立命館大学
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日本代表として中国に訪問した立命館大学訪中団。実際に見て感じた、中国の姿とは?
北京大学
中国を代表する北京大学とは、「北京大学-立命館大学交流デー」を実施しました。北京大学は1898年創立。中国のエリートが集う中国最高峰の総合大学です。北京大学と立命館大学とは1999年11月に「協力協定書」を締結して以来の交流があります。立命館孔子学院においても2006年4月に「業務提携協定」を締結し、北京大学から役員や教員が派遣されています。この「北京大学-立命館大学交流デー」は、学生フォーラム、研究フォーラム、両大学学生団体による交流フェスティバル、書道交流・囲碁対戦などが行われました。北京大学には、今回の交流を記念して「立命館文庫」として図書1000冊を贈呈することになっています。
 
 
表敬訪問
 
許 智宏・北京大学校長は「日中関係を良くするためには、お互いを理解するための交流が必要である。今回の交流デーを通じて、 日中関係の新たなページを開きたい」と述べました。
 
 
北京大学- 立命館大学交流デー 開幕式
この開幕式では、道上尚使・外務省在中国日本国大使館公使も挨拶。「魯迅や周恩来は若い時に日本に留学した経験を持っている。胡錦濤・国家主席も約20年前に日中青年交流を自ら実践した。中国の学生は日本を勉強し、中国のリーダーとなることを期待する。他方、立命館の学生は中国や中国語を学んで欲しい」と述べました。
温 家宝首相からも祝辞が述べられました。
 
   
 
 
学生学術フォーラム
学生約60名が(1)日中交流、(2)環境、(3)経済経営について分科会で討論しました。なお、立命館大学の協定大学(清華大学・中国人民大学・対外経済貿易大学)の学生約30名も参加しました。
 
   
 
 
書道展・囲碁大会
両大学の学生が書道と囲碁で交流。
 
   
 
 
文化交流フェスティバル
 
文化交流フェスティバル
両大学の学生団体による演奏・演技が披露されました。途中には両大学の学生によるジェスチャーゲームも行われるなど、会場は大盛況でした。
 
 
孔子学院理事会
3月14日(金)、中国・北京大学において、立命館孔子学院理事会を実施しました。周さん・立命館孔子学院院長より事業総括、報告等が行われ、引続き次年度事業計画が述べられ ました。その後の夏剛・立命館孔子学院副学院長の教学報告及び次年度計画、趙延風副学院長の教材開発報告などについて活発な議論が行われました。

この理事会には立命館側からは川口清史総長、北京大学側からは楊河副学長も参加しました。

 
 
北京大学との研究交流
まず北京大学-立命館大学交流デー開幕式の中で、児島孝之副総長が立命館グローバルイノベーション研究機構(R-GIRO)の説明を行いました。

開幕式後は、立命館大学の紹介として、シーズ発表とパネル発表を並行して行いました。シーズ発表は、ファイナンス、環境、情報・ロボット・マイクロ機械の3分野、パネル発表は文部科学省21世紀COEプログラム採択3研究拠点(放射光生命科学研究、マイクロ・ナノサイエンス・集積化システム研究、文化遺産を核とした歴史都市の防災研究拠点)及びグローバルCOEプログラム採択2拠点(日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点、「生存学」創世拠点)の5拠点の紹介を行いました。

 
 
Student Voice
 
 
 
邦楽部
大萩康喜 さん
中村哲也 さん
今回の訪中は初めての海外でしたが、日本とは違った環境や文化Programなどに触れることで日本のことを客観的に見ることができるようになりました。
また、中国の学生と交流する際に言葉の壁を感じるとともに、自分の語学力の拙さを実感しました。中国の学生はどの学生も流暢に英語を話しており、レベルの高い大学とは言え、その膨大な勉強量を感じることができました。自分自身の英語や中国語を話す能力を磨く必要性を感じました。
 
 
Message from China
 
許智宏学長は「今回の両大学の交流活動は日中関係の推進に積極的な意義がある。今回の交流に尽力した関係者に感謝したい」と述べました。