立命館大学
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日本代表として中国に訪問した立命館大学訪中団。実際に見て感じた、中国の姿とは?
上海交通大学
上海交通大学は1896年に創立された総合大学です。理工系の伝統が強い大学ですが、同校の高等教育研究所は毎年世界研究大学ランキングを発表していることで有名です。立命館とは2001年「協力協定書」締結以来の交流があり、2004年からは学生交換が実施されています。また、2002年には上海交通大学に隣接して立命館上海オフィスも設置し、2006年1月には上海交通大学、大日本スクリーン (株)及び立命館大学において「三者間における研究等の協力に関する協定書」を締結しています。上海交通大学では、学生学術フォーラム及び両大学学生団体による学生フェスティバルを実施 しました。
 
inspection
 
上海ってどんなとこ?
     
 
 
人口1464万人、面積が0.62万平方キロ。中国中央直轄市の1つで中国最大の商工業都市であり、重要な金融センターです。19世紀頃には外国の租界が作られ、特色ある娯楽文化が発達し「魔都」と呼ばれました。当時の建築物が雰囲気ある上海の町を彩っています。
 
 
 
 
表敬訪問
 
上海交通大学校長の張氏は「上海交通大学は教育・研究だけではなく、スポーツ・学芸分野でも成果をあげている。水泳等の複数の分野では世界レベルのものもある。本日の学生交流を契機として、両大学の関係を強化するとともに日中両国間も友好な関係を築きたい」と述べました。
 
 
学生学術フォーラム
まずは、立命館大学に留学し、博士号を取得した崔香梅教授が立命館大学に対して感謝の意を表明。その後、(1)日中交流、(2)環境、(3)経済経営について討論。学生の話題提供の後、6つの分科会にわかれて討論し、その結果を報告しました。
 
   
 
 
書道展・囲碁大会
囲碁大会では両大学の学生が対戦。また、両大学の学生が書道展で交流を行いました。
 
 
 
文化交流フェスティバル
 
文化交流フェスティバル
文化交流フェスティバルは、立命館アジア太平洋大学 和太鼓サークル「楽」の演奏で幕開け。上海交通大学は、舞踊、楽器の独奏・合奏、独唱・合唱等を行いました。立命館大学からは、アカペラサークル「Clef」、バトントワリング部、ダブルダッチサークル「Dig up treasure」、邦楽部、ストリートダンスサークル「舞style」、メンネルコール(男声合唱団)等が演技や歌を披露。両大学の学生とも迫力あるパフォーマンスを繰り広げました。最後 には、参加者全員で「サライ」を合唱。約300名収容の会場は、一体感溢れる盛り上がりを見せました。
 
 
Student Voice
 
 
 
アカペラサークル 「Clef」
蟹江 奈々子 さん
蟹江 奈々子 さん
中国の学生のパフォーマンスからはもちろん、立命館大学の他団体の学生からもよい刺激を受けました。みんながステージのために一生懸命練習し、その成果とともにそれぞれの国の文 化を伝え合う。このようなことがこれほどすばらしいことなんだと、実感しました。途中いろいろなハプニングがありましたが、このような「壁」を乗り越えてきたからこそ、素晴らしい結果を生むことができたと思います。
 
 
 
 
ダブルダッチサークル 「Dig up treasure」
佐藤 琢美 さん
佐藤琢美 さん
物事を判断する際には、偏った目で物事を判断するのではなく、実際に現場を見ることが重要であるということを学びました。今回の訪中の前には中国に対して良いイメージを持っていませんでした。しかし、実際に行って現場の空気を吸い、現地で人と触れ合うことでそのイメージは変わりました。特に、同行していた中国人ジャーナリストの方や中国の学生は、言葉や取り巻く環境は違うものの、同じ世代の若者として魅力的な人たちばかりでした。マスコミの報道による漠然としたイメージに影響を受けていたことを改めて思い知らされました。
 
 
 
 
囲碁研究部
松倉 啓介 さん
松倉啓介 さん
一番刺激を受けたのは中国青年との交流です。参加当初は、「立命館大学生の代表としてなにができるか…」とプレッシャーを感じていました。しかし、囲碁交流で知り合った中国の青年と交流するうちに、自分自身は日本人、立命館大学囲碁研究部員なのだという自覚が持てるようになり、自分自身にも自信を持てるようになりました。中国の学生達は自国の文化に対して誇りを持っているように思えました。今回の訪中の囲碁交流によって囲碁の棋力について向上することができましたが、日本人として自国の文化や表現に誇りを持つことが必要なのだということを感じました。このような経験をこれからも生かしていきたいと思います。

囲碁のルールが日本と違うことも驚きました…。

 
 
Message from China
上海交通大学安泰学院の楽さんは「日本の大学生の書道を習うのに手順を踏まえ、基礎はしっかりしている。しかも、人と接しているときはいつも笑顔で礼儀正しい」とコメント。連合学院の2回生の小国さんも「日本の学生と囲碁の対戦をしたが、日本の学生は礼儀正しい」と賞賛していました。