのと、自分の授業を客観視する貴重な機会になりました」、「授業について他の先生からご意見を頂ける機会は滅多にないので、今後のために大変勉強になりました 」といった受講生の方々からのコメントがありました。

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実践的FDプログラムについてはこちらをご覧ください。

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