RITSUMEIKAN 立命館大学



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▼▼EVENT(スポーツ/学芸)▼▼

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【1】[@京都][有料][申込不要]
アメリカンフットボール部「関西学生アメリカンフットボールリーグ」近畿大学戦

今季は1部8チームがA・Bの2ブロックに分かれ、総当たりで対戦。各ブロックの同順位チームが対戦し、最終順位を決めます。上位3校が甲子園ボウル出場をかけた西日本代表校決定トーナメントに進みます。
1戦1戦大切に戦う選手たちへの応援をお願いします。

[日 時]10月16日(土)15:00~
[場 所]たけびしスタジアム京都(京都市右京区西京極新明町29)
[入場料]前売1,300円 当日1,500円
※有観客での開催に向けて、現在調整中です。最新情報については、公式サイトをご確認ください。


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【2】[@宮城(テレビ放送)][無料][申込不要]
女子陸上競技部「第39回全日本大学女子駅伝対校選手権大会(杜の都駅伝)」

6区間38.1kmで競います。チーム一丸となり、日本一奪還に挑む彼女たちに熱い応援をお願いします。

[日 時]10月31日(日)12:10~
[場 所]スタート:弘進ゴムアスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)
               フィニッシュ:仙台市役所前市民広場
[その他]今大会は、新型コロナウイルス感染症対策のため、当日のスタート・フィニッシュ地点・各中継所・コース沿線での応援はお控えいただき、テレビなどでの観戦をお願いします。
日本テレビ系全国生中継12:00~14:35

詳細はコチラ≫


▼▼輝く学生インタビュー▼▼

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 第183回 輝く学生インタビュー
                 「モルック」ってスポーツ、知ってますか?
                                      Morits(oは「¨」付き) 立命館OICモルックサークル
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。今回ご紹介するのは、Morits 立命館OICモルックサークル代表の小林澪二さん(政策科学部3回生・滋賀県出身)と広報部の日高咲さん(経営学部1回生・宮崎県出身)です。この数年、認知度を徐々に高めている話題のスポーツ「モルック」に取り組むお二人にお話を伺いました。
小林澪二さん
日高咲さん

Q. Morits 立命館OICモルックサークル(以下、モリッツ)について教えてください。
小林さん:モリッツは「モルック」というスポーツに取り組むサークルです。2020年9月から活動を始め、今年9月に学友会登録団体に登録しました。現在は、3回生7名、2回生2名、1回生25名の34名が所属、主に大阪の公園などを中心に活動しています。モルックと立命館を掛け合わせて、サークル名はモリッツにしました。
モルックは、フィンランド・カレリア地方の伝統的なゲーム「キイッカ」から生まれたスポーツです。プレーヤーは、3.5m先に置いた1~12の数字が書かれた木製のピン(スキットル)を木製の棒(モルック)を投げて倒します。1本だけ倒れた場合は、ピンの数字が得点となります。一方、2本以上倒れるとピンの数字に関係なく倒れた本数が点数となります。個人またはチーム戦(1チーム2~4名)があり、交互に投擲し、先に得点が50点になった方が勝利となります。もし50点を超えてしまった場合は、25点に得点が戻されて、再度50点を目指すことになります。

日高さん:ボウリングに似ていますが、木の棒を投げるので、空中で回転させながらピンに当てたり、転がしながら倒したりします。ボールと異なり、投げた棒の動きが不規則なため、実力に加えて、運の要素も勝敗に大きく関わります。
また、どのピンを倒して得点を積み重ねていくか考えることはもちろん、相手が狙うピンをこちらが倒して50点にならないように邪魔したりするなど、投擲の技術に加えて、戦術も重要です。YouTubeには数え切れないほどのモルックの試合動画があります。「自分だったら、どのピンを狙うかな?」などと考えながら視聴し、戦術を分析したり、イメージトレーニングをすることもあります。
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左上から、スキットル・モルッカーリモルックを投げる位置を示すために置く)・モルック棒

Q. モリッツを創部した経緯、入部したきっかけについて教えてください。
小林さん:もともとお笑いが好きで、何気なくSNSを見ていたところ、さらば青春の光・森田哲矢さんがモルックに挑戦されている動画を見つけました。「面白そう。自分もやってみたい」と、その日にモルックのセット一式を注文しました(笑)。その後、友人に声をかけて、モルックを楽しむなかで、サークル活動として取り組みたいと思い、モリッツを立ち上げました。

日高さん:大学で新しいことに挑戦したいと思っていたところ、入学後モリッツの先輩に声をかけていただき、実際にモルックを体験しました。最初は「新しいスポーツで面白そう。先輩たちも優しくて話しやすい雰囲気だから入ろう」と思って入部したのですが、ルールや戦術を理解するにつれて、「モルック」がどんどん好きになっていきました。
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Q. サークル内での役割について教えてください。
小林さん:代表として、全体のとりまとめをしています。練習場所や大会の運営に加えて、この9月から学友会登録団体となったこともあり、学生オフィスとのやり取りや申請書類の作成など担当しています。もともとは数名で始まったサークルも今や30名を超えましたので、これからサークル内の役割分担を整理して、運営が上手く回るようにしていきたいと考えています。

日高さん:私はサークル内の広報部として、Instagramの運営を担当しています。SNSのなかでも特にInstagramは、大学生にとって情報収集のために欠かせないツールなので、モリッツでも活用して発信に力を入れています。
写真を投稿する際には、和気あいあいとしたサークルの雰囲気が伝わるような集合写真や集中して投擲する選手など、バリエーション豊かな写真を投稿するように心がけています。
また、投稿文は、整えて読みやすくするなど、フォローしてくださっている方が読みやすいキャプションにするよう工夫しています。
そして、大会の写真を掲載する際には、主催者の方々への御礼の言葉も添えるなど、改めて感謝の気持ちを伝えています。

Q. 一番印象に残っている大会について教えてください。

小林さん:2020年11月、第1回モルック九州大会で99チーム中2位になったことです。昨年開催された大会のなかでも有数の規模で、全国から300名程度のモルッカー(モルックをする方)が集まりました。
初めて出場した大会でまさかの2位、自分たちでも本当に驚きました。賞品として、段ボール3箱のサツマイモをいただきましたが、持って帰れないほどの量だったので、宅配便で自宅に送りました(笑)。
この大会を通して、数多くのモルッカーと出会うことができました。優勝した東京のチームの方々に声をかけていただき、大会の次の日も観光そっちのけで一緒にモルックをしました。その後も、大会中に知り合った方々と関西で練習したりと、交流を深めています。
今振り返ると、初出場だったこともあり、「失うものは何もない。ガンガン攻めていこう」という気持ちでプレーすることができ、運も味方につけることができたと思います。その一方で、最近は「全国で2位になったモリッツ」と、注目されるようになったこともあり、プレッシャーを感じているところもあります。また、モルックの技術が向上して戦術の選択肢が増えて、迷いが生じているためか、その後の大会では、なかなか思うような成績を残すことができていません。今後は、安定して成績を残せるように技術・メンタル面、どちらも向上させていきたいと思います。
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日高さん:7月3日(土)、龍谷大学・和歌山大学と立命館大学の新人戦があり、緊張しつつもワクワクしながら、大会に初めて出場しました。16チーム中、予選を2位で通過しましたが、残念ながら準決勝で敗退しました。予選2位になったときは満足していたのですが、負けず嫌いな性格のため準決勝で敗退した時は、本当に悔しかったです(笑)。
モルックの大会は、いつもアットホームな雰囲気があって、敵・味方関係なく、良いプレーがでると褒め合います。また、先輩たちも「頑張れ!」「ナイスプレー」と応援してくださったり、負けた時は一緒に悔しがってくださったりして、本当に楽しみながらプレーすることができました。私はこの雰囲気が大好きです。改めてモリッツに入ってよかったと思った大会でした。
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Q. お二人にとって「モルック」とは何ですか?

小林さん:成長の機会を与えてくれるものです。代表としてサークルをまとめる、自分たちで大会を企画して運営する、全国のモルッカーと出会い、様々な年齢層の方々と一緒に練習をするなかで、コミュニケーション能力や相手を思いやる気持ちの大切さを学ぶことができました。また、チーム戦では、自分がどのような役割を担えば勝てるのか、どういう声掛けをすれば雰囲気が良くなるのか、色々なことを考えながらプレーしています。このような経験は、今後の人生に必ず役立つと考えています。
この夏からインターンに応募するなど、就職活動を始めました。「モルックを通してどのようなことを学んだのか」「この経験をどのように活かすことができるのか」を考えながら、就職活動に励んでいます。

日高さん:「繋がり」をもたらしてくれるものです。宮崎県出身で一人も知り合いがいないなかで入学、その後もオンライン授業でなかなか友達もできず、正直不安でした。しかし、モルックを通して、先輩や同回生、そして他大学や全国のモルッカーと知り合うことができました。また、公園で練習をしていると全く知らない方々から「なんていうスポーツ?」「面白そうだね」と声をかけられ、一緒に投げて楽しんだり、そこから雑談が生まれたりして、人との「繋がり」を感じることができます。「木の棒1本で出会いが広がる」ところが、自分にとってモルックの魅力だと感じています。

Q. 今後の展望について教えてください。

小林さん:モルックの普及に努めたいと思います。私は他の方と比べて視野が狭いという障がいがありますが、モルックは他の球技などとは異なり、ルールさえ理解すれば、身体の不利があっても、年齢や性別が違っても平等に楽しむことができるスポーツです。モルックに出会うことができ、私自身本当に救われたと思っています。他の大学に先駆けて創部したモルックサークルでもあるので、立命館大学の学生はもちろん、地域の方々や他大学の学生に興味を持ってもらえるように、大会や体験会など通して貢献していきたいと思っています。
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関西学生交流大会を主催したり、様々な大会に出場

日高さん:モルックを始めて、まだ数カ月なので、しっかりと技術を磨いていきたいと思います。例えば、手のひらを地面に向けた状態で棒を持って、バックスピンをかけながら投げる「バック」という技があります。バックスピンをかけることで、狙ったピンに当たったあと、その場に投げた棒が止まり、他のピンまで巻き込んで一緒に倒れないような投擲ができます。しっかりと練習でコツをつかんで、試合で使えるようにしていきたいと思います。
また、新しいサークルではありますが、すでに先輩たちが他大学や全国のモルッカーとのネットワークを築いてくださっています。この交流を絶やさないように、そしてもっと広げていけるように頑張っていきたいと思います。
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実は私も小林さんと同様SNSで見つけ、以前から気になっていたモルック。普段使用されている道具を用いながらルールや様々な投げ方などを丁寧に説明してくださいました。「誰でも楽しめるシンプルさ」と「戦略性や技術的な要素」を両立するモルックの奥深さに触れることができました。


モリッツ 立命館OICモルックサークル
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▼▼編集後記▼▼

今回は、クリナップ株式会社所属・レスリング選手の皆川博恵さん(経済学部2010年卒・京都府出身)をご紹介します。全日本選抜選手権8連覇、そして、東京2020オリンピックのレスリング女子76キロ級では5位入賞を果たされました。これまでの取り組み、そして今後の展望についてお話を伺いました。
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レスリング経験者の父親が立命館宇治高等学校の体育教員であったこともあり、幼い頃からレスリングを始めました。4歳上の兄は厳しい練習を課せられていましたが、私自身はレスリングの練習をさせられた記憶は全くなく、自主性を大切にしてもらっていたように思います。そもそも、強制されても言うことを聞かなかったのかもしれません(笑)。
私は重量級のなかでは小柄です。同じ階級の海外選手は手足が長く、力も強いため、相手が有利な面もあります。その一方で、相手からみると私は小さくて戦いにくいところもあるようです。「個人の特徴が長所になる」「それぞれに合った戦い方を追求できること」が、レスリングの面白さだと思います。

今回初めてオリンピックに出場することができました。同じ階級の浜口京子さんには一度も勝つことができず悔しい思いをしたこともありましたし、2016年のリオオリンピックは怪我の影響もあって、代表に選ばれず、引退も考えました。それでも、子どもの頃からの夢「オリンピック出場」を叶えたい、そして何よりも「レスリングが好き」という思いがあったからこそ、ここまで頑張ることができたと思います。
東京2020オリンピックでは、3位決定戦で敗れ、5位でした。私は結果が全てだと考えているので、メダルが獲れなかったことは、本当に悔しかったです。また、周りの方々からの期待に応えることができなかったという、申し訳ない気持ちもありました。しかし、そのような時に皆さまから多くの温かい言葉をかけていただいて、嬉しかったですし、本当に励まされました。

「毎日一生懸命やりきること」を大切にしています。オリンピックに向けて厳しい練習に取り組むことはもちろん、ヨガ・メンタルトレーニング・女子相撲部への出稽古など、新しいこともどんどん取り入れながら準備を進めてきました。「やり残したことが何もない」というところまでやりきっての結果だったと思います。

現役を続けるのかどうか、まだ決めていません。オリンピック前は「もうこんなにきつい練習は二度としない」と思っていたのですが、やっぱり終わってみると刺激が足りません(笑)。家でエアロバイクを漕いだりして、少しずつ体を動かし始めています。自分の気持ちに素直に、やりたいと思えば続けようと思います。
また、海外での指導や普及活動にも興味があります。海外には身体能力の高い選手が数多くいます。そういった選手たちが子どもの頃から日本人選手のような技術を身につけることができれば、さらに強くなると思います。レスリングが根付いていない地域も世界には数多くあります。まだ具体的には決まっていませんが、何かしらのかたちでレスリングには関わり続けたいと考えています。

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東京2020オリンピックに向けて、味の素ナショナルトレーニングセンターで練習に取り組んできた皆川さん。施設内のトレーニングルームで、セーリング女子470級日本代表・吉岡美帆選手(経済学部2014年卒)をよく見かけたそうです。お話する機会はなかったそうですが、日本代表の選手名鑑を見ている時に「立命館大学出身の人がいる」と目に入ったのが、吉岡さんだったとのこと。「立命館の繋がりを感じることができた」と笑顔で話されて、私たちも誇らしく、嬉しい気持ちになりました。

(立命館CLUB事務局)


▼▼第214号読者プレゼント▼▼

今回は、「立命館オリジナル ブランケット」3名様にプレゼントします。
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プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:10/18(月)>

【パソコンの方はコチラ】

【携帯電話の方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第213号読プレ当選発表▼
多数のご応募ありがとうございました。213号の読者プレゼント(フェイスタオル2枚セット)の当選者発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

・KuroShibaさん(群馬県)・T.N.さん(三重県)・まさむねさん(大阪府)

次回のご応募もお待ちしています。

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次回配信予定は10月22日(金)です。お楽しみに。
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