日本で初の孔子学院―立命館孔子学院は、日中双方各方面の温かいご支援とご協力のおかげで、千年古都京都に 誕生致しました。ここで、各界に対して深く敬意と感謝の念を申し上げる次第でございます。
立命館孔子学院は、学校法人立命館と北京大学の提携により共同で運営され、その使命には大きく2つあります
。
一つ目は「日本においての中国語教育の先端的地位を築くこと」です。
今、民間レベルで中国語講座が数多く展開されていますが、私たちは彼らと競争するのではなく、教育システム自体を開発し提供していく先端的な役割りを担っていくことを目指しています。
二つ目は「日中双方向交流の中心的な窓口となること」です。
21世紀の中日関係は、日本が中国から、または中国が日本からといった一方通行の関係ではなく、相互に学びあう関係しかありえないと言われています。日中両国は相互理解を促進するための努力が今以上に必要だと感じています。立命館孔子学院では、既に教職員や学生を対象にした中国文化を知るための講座を開いていますが、今後は一般の社会人にも広げていきます。
2005年11月17日には中国駐日本国特命全権大使の王毅氏に、立命館孔子学院開校記念特別講演をして頂きましたが、今後も引き続き中国の著名人・文化人・経済人をコーディネートし、立命館孔子学院主催のブランド講座として展開を図りたいと思っています。
今後、世界的に孔子学院の数は増えていくでしょう。アジア太平洋地域の中で身近なパートナーである中国と日本、そして各国の孔子学院との連携を今まで以上に強化し、立命館学園、そして立命館孔子学院の可能性を広げていきたいと思います。
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