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インタビュー

モノづくりの本場で刺激 実践で学ぶIT分野

 

橋本通宏

さん(情報理工学部 生命情報学科 3回生)
IT人材育成のための実践的キャリア教育プログラム参加学生

橋本さんはこのプログラムで、どのような取り組みをされているのですか。

 私は情報理工学部の生命情報学科に在籍しています。私はその中でもバイオインフォマティクス(*)に特に興味を持ち、学んでいますがこの分野は新しい研究領域で、日本で学べるところは限られています。これは人間の構造を知るために必要な膨大なデータを分析するためにIT技術を使うというものです。日本ではまだ目新しい分野ですが、ワシントン大学を含めた、アメリカの多くの大学でこの分野の先端的な研究が既に行われています。国際的に高度なIT人材育成を目標にしている「IT人材育成のための実践的キャリア教育」では海外IT研修プログラム(→リンク)も用意されていて、私はそのうちの1つ、「ワシントン大学夏期IT研修」に参加することで自分の将来のキャリア設計や自分の専門分野の動向やアメリカでのIT産業の現場を実際に見ることが出来るのではないかと考えて参加しました。

*バイオインフォマティクスとは、生命を情報の流れとして捉え、情報解析の手法を用いることによって生命を解析する学問のこと

実際にワシントン大学に研修に行かれてみてどうでしたか。 

 まず、英語力が格段に上がりました。実際にTOEIC®のスコアを大幅に伸ばす事が出来ました。英語の実力を上げることができたのは現地で積極的な行動をとったからだと思います。私はワシントン大学でバイオインフォマティクスの研究をしている先生の研究室を個人的に訪ねました。私は実際に辞書を片手に先生の話を聞き、自分の考えを積極的に英語で表現しました。今考えるとそれが英語で書かれた論文を読む力になったと感じていますし、これからの卒業論文作成のためにも活かしていきたいです。また、最先端の研究をしている海外の教授と直接対話することで刺激を受け、研究に対する考え方も広がりました。マイクロソフトの現地法人の見学などから、実際のモノづくりのプロセスを間近でこの目で見ることができたことも、今後の自分の進路を考えるうえで大きな経験となりました。

海外研修などを通じて、自分の専門分野における実力を上げる努力をされている橋本さんですが、今後どのような目標をもたれていますか。

 将来は、地方公務員になることを目指しています。行政の中に新しい分野であるバイオインフォマティクスを取り入れている所は、現在はあまり無いと感じています。例えば医療の現場や遺伝子の分野にこの研究を取り入れ、自分の学んだ専門性を活かして新しい産官連携のモデルの構築に貢献していきたいと思っています。

取材・文李 亘(法学部2回生)
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