新任教員のご紹介

2024年4月に嘱託講師として井元麻美先生、岡田有美子先生、山田千晶先生が着任されました。
3人に着任の抱負をお聞きしました。

<井元麻美先生>
4月に着任しました井元麻美と申します。高校生のときに行った短期英語留学で日本語教師と出会い、気づけば日本語教師になって15年ほど経ちました。
この約15年の間に東南アジアとインドで、海外で働く日本語教師として、また、現地のことばが分からない中、生活する「外国人」として生活してきました。特に、タイではタイ語がわからない中、近くにいた人の助けを借りて、バスに乗ったり、字が読めないのに買い物をしたりしていました。当時はとても大変で泣いたときもありましたが、今では留学生の気持ちを知るいい経験だったと思います。
この経験から、日本で一人暮らしをしながら、日本語で行われている大学の授業で勉強する留学生たちは本当にすごいと思いました。
今回ご縁があり、びわこ・くさつキャンパスと衣笠キャンパスでお世話になることになりました。立命館大学で頑張る学生たちのために、少しでも私自身が経験したことから、学生たちのことを考え、「日本で生活するときに役立つ日本語は何か」、「大学で役に立つ日本語は何か」を常に考えながら、授業を学生たちと共に作りたいと思っています。
imoto


<岡田有美子先生>
こんにちは。岡田有美子と申します。転勤族の家庭に生まれたので、兵庫→京都→東京→名古屋→横浜→千葉と住まいを移し、数十年ぶりに京都に戻ってまいりました。大学卒業以来、ほとんどの人生を日本語教師として過ごしております。最初に出会った外国人学生は東京新大久保の日本語学校の、当時は就学生と呼ばれていた学生たち。その頃は国で大学を卒業して来ていた人も多く、自分より年上の学生さんたちに舐められないようにと、少し虚勢を張っていたのを覚えています。その後もアメリカ人の高校生に「アメリカではユーモアのセンスがないと通用しないよ」と教わったり、韓国の高校で日本語を教えている韓国人の先生に、ほぼ日本語だけで行う圧巻の授業を見学させていただいたり、北方領土に住むロシア人の老婦人に自家製のお酒を振る舞っていただいたり、相撲部屋に入門し、いつか横綱になることを夢見て来日したモンゴル人の高校生の成長を見守ったり・・・。ここ立命館大学ではさて、どんな出会いが待っているのか。留学生の皆さんに最大限のサポートができるよう日々尽力していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
okada


<山田千晶先生>
2024年4月からOICに着任いたしました、山田千晶と申します。前の大学から大阪に参りまして大阪6年目です。大阪の水は性に合っている気がしております。その前は埼玉、ベトナム(北部・中部)で勤務しておりました。生まれは名古屋ですが父が関西で、名古屋弁も関西弁もどちらも中途半端です。さらに、勉強したことのある語学は当然の英語に始まり、フランス語、フィンランド語、ラテン語、ベトナム語ですが、すべて中途半端にまでもいかずあいさつも自己紹介もままなりません。専攻は言語学で、現在は日本語教育に携わっております。言語センスのある学生さんは本当にうらやましいし、語学の上達に悩む学生さんの気持ちだけは本当に本当に理解できますので、少しでも日本語学習のサポートができるよう日本語教師として日々努力しております。どうぞよろしくお願いいたします。
yamada