独立行政法人教職員支援機構(NITS)と立命館大学大学院教職研究科との連携のもと、2019年8月19日、独立行政法人教職員支援機構 立命館大学センター(NITS立命館大学センター)が開所しました。NITS立命館大学センターは近畿ブロックの拠点として「学び続ける場」を身近に提供し、地域の教育委員会と連携を図りながら、教職員研修の高度化、多様化、体系化、組織化を図り、教育の直接の担い手である教員の資質・能力の向上を目指します。また、現職教員だけではなく教職大学院の院生も研修に参加することができ、長きに渡って学校の教育力・組織力の向上に寄与できる教員養成への貢献も目指しています。
独立行政法人教職員支援機構
立命館大学センター長 春日井 敏之
2017年4月に、立命館大学大学院教職研究科(教職大学院)は開設されました。同年7月には、独立行政法人教職員支援機構と本学教職研究科との間に、教員養成の高度化と教員研修の質向上のための「連携協力に関する協定書」が締結されました。
独立行政法人教職員支援機構では、教員研修の高度化、多様化、体系化、組織化の実現に一層寄与することを目的として、全国の6つの地域ブロックに、地域センターを開設することを構想されてきました。
このたび、2019年8月、立命館大学朱雀キャンパスに、近畿ブロックの地域センターとして、「独立行政法人教職員支援機構 立命館大学センター」が開設される運びとなりました。
現在は、教員の養成・採用・研修を一体的に捉えた改革が展開され、教職大学院がそのための軸となっていくことが要請されています。 立命館大学センターでは、京都府、京都市、滋賀県、大阪府、大阪市の5つの教育委員会及び立命館一貫教育部と連携を図りながら、近畿ブロックにおける現職教員、教職大学院院生の資質・能力の更なる向上のために、教員養成、教員研修の高度化を推進していきます。
今後は、教職員支援機構との「合同セミナー」や本センターの「独自セミナー」などを開催し、私立大学である立命館大学の特色を活かしながら、既存の枠組みにとらわれない、新しい発想での教員養成、教員研修のプログラムの開発に取り組んでいきたいと考えています。