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教職員研修講座開催―「生徒指導とスクール・コンプライアンス」

2019.12.03
活動報告

この度、2019年度に発足した独立行政法人教職員支援機構(NITS)立命館大学センターとして、「生徒指導とスクール・コンプライアンス―いじめ問題への対応と学校の法的責任―」をテーマに教職員研修講座を行いました。1117日には、NITS理事長高岡信也先生にお越しいただき、ご挨拶をいただきました。

近年、いじめ問題が重大な社会問題としてクローズアップされており、学校や教育委員会の指導・支援力量、危機管理力が厳しく問われています。本講座では複雑化するいじめ問題の現状について理解を深めるとともに、「いじめ防止対策推進法」に定められた関係者・機関の法的責任について検討を行い、危機管理の観点からいじめへの組織的な対応の在り方やいじめ防止プログラムについて事例検討や演習を通して深めることができました。学校における初期対応や予防的・開発的対応の在り方、重大事態に対する第三者委員会、再調査委員会報告における指摘内容の具体化、チームとしての学校の取組とリスクマネジメントなどについて、実践につながる学びの機会となりました。

お忙しい中講師を引き受けていただきました曽我智史先生(兵庫県弁護士会)、三木憲明先生(大阪弁護士会)、池島徳大先生(兵庫教育大学)、平松義樹先生(愛媛大学)、坂田仰先生(日本女子大学)、春日井敏之先生(立命館大学)、伊田勝憲先生(立命館大学)には、改めて感謝申し上げます。なお参加者は、112日(朱雀キャンパス)は34名、17日(大阪いばらきキャンパス)は43名で盛会に開催することができました。