立命館大学
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日本代表として中国に訪問した立命館大学訪中団。実際に見て感じた、中国の姿とは?
北京航空航天大学
北京航空航天大学は中国で高い水準の航空・宇宙技術を担う人材育成を行う大学として清華大学、北洋大学等8大学の航空宇宙技術関連の学部・学科が統合して1952年に創立された大学です。立命館とは2005年4月に「協力協定書」を締結して以来の交流があります。北京航空航天大学においては、3月13日(木)に書道・囲碁による学生交流、学生フォーラム、そして両大学の学生団体による学生フェスティバルを行い、3月15日(土)には研究者交流を行いました。学生交流、研究交流ともに大変な歓迎ムードのなかで行われました。
 
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上海ってどんなとこ?
     
 
 
人口が1492万人、面積が1.68万平方キロ。北京市は中国の首都で全国の政治、経済、文化、交通の中心です。世界でも有名な歴史文化都市、古都のひとつです。50万年前から郊外の周口店に「北京原人」が住み、町の形成は紀元前1045年に遡ります。金、元、明、清の首都としての歴史は800年におよびます。今でも残る皇室宮殿とその周りにできた独自の町風景は見る人を惹きつけます。
北京には坂が1つもありません。東京23区の広さの市街区が真っ平らです。世界の自然・文化遺産として万里の長城、周口店北京原人、故宮、天壇など名所旧跡があります。
 
 
 
 
表敬訪問
北京航空航天大学副校長の魏志敏氏は「この交流を契機として、両大学の学生が一生の友達となれるように期待している。北京航空航天大学はバレーボールやサッカーが盛ん。今後は立命館とも交流試合ができることを楽しみにしている」と述べました。
 
   
 
 
学生学術フォーラム
学生学術フォーラムでは、(1)日中交流、(2)環境、(3)経済経営の3つの分科会で討論。その結果を全体会で報告しあいました。
 
 
 
 
書道展・囲碁大会
囲碁では両大学の学生が対戦。書道展では両大学の学生がお互いに「日中世代友好」と作品を完成させ、お互いの作品を交換しました。
 
 
 
 
チアリーダー部・吹奏楽部パフォーマンス
サブ体育館において、チアリーダー部と吹奏楽部が演技・演奏。この演技・演奏を見るために集まった北京航空航天大学の学生は約150名。迫力ある演技・演奏が観客を魅了し、会場は大変な盛り上がりを見せました。
 
 
 
文化交流フェスティバル
 
文化交流フェスティバル
両大学の学生の迫力ある演技・演奏で会場は盛り上がりました。約500名収容のホールは立ち見が出るほどの大盛況。大変な盛り上がりをみせたまま、文化交流フェスティバルは終了しました。
 
 
北京航空航天大学との研究交流
北京航空航天大学では立命館大学の研究紹介として、シーズ発表とパネル発表を並行して行いました。シーズ発表は、ファイナンス、環境、情報・ロボット・マイクロ機械の3分野、パネル発表は文部科学省21世紀COEプログラム採択3研究拠点(放射光生命科学研究、マイクロ・ナノサイエンス・集積化システム研究、文化遺産を核とした歴史都市の防災研究拠点)及びグローバルCOEプログラム採択2拠点(日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点、「生存学」創世拠点)の5拠点の紹介を行いました。
 
 
Student Voice
 
 
 
立命館大学放送局(RBC)
中村哲也 さん
中村哲也 さん
中村哲也 さん上海や北京の街の大きさ、自然の大きさ、見たこともない広い景色。中国という国のスケールの大きさに感動しました。また、中国の大学の広さにも驚きました。中国の大学には、とても大きな寮や娯楽施設があり、大学が1つの街のようでした。
聞いたところによると、農村部に住んでいる人が都市に住む権利を得るには、大学に入学するしかないそうです。中国の学生が勤勉で、何事にも一生懸命に取り組む理由がわかったような気がします。自分がいかに恵まれた環境にいるのかを実感しました。
 
 
Message from China
 
李末学長は「日中青年の交流と協力は日中関係の未来を表している。青年の交流を通じ、相互理解を促進し、日中両国国民の友好 に貢献して欲しい」と挨拶しました。