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インタビュー

“健康”をキーワードに、
理系だからこそ見えたビジネスプラン

 

田邊廣一

さん(情報理工学部4回生)Wehlsyh(ウェルジー)代表[写真・左]

福井一輝

さん(情報理工学部4回生)[写真・中]

林 和希

さん(情報理工学部3回生)[写真・右]
12月7日(金)に開催された学生ベンチャーコンテスト最終選考会。
一次選考を経て勝ち残った10組がプレゼンテーションを行い、最終審査で各賞が決定しました。
その中で、生活協同組合と提携して健康をサポートする
サービスの提供を行うプラン「へルポ」を提案し、
今年度の最優秀賞を受賞した団体「Wehlsyh(ウェルジー)」のメンバー3名にお話を伺いました。

学生ベンチャーコンテストには、どのようなきっかけで参加されたのですか?

田邊 : 今年の8月、私は他大学で行われた6日間のビジネスプランコンテストの合宿に参加しました。この合宿では、初めて会う人たちとわずかな合宿期間中にひとつのビジネスプランを完成させました。行動力のある人、個性的な人が周囲にたくさんいて、良い刺激を受けましたね。そしてその後も様々な人からアドバイスや意見をもらい、自分のプランに磨きをかけていきました。そのような経験から、やはり自分の経験や知識をアウトプットしたいと強く思うようになりました。そんな思いから、同じく合宿に参加していた福井君と、ベンチャービジネスに興味を持っていた林君と3人で今回のコンテストに参加することを決めました。

今回のプラン「へルポ」は、学生があまり手間をかけず、無料で行える健康管理のサービスということですが、このプランに行き着いた経緯を、苦労した点なども含めて教えてください。

福井 : プランを考え始めた当初はたくさんのアイデアが出ましたが決め手に欠け、苦労しました。そんなときに、学生をターゲットにする「学食」というキーワードが出てきて、そのキーワードが手軽さ、便利さといった要素と結びつき、いくつか案を出していく中で「健康」というコンセプトが生まれました。そうして生まれたのが、生協の食堂で食べたメニューを携帯で送るだけで、健康に関する情報を得ることができる「へルポ」というプランです。特に一人暮らしをさせている父兄は、子供の健康状態が気になると思いますし、学生だけでなく、父兄にもその重要性が伝わるものにしたいと思いました。

 他に苦労した点として、わたしたちウェルジーの3人は情報理工学部に所属しているため、理系の知識だけを使って事業プランを考えるのは難しかったですね。特に、「お金をどこにどう使ったらいいか」また「何にどれぐらいお金を使えば、自分たちが期待している成果をあげることができるのか」など、あまり日常でふれることのない資金面については大変苦労しました。他にも、コンテストのプレゼンテーションまでにアンケートをとったのですが、それも後になって検討してみると、人数の面からまったく使えないということがわかるなど、試行錯誤の繰り返しでしたね。

 しかし逆に、理系だからこそ有利な点も、ありました。収集したデータをどのように生かせばひとつのサービスとして成立するかなど、システム面に関してはかなりイメージしやすかったので、それがプランに反映できたことは、私たちの大きな強みになったと言えます。

今回の経験を今後どのように活かしていこうと思いますか?

林 : 今回のビジネスプランコンテストで最優秀賞をいただいたことで、「やればできる」という感覚をつかむことができました。行動さえすれば、誰でも良いアイデアは浮かんでくるし、今後もそういうことに積極的に関わっていくことはとても重要だと感じましたね。今回のビジネスプランを作るにあたってお世話になった人に感謝しています。

 私自身、これから大学院に進学して、今まで身につけた技術を活かす経営の方法を学んでいこうと思っています。そして、将来的には起業することも視野に入れているので、今後も多くのビジネスプランコンテストに参加して、たくさんの人の意見を聞きながら、目標に進んでいきたいと考えています。

取材・文林 祐太(経済学部3回生)
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