ますます立命館が好きになった
信藤敦子 立命館の歴史の重み―それを私は今回ひしひしと感じました。百年という歳月を彩って来られた方々や、その偉大さを裏打ちする物の一つ一つに、最初から最後まで圧倒されっ放しでした。日頃何気なく大学に通っている私にとって、そんな長きに渡る歴史を実感することはほとんどありません。百年という歴史の長さにあまりに遠いものを感じるのか、知らず知らずの内に遠ざけていた部分があったのだと思います。しかし今回いろいろな側面から立命館の歴史にふれてみて、私はいかにもったいないことをしていたかと気付きました。歴史を知るということは未来を築くことにもつながります。様々な時代背景の中、刻んできた歴史を目の当たりにし、私はますます立命館が好きになりました。幸い、大学には百年史編纂室など昔を知る手立てがいろんな形で用意されています。この機会にぜひ自分の通っている大学について深く知ってみては? と思います。
何かを残し、新しい歴史を作るのは私たち
佐野咲大 今回の歴史探検隊では、立命館の知られざる部分を見ることが出来たと思います。西園寺文庫や白楊荘文庫、末川文庫など普段拝見することができない古文書に触れることができたのは非常に貴重な体験でした。様々な場所を巡ったなかでも記念碑「未来を信じ、未来に生きる」という末川博の言葉には、平和の中に生きる私達に大きな重みを感じさせてくれるものです。 西園寺公望に始まった立命館の精神は、明治、大正、昭和、平成という100年の長い年月を通じて、私達学生へと受け継がれています。大学のキャンパスは、京都の衣笠キャンパス、滋賀県のBKC、そして大分のAPUと3キャンパスに広がり、新たな発展を遂げようとしています。全てはこれまでに卒業された先輩方が立命館に様々なものを残した結果です。21世紀を迎える今、今度は私達が何かを残し、立命館の新しい歴史を構築していかなければならない、そう感じた今回の歴史探検隊でした。