新任教員のご紹介
4月に新任教員として道上史絵先生(理工学部)と吉川達先生(情報理工学部)が着任されました。
お二人に着任の抱負をお聞きしました。
<道上史絵先生>
道上史絵と申します。出身は山形県鶴岡市です。関西に来たのは大学の時です。私は大学でベトナム語を専攻し、修士課程ではベトナム語の文法の研究をしていました。博士課程で日本語教育に変わりましたが、研究の対象はずっとベトナム語母語話者で、ベトナムとはもう20年以上のお付き合いになります。しかしベトナム語は難しいので、(私がまじめに勉強していないからかもしれませんが)上達をなかなか実感できません。実は、今もベトナム語の勉強を続けています。添付した写真は、通っているベトナム語教室の様子です。大人になってから外国語を学ぶことは本当に大変だと思います。ですから、留学生が日本語を一生懸命勉強してくれているのを見ると、本当に頭が下がる思いです。しかし、やはり勉強は楽しくないと続けられません。留学生の皆さんが日本を選んでくれたことに感謝をしながら、彼らが楽しみながら日本語を学べるよう、サポートできるような日本語教師でありたいと思います。
<吉川達先生>
4月に着任した吉川達と申します。前職は九州にある佐賀大学で、12年勤務していました。その前はマレーシアに5年、そのまた前は福岡に3年いて、ずっと日本語教育に携わっています。各地を転々としてきましたが、実は出身は滋賀県です。主な勤務地である「びわこ・くさつキャンパス」は、センター試験やTOEICの受験で訪れたことがありましたが、まさか自分がそこで働くことになろうとは思いもしませんでした。キャンパスから琵琶湖を挟んで対岸には当時通っていた高校があります。日本語教師になることが高校時代からの目標だったので、当時の自分が、何十年後かに琵琶湖の反対側で日本語教師として仕事をしていると聞いたら、驚いて顎が外れると思います。立命館大学の日本語教育は、これまでに所属したどの機関よりも規模が大きく、留学生数、関わる教員の数ともに桁違いです。千人単位の教育システムの運営はこれまで経験したことのないことですが、少しでも早く慣れて、他の先生と協力しながら学習者によりよい日本語教育が提供できるようにしたいと思います。馴染みのある地で日本語教育に携われることを心から嬉しく思っています。