RITSUMEIKAN 立命館大学



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▼▼EVENT(スポーツ/学芸)▼▼

 【1】[@京都][有料][申込不要]
     男声合唱団メンネルコール 第52回明立交歓演奏会 

 立命館大学メンネルコールと明治大学グリークラブは、約半世紀
 にわたる交流を一度も途切らせることなく続けています。男声合
 唱ならではの力強く深みのあるハーモニーを心ゆくまでお楽しみ
 ください。

 [日 程]6月30日(日)14:30開演(14:00開場)
 [開 場]八幡市文化センター 大ホール
 [入場料]一般500円(全席自由)

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 【2】[@滋賀][無料][要事前申込]
    国際協力団体IROHA 「Share The World」 

 国際協力団体IROHAはカンボジアの教育支援と自立支援をしてい
 る団体です。設立資金の半分を支援してカンボジアに公立中学校
 「IROHA SCHOOL」を建て、現在その運営にも携わっています。

 6月29日(土)は、カンボジアと縁のあるシンガーソングライタ
 ー・森源太さんをゲストに迎え、カンボジアの現状とIROHAの活
 動を紹介します。

 [日 程]6月29日(土)13:00?17:00
 [会 場]びわこ・くさつキャンパス セントラルアーク1階 
 [入場料]無料
 [申込方法]下記URLよりお申込みください。
  https://ssl.form-mailer.jp/fms/3c0ca4e3248609

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 その他のスポーツ・スケジュールはコチラ≫
 https://www.ritsumei.ac.jp/event-sports/sports/schedule.html/

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▼▼輝く学生インタビュー▼▼

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 第16回 輝く学生インタビュー
 「生涯現役 ?珠算にゴールはない?」
 立命館大学珠算部 部長 河野翔太さん(経営学部4回生)
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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている
 学生や団体を紹介していきます。

 今回ご紹介するのは、立命館大学珠算部部長の河野翔太(こうの
 しょうた)さんです。

 昨年10月に開催された「平成24年度全日本通信珠算競技大会」
 において、珠算部は団体総合競技(一般の部)で5年ぶり13回
 目の日本一という快挙を成し遂げました。
 また、個人としても河野さんが「第8回西日本珠算競技大会」で
 個人総合競技に優勝するなど輝かしい成績を残しています。

 現在、部長として珠算部を引っ張っている河野さんにインタビュ
 ーしてきました。


インタビューに応じてくれた河野さん

 Q:そろばんを始めたきっかけを教えてください。

 叔父と叔母が珠算教室を開いていたこともあり、両親から薦めら
 れて始めました。5歳の頃でした。
 初めは、数字や文字に親しみ、そろばんの使い方を覚えるという
 ものでした。その後、テキストを使ってそろばんを覚えていきま
 した。
 テキストをこなしていくうちに計算できる桁数が増えていくこと
 が楽しくなっていました。
 ある程度そろばんを覚えると検定試験を受けるのですが、合格す
 るとそろばんに「○級合格」というシールを貼ってもらえること
 が喜びでした。

 そろばんを始めて8ヶ月ほど経過したとき、初めて大会に出場し
 ました。検定とは違う雰囲気を感じ、賞状やトロフィーを貰って
 いる先輩を見ていると、「自分も先輩のように賞を取りたい!」
 と思うようになりました。
 初めての遠征は、広島県の因島でした。そろばんをしていると
 「全国各地に行けるんじゃないか」と思いました。

 Q:大切にしているそろばんはありますか?

 小学1年生で、そろばん検定1級に合格した時に、両親から買っ
 てもらった初めてのワンタッチそろばん(*)です。定価が約8万
 円という高価なもので、これまで以上に珠算を頑張ろうという気
 持ちになりました。
 今でも、このそろばんを使用しています。そろばんに汗が落ちて
 珠の滑りが悪くなることもあるのですが、修理をしながら愛用し
 ています。そろばんケースには、タイマーや鉛筆など必要なもの
 全てが入るようになっているのも便利です。

 (*)ワンタッチそろばん…そろばん上部にボタンがついており、
   ボタン1つでご破算が可能なタイプのそろばんのこと。

 Q:立命館大学に進学を決めた理由を教えてください。

 10歳ほど年上の従姉が立命館大学珠算部に所属していたことも
 あり、小さい頃から珠算部について楽しそうな話を聞いていたの
 で、入りたいと思っていました。
 その後、実際に、学生オフィスの方が高校に来てくださり、話を
 聞いたことが決め手となりました。

 Q:珠算部について教えてください。

 珠算部は創立20年が経過している伝統ある部です。現在は、男
 性7名、女性6名の計13名の部員がいます。部員の大半が最高
 の10段を保有しており、部室では競いながら練習を行っていま
 す。
 ちなみに、10段に合格するには、短い制限時間の中でほぼ10
 0%の正解率を出すことが求められます。また、短時間で6桁×
 6桁のような大きな計算をするため、計算のスピードはもちろん、
 スピーディーかつ丁寧に答えを書くことも必要です。


珠算部 部室の様子
ホワイトボードには、今後の大会の予定がびっしりと書き込まれています!

 Q:珠算の大会について教えてください。
 
 大会によって多少種目が違いますが、掛け算・割り算・みとり算・
 伝票算などを行います。個人競技は各種目の総得点で順位を決め、
 団体競技は団体戦にエントリーした各個人の競技得点の総計によ
 って順位を決定します。この他、種目別競技として、フラッシュ
 暗算(*)や読上算・読上暗算もあります。

 1問につき10秒もかけられないので、答えを書く時間さえもっ
 たいない状況で、常に、書きながら次の計算をしています。試合
 中は、そろばんの珠を弾く音よりも鉛筆で答えを書いている音の
 方が大きいです。そろばんを使ってよい問題でも、珠算式暗算と
 いう「そろばんの珠をイメージ」して計算する方法が早いので、
 ほとんど暗算で計算しています。
 読上算の場合、問題は何千兆という桁もあり、答えは「京」まで
 いきます。

 (*)フラッシュ暗算…コンピュータの画面にフラッシュ式で表示
   される数字の問題を、珠算式暗算を用いて計算するもの。

 Q:大会に臨むうえで大切なことは何ですか?

 珠算で大切なことは2つあります。第1に日々の練習量です。多
 いときは、毎日2時間程度の練習をします。そうした練習量は確
 実に成績に反映されてくると思います。ただ、大会で練習の成果
 をそのまま出すことは難しいことです。どれだけ練習しても、必
 ず結果に結びつくものではありません。なぜなら、満点が当たり
 前の珠算ではプレッシャーが大きいためです。そこで第2に大切
 なのが、精神力です。本番のプレッシャーに負けず、いかに成績
 を残せるかという勝負です。精神力をどのように鍛えるべきか悩
 んでいますが、僕は多くの大会に出ることで精神力が鍛えられて
 いるように感じます。

 Q:河野さんにとって、珠算の魅力は何ですか?

 僕は「珠算にゴールはない」と思っています。個人で日本一をと
 ったとしても満足はしません。「ゴールがないからこそ、いつま
 でも珠算を続けることができ、成長し続けられるのだ」と思いま
 す。

 また、年代が違う多くの方と出会えることも魅力のひとつです。
 大会で出会う方は、珠算をやっていないと決して出会うことがな
 かった方々ばかりです。同じ「珠算」に熱中しているというのは
 1つの「縁」だと思います。昔は勝つことだけを目的に大会に出
 場していました。今では新しい珠算仲間と出会えることも大会に
 出場する楽しみになっています。

 みんな同じようにそろばんを弾いているように見えるのですが、
 実は人によって解き方や鉛筆の持ち方が違います。たとえば、桁
 数が大きくなると一度に計算できないため、分割して計算します。
 その際、僕は6桁×5桁から計算していますが、人によってプロ
 セスが異なります。また、そろばんで弾く場合にも省略の仕方は
 人それぞれです。そういうことを知っていくのも面白いですね。

 Q:珠算をしているからこその癖はありますか?

 数字を見ると、何でも珠に置き換わってしまうことです。頭の中
 にそろばんがあって、数字として捕らえるのではなく珠として捕
 らえている感覚です。フラッシュ暗算をするときも、そんな風に
 珠に置き換わっているのですぐに計算できます。

 高校は商業科だったのですが、電卓を使う授業では叩くふりをし
 ていました。また、電卓を打つ前に答えがわかってしまうので、
 答えを打つだけということもありました。

 (記事の最後にフラッシュ暗算を実践してもらった動画があります。)

 Q:部長として、何か苦労されていることはありますか?

 珠算部に対する「個人の思いがバラバラである」と感じています。
 珠算の団体戦は、個人の成績を合計して勝敗が決定します。つま
 り、団体戦といっても個人の意識が強くなってしまいがちです。
 大会のときだけ珠算部として臨んで勝っても意味がないと思いま
 す。日々の練習から珠算部としての意識を持ち、大会で勝つこと
 が重要だと思っています。そのためにも個人としての練習はもち
 ろん、部としての連帯感をもう少し持ってもらえるように日々努
 力しています。

 あとは、何でも自分でやってしまうということです。後輩に任せ
 ることで、後輩を育てるということができていません。その点は、
 部長としてもっとマネジメントできるようにしていきたいと思い
 ます。

 Q:今後の珠算部の目標を教えてください。

 「全日本通信珠算競技大会」の連覇です。昨年の優勝が偶然では
 なく、真の力だと証明したいです。過去、先輩方が築いてくださ
 った「強い立命館」を再び世の中に伝えたいと思います。


 Q:河野くん自身の目標は何ですか?

 僕は、母校である愛媛の商業高校に教員として勤め、珠算部の顧
 問になりたいと思っています。そのためにも、まずは教員採用試
 験に合格することです。
 「自分の育てた生徒を珠算日本一にすること」が夢です。

 また、珠算部は全国的に減っている状況なので、「珠算」を盛り
 上げていきたいです。
 商業高校の教員となり、全国商業高等学校協会と連携し、スポー
 ツと同じくらい取り上げてもらえるようにメディアに働きかけて
 いきたいです。また、大会の運営方法も変えていき、これまでの
 イメージを払拭して発展させていきたいと思っています。


★あなたもフラッシュ暗算のスピードを体感!★
 フラッシュ暗算とはどれくらいのスピードなのでしょうか。
 昨年、河野さんに実演していただいた動画をご覧ください。
http://youtu.be/2KdDIw7ZUo8

 ↓ちなみに…こちらはギネス級の速さだそうです。
http://youtu.be/LDJhvTLzmUU

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 いかがでしたでしょうか。

 結果に満足することなく、常に向上心を持っている河野さん。
 部長としての悩みを持ちながらも、伝統ある珠算部を盛り上げて
 いこうという想いが伝わってきました。
 また、素敵な将来の夢を熱く語る河野さんの姿が印象的でした。

 大会連覇に向けて、日々頑張っています。
 引き続き応援をよろしくお願いいたします。
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▼▼編集後記▼▼

 5月28日、文学部において、「地域アドバイザーボランティア」
 の認定式が行われました。
 これは昨年5月に締結された「京都歴史回廊協議会と立命館大学
 文学部との地域アドバイザーボランティア制度に関する協定書」
 に基づくものです。

 「地域アドバイザーボランティア」として認定されるには、文学
 部が同協議会の会員を対象に提供する聴講科目の履修と、論文審
 査を経る必要があります。認定後は、学生の研究や授業に協力し
 ていただくことになっています。

 この仕組みは、地域の人々が地域にある大学を利用して主体的に
 学び、教育補助者として大学で活躍するという新しい形の地学連
 携です。

 今回初めて認定を受けた4名のうち、細田茂樹さんと櫻井昇さん
 は本学の卒業生です。また、細田さんは現在、同協議会常任幹事
 や京都史跡ガイドボランティア協会の副会長も務めておられます。
 卒業生と大学の新たな関わり方が、今後どのように発展していく
 のか楽しみです。


今回認定された4名の方々

 (立命館CLUB事務局 堀井)


▼▼第28号読者プレゼント▼▼

 今回は、「立命館オリジナルハンドタオル&ピンバッジ」です。
 3名様にプレゼントします。


夏にぴったり!さわやかな配色のハンドタオルです!

 プレゼントをご希望の方は、下記URLより必須事項を明記のう
 え、立命館CLUB事務局までお申し込みください。なお、プレ
 ゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 【PCの方はこちら】
  https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekcs-56c4828b83b7298508e5197dc24b61ce
 【MBの方はこちら】
  https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekbt-021bc76cab8b8dee6fb681ad47bb33dc

 <応募締切:6/17(月)>

 ※上記フォームよりお申し込みができない方は、下記必要事項を
  明記のうえ、立命館CLUB事務局までメールにてご連絡くだ
  さい。
 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)


 ▼第27号読プレ当選発表▼

 第27号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 ★・比良 さやかさん  (兵庫県)     ★
 ★・岡本 妙子さん   (福岡県)     ★
 ★・のんた1号さん    (大阪府)     ★
 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は6月28日(金)です。お楽しみに。
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