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鷗外と漱石-百年の邂逅(全4回)

申込締切日
各講義の2日前の23:59
定員
各回200名(初回のみ1000名 先着順となっておりますのでお早めにお申し込みください。)

受付終了しました。

講師
瀧本 和成(立命館大学文学部 教授)・深町 博史(大谷大学 文学科 助教)
講義紹介 日本近代文学史上屹立する文学者、森鷗外と夏目漱石。
彼らの軌跡を追いながら、二人がどのように生きたか、また生きようとしたかを探ります。鷗外と漱石の一生涯を追体験しながら、彼らが投げかけた問題にその後の私たちはどのように向き合ってきたのかをあらためて問い直します。
奇しくも今年は鷗外没後100年。100年を超えて、鷗外や漱石が現代を生きる私たちに何を語りかけてくれているのか、その視線や問題意識を探索しませんか。

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回数: 全4回
講師: 瀧本 和成(立命館大学文学部 教授)/ 深町 博史(大谷大学 文学科 助教)
時間: 各回10:30~12:00 ※Q&A(質疑応答)含む

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第1回 2月7日(月) 文学者としての森鷗外 <無料> 【受付終了】
講師:瀧本 和成 立命館大学文学部 教授
内容:森鷗外は、1862年島根県津和野に生まれ、東京大学医学部卒業後、陸軍省に就職。軍医官僚として、他方で文学者として生涯を送った人物です。文学者としては、1890年「舞姫」を発表し文壇にデビュー後、雑誌「柵草紙」(1891)を創刊し、坪内逍遙と没理想論争を行うなど日本近代文学成立に大きく貢献しました。この講義では、文学者としての鷗外に視点を絞り、名作を生み出した背景や創作の原動力となったものを探ります。 

第2回 2月14日(月) 夏目漱石の軌跡 -「私の個人主義」を読む   【受付終了】
講師:深町 博史 大谷大学 文学科 助教
内容:漱石が1914年11月25日に学習院で行った講演「私の個人主義」では、彼が「自己本位」という考え方(生き方)を得るまでの苦闘が明かされ、聴衆の若者に向けて「個人主義」の警句が述べられています。さほど長いものではありませんが、この講義では漱石が遺した様々なジャンルの作品も参照しつつ、この文学者がどのように時代社会と向き合ってきたのかということを考えながら鑑賞を行います。そこにはきっと108年後の現在を生きる我々にも切実な問題があるはずです。

第3回 2月21日(月) 軍医官僚としての森鷗外 【受付終了】
講師:瀧本 和成 立命館大学文学部 教授
内容:森鷗外は、軍医官僚として日清・日露戦争に従軍し、朝鮮半島及び中国、台湾に赴いています。1907年には陸軍軍医総監、陸軍省医務局長に就任しています。また、陸軍省退職後は、1917年に帝室博物館総長兼図書頭となり、1922年逝去するまで勤めました。この講義では、医学者・軍人・博物館(美術館)館長としてどのような活動をしたのか、その半生を追いながら、100年を経たいま、現代社会が抱える問題や私たちの生き方について考えます。

第4回 2月28日(月) 夏目漱石の晩年 -「明暗」を読む 【受付終了】
講師:深町 博史 大谷大学 文学科 助教
内容:小説『明暗』は、作者である夏目漱石がその連載中に没したことで未完に終わってしまいました。一般に「濃密な人間ドラマの中にエゴイズムのゆくすえを描いて、日本近代小説の最高峰となった」(新潮文庫)などと評されますが、漱石が最晩年に提唱したという「則天去私」とも関わる難解な側面もあります。この講義では、作品を精緻に分析することで作品の主題を明らかにし、彼が到達した文学的境地に迫ります。そのうえで、漱石作品を現代において読み直すことの意味を考えます。

対象 どなたでもお申込みいただけます。
開講期間/開講日 2022年2月7日(月)~2月28日(月) 毎週月曜日
受講料 1回 1,500円(※第1回無料)

受付終了しました。

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