プロ野球選手を夢みていたのは、本当に小さな頃からです。それこそ野球を始める前から「プロになる」というのが夢でしたね。野球は身近なスポーツでしたし、誰もが憧れる職業であったと思います。ドラフトの発表の時は、本当に指名が来るのかどうか不安もありましたが、人気球団に決まって本当に嬉しいです。今はもう不安はありません。これからが勝負だと思っています。
野球に興味をもったのは、2、3歳の頃だったと思います。少年野球をしている兄の姿に憧れたのが、野球を始めるきっかけです。小学生になると自分も野球を始め、中学では硬式クラブに入って練習をしていました。ただ、このクラブは土日だけのものだったので、実は平日はよく遊んでいました。だからこそ、野球の名門校に入った高校での1年目は本当に大変でした。毎日の練習も、その練習量も今までに経験したことがないものばかり。苦しいことを何度も経験することで、2年目以降は練習にも慣れてきたのですが、今度はピッチャーとしてマウンドに立つことが辛くなっていきました。
ピッチャーは、不調が目に見えやすいポジションです。そして、その不調が直接、ゲームにひびくポジションでもあります。それだけ責任の重いポジションを初めて経験したのは小学生の時です。その後も小中高とピッチャーを主に任されてきましたが、不調になるとずるずると不振が続いてしまうことが何度もあって、ピッチャーとしての自分に限界を感じていました。そんなこともあり、大学では外野手を希望しました。ですが、外野手と投手のポジション分けのテストを受けた時、選手時代投手だった監督がピッチャーとしての自分を大きく評価してくれました。このことが、期待を背負ってマウンドに立つ決意へとつながりました。 |