他に苦労した点として、わたしたちウェルジーの3人は情報理工学部に所属しているため、理系の知識だけを使って事業プランを考えるのは難しかったですね。特に、「お金をどこにどう使ったらいいか」また「何にどれぐらいお金を使えば、自分たちが期待している成果をあげることができるのか」など、あまり日常でふれることのない資金面については大変苦労しました。他にも、コンテストのプレゼンテーションまでにアンケートをとったのですが、それも後になって検討してみると、人数の面からまったく使えないということがわかるなど、試行錯誤の繰り返しでしたね。
しかし逆に、理系だからこそ有利な点も、ありました。収集したデータをどのように生かせばひとつのサービスとして成立するかなど、システム面に関してはかなりイメージしやすかったので、それがプランに反映できたことは、私たちの大きな強みになったと言えます。
■ 今回の経験を今後どのように活かしていこうと思いますか?
林 : 今回のビジネスプランコンテストで最優秀賞をいただいたことで、「やればできる」という感覚をつかむことができました。行動さえすれば、誰でも良いアイデアは浮かんでくるし、今後もそういうことに積極的に関わっていくことはとても重要だと感じましたね。今回のビジネスプランを作るにあたってお世話になった人に感謝しています。
私自身、これから大学院に進学して、今まで身につけた技術を活かす経営の方法を学んでいこうと思っています。そして、将来的には起業することも視野に入れているので、今後も多くのビジネスプランコンテストに参加して、たくさんの人の意見を聞きながら、目標に進んでいきたいと考えています。 |