セミナー情報
Seminar
2019年度 第3回教学実践フォーラムを1月22日(水)に開催いたします。
=======================
2019年度 第3回教学実践フォーラム
【立命館大学 教育・学修支援センター】
=======================
■テーマ
高等学校における「総合的な探究の時間」の方向性と大学教育のあり方
■目的
高等学校の次期学習指導要領において、現行の「総合的な学習の時間」に変わる
「総合的な探究の時間」が新設されるにあたり、高等学校教育がどのように変化
するかについて認識を深めるとともに、それに伴って大学入試や大学教育はどの
ように対応していくべきかの議論を深める。
■日時
2020年1月22日(水)15:00~17:00
■場所
<衣 笠> 至徳館304東・西会議室(メイン会場)
<BKC> コアステーション第4会議室
<OIC> A棟 AS368教室
<朱 雀> B01会議室
<APU> A棟第2会議室
■内容
現行の高等学校学習指導要領において、「生きる力」をはぐくみ、国際化や
情報化をはじめ社会の変化に主体的に対応できる資質や能力を育成するため
に、教科横断的な「総合的学習の時間」が設けられている。そのもとで、各
学校は地域や学校の実態等に応じて創意工夫を生かして特色ある教育活動を
展開することを求められてきた。
2018年に公示された次期学習指導要領では、予測不可能な時代を前に、自己
の在り方生き方を考えながら、よりよく課題を発見し解決していくための資
質・能力を養う目的で、「総合的学習の時間」が「総合的探究の時間」へと
変更された。これには、今回の改訂で重視される「思考力・判断力・表現力
等」の育成および「主体的・対話的で深い学び」の実現をめざし、「探究」
の見方・考え方を働かせて、生徒自らの生き方に関わるより自律的でより高
度な探究活動を促す目的がある。この趣旨に基づき、「総合的探究の時間」
は単に教科横断的な側面のみだけでなく、「各教科・科目等における見方・
考え方」を総合的・統合的に活用して、広範で複雑な事象を多様な角度から
俯瞰して捉え、実社会・実生活の課題を探究し、自己の在り方生き方を問い
続ける任務を担う基軸科目になろうとしている。
このような高等学校での大きなパラダイムシフトを前に、大学入試も従来の
決まった正答を求め教科学力を問うものから、各教科・科目等で学んだ見方
・考え方を総合的・統合的に活用して様々な角度から捉え考える力を試すも
のへの転換が求められる。また、このような高等学校の変化を受け、大学に
おいても、探究の意義や価値を理解し、「実社会や実生活と自己との関わり
から問いを見いだし、自分で課題を立て、情報 を集め、整理・分析して、
まとめ・表現できる力」を養う教育へのシフトが急務である。
今回のフォーラムでは、すべての教科指導の中心を「探究」に据えて学校教
育改革を目指す高等学校の2つの実践発表と、「探究」の精神を重視しなが
ら学生の課題解決能力を伸ばしておられる大学の実践をお聞きし、今後一層
求められる高等学校教育と大学の接続のあり方について議論を深めたい。
■登壇者
吉嶋 幸子 先生(滋賀県立草津高等学校)
中島 涼太 先生(京都市立紫野高等学校)
宮本 十至子教授(立命館大学経済学部)
■コメンテータ
蒲生 諒太 講師(立命館大学 教育開発推進機構)
■司会
山岡 憲史 教授(立命館大学 教育開発推進機構)
■申込は下記URLより
お申込みは終了しました。
■主催
教育・学修支援センター
■お問い合わせ先
立命館大学教務課(担当:阿部)
Tel : 075-465-8304
Mail: fd71cer@st.ritsumei.ac.jp