RITSUMEIKAN 立命館大学



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▼▼EVENT(スポーツ/学芸)▼▼

 【1】[@京都][有料][申込不要]
     立命館大学応援団吹奏楽部「サマーコンサート2013」 

 立命館の夏の風物詩、応援団吹奏楽部のサマーコンサート。
 クラシック・ポップス・マーチングの三部構成となっており、例
 年、非常に評価が高いコンサートです。
 今年の目玉はマーチングによる「ウエストサイドストーリー」で
 す。本学吹奏楽部ならではのエンターテイメントをお楽しみくだ
 さい。

 [日 程]7月6日(土)18:00開演(17:30開場)
 [開 場]八幡市文化センター 大ホール
 [入場料]【前売券】500円 【当日券】700円
      【高校生以下】無料(要学生証)

 詳細はコチラ≫
 http://ritsbrass.web.fc2.com/concert.html

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 【2】[@京都][無料][申込不要]
    立命館大学交響楽団
 スウェーデンと日本 音楽交流演奏会?北欧からの贈りもの?


 スウェーデンを代表するピアニストのスタッファン・シェイヤ氏
 と、京都教育大学名誉教授の川口容子氏をお招きし、二台のピア
 ノによる協奏曲をお届けします。
 著名なピアノ演奏家と立命館大学交響楽団による演奏をお楽しみ
 ください。

 [日 程]7月6日(土)15:00開演(14:30開場)
 [会 場]京都府民ホール アルティ 
 [入場料]無料

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 その他のスポーツ・スケジュールはコチラ≫
 https://www.ritsumei.ac.jp/event-sports/sports/schedule.html/

 その他のイベント・スケジュールはコチラ≫
 https://www.ritsumei.ac.jp/event-sports/event/schedule.html/
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▼▼輝く学生インタビュー▼▼

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 第17回 輝く学生インタビュー
 「夢の10キロへ?みんなの想いを乗せて?」
                  立命館大学飛行機研究会
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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている
 学生や団体を紹介していきます。

 今回ご紹介するのは、立命館大学飛行機研究会です。
 毎年7月末に開催される「鳥人間コンテスト」への出場を目指し
 ている飛行機研究会は、3年ぶりに大会出場のチケットを獲得し
 ました。
 インタビューに答えてくれたのは、次の4名です。

 [ 代 表 ]小柴 直大さん(情報理工学部3回生)
 [パイロット]谷本 純一さん(理工学部2回生)
 [プロペラ班]中島 晴香さん(理工学部2回生)
 [ 翼 班 ]金澤 翔太さん(理工学部2回生)


 飛行機研究会を代表して4名の方に、彼らの活動の軌跡について
 インタビューしてきました。


インタビューの様子
(左)パイロット 谷本 純一さん (中央)プロペラ班 中島 晴香さん (右)翼班 金澤 翔太さん


 Q:飛行機研究会について教えてください。

 BKCが開設された1994年に創設し、20年の歴史を持って
 います。主な活動は、鳥人間コンテストに向けた飛行機製作と地
 域交流です。
 2、3回生合わせて33名で活動しています。理系男子の集まり
 と思われがちですが、4名は女性です。文系学部の学生も2名い
 ます。土日も含めて毎日活動をしています。


飛行機研究会部室前にて (右)代表 小柴 直大さん

 Q:「鳥人間コンテスト」とは、どのような大会ですか?

 今年で36回目を迎えるこの大会は、「滑空機部門」と「人力プ
 ロペラ機部門」にわかれます。「滑空機部門」は、紙飛行機のよ
 うに動力のない機体を飛ばし、飛行距離を競います。「人力プロ
 ペラ機部門」は、ペダルをこいで動力を生み出すプロペラ機で、
 タイムや飛行距離を競います。
 私たちは、「人力プロペラ機部門」の飛行距離を競う部門に出場
 します。

 実は、4年前までは「滑空機部門」に出場していました。
 滑空機の最高記録は500mですが、プロペラ機だと40kmです。
 4年前の代表の「もっと遠くへ飛びたい」という強い思いもあり、
 飛行機研究会として部門変更を決断しました。
 そして、私たちは今年、「10kg機体を軽量化し、10km飛ぶ!」
 という目標を掲げ、大会に臨みます。


 Q:目標に向けて、どのように取り組んできましたか?

 機体の軽量化を実現するために、設計の見直し、新素材の導入、
 製作技術の精度向上に取り組みました。
 設計を見直すために勉強し直し、新素材の研究と試作を何度も繰
 り返しました。たとえば、翼の骨組みに使うものを強度の高いカ
 ーボンにしたり、強度が落ちない程度に穴をあけるなどしてきま
 した。目標の10kg減には達しませんでしたが、7kg軽くなり、
 現在は約45kgです。ただ、他大学で32kgの機体を作っている
 ところもあり、まだまだ研究の必要を感じています。

 1km飛ぶまでは、機体の精度が重要です。しかし、それ以上の距
 離を飛ぶためには「パイロットの質」が求められます。大会当日
 は炎天下で30分以上重いペダルをこぎ続けるため、体力はもち
 ろん、気力も必要になります。

 私たちの機体は、「機体の重量とパイロットの体重を合わせて1
 00kg以下」で飛ぶように設計されています。機体が軽ければ、
 パイロットはもっと筋肉を付けられるのですが、今は体重を55
 kg以下に落として頑張ってもらうしかありません。


 Q:パイロットのトレーニングについて教えてください。

 今年から立命館大学スポーツ健康科学部に協力いただいています。
 思い切って直接お願いに行きました。偶然にも先生が鳥人間コン
 テストに興味をお持ちで、話が弾みました。トレーニングメニュ
 ーの提案や、MRIを使っての分析など、立命館大学だからこそで
 きるサポートをいただいています。このような科学的なトレーニ
 ングをしているチームはあまりないと思います。

 (パイロットの谷本さん)
 トレーニングメニューは、スポーツ健康科学部長の田畑先生が考
 案された「田畑プロトコル」といわれる「20秒全力でこぎ、1
 0秒休む」を繰り返したり、1時間ひたすらペダルをこぎ続ける
 など様々です。1時間こぎ続けるときは「晩御飯を何にしようか」
 と考えたり、昨日見たテレビ番組を思い出すなど気を紛らわせな
 いとやっていられません。

 トレーニングのときは汗の量が尋常でなく、床に汗の水たまりが
 できます。厳しいトレーニングを半年間行ってきたのですが、記
 録が伸びる喜び、仲間の応援、責任感がやる気を支えてくれてい
 ます。


 Q:減量への取組みを教えてください。

 (パイロットの谷本さん)
 食べる度に、何カロリー摂取したのかメモしています。時々、少
 しさぼっていることもありますけど…(笑)。
 筋肉を付けている時期は60kgを越えていましたが、今は制限ギ
 リギリの54kgです。

 (中島さん)
 彼のお昼は豆腐が多いようです。深夜作業のとき、おなかがすく
 と私たちはお菓子を食べていますが、彼はやっぱり豆腐を食べて
 いましたね。
 一日の作業が終わると、みんなで学食に行くのですが、彼は行き
 ません。家に帰って自炊しているそうですが、その徹底した努力
 を尊敬しています。

 (パイロットの谷本さん)
 「大会が終わったら、ラーメンやスイパラ(食べ飲み放題の店)
 に行きたい!」と思います。ただ、今年の大会が終わっても、来
 年の大会に備えないといけないので、夏期休暇中しか食べられな
 いですけどね。


 Q:飛行機研究会の機体について教えてください。

 (小柴さん)

 私たちの機体の特徴は、操縦にワイヤーを使っていることです。
 操縦桿と尾翼をワイヤーでつなぎ、操縦できるようになっていま
 す。他大学では、ゲームのコントローラーで使われるジョイステ
 ィックを使い、電気で動かしています。ただ、それだと水に弱く、
 本番は琵琶湖の水蒸気で使えなくなる可能性もあります。その点、
 私たちの機体は環境に左右されずに操縦することができます。
 なにより「人力プロペラ機」なので、「できるだけ電気を使わず、
 人の手にこだわって飛ばしたい」という想いもあります。

 (金澤さん)
 私は、人力プロペラ機の要ともいえる翼の製作を担当しています。
 翼は33mの長さがあり、約160個ものパーツからできています。
 パーツを作る作業をひとことで言うならば、「0.05mmの線の
 真ん中をひたすら切ること」です。一見しただけでは、真ん中で
 切れているか分からないと思います。しかし、0.01mmの誤差
 が精度を落とすので、ミスは許されません。


製作をしている様子

 (中島さん)
 私は、動力になるプロペラの作成を担当しています。パイロット
 の負荷を少なくするためには、空気抵抗を減らす必要があります。
 そのためにプロペラをひたすら磨いていますが、削りすぎてもだ
 めなんです。きれいな曲線を描くように磨く必要があります。光
 が当たると輝くようになるまで磨いています。


 Q:テストフライトについて教えてください。

 (小柴さん)
 出場回数の少ない私たちにとっては、特に本番を想定した訓練で
 あるテストフライトが重要です。パイロットや機体を押し出す人
 の訓練であることはもちろんですが、機体の性能や改善点も確か
 めています。

 4トントラックに、ばらした機体のパーツを載せて岡山県の飛行
 場まで運び、現地で組み立てます。パーツを組み立て始めるのは
 夜中になります。完成後、ミーティングを行い、約2?3時間で
 テストフライトを実施します。7時を過ぎると、太陽の熱が地面
 を温め、風が発生したり、熱に弱い素材のパーツが傷んでしまう
 ので、テストフライトができる時間は限られます。

 全部で3回のテストフライトを予定していて、すでに1回目を終
 えました。残り2回のテストフライトを通して、どこまで完成度
 を上げられるかが勝負です。


テストフライトの様子


 Q:初めて飛んだ瞬間は、どんな気持ちでしたか?

 (パイロットの谷本さん)

 「飛んだ!」と思いましたが、それより「とにかくペダルをこが
 なければ!」ということで頭がいっぱいでした。特に、前から落
 ちてしまうとプロペラが壊れてしまうので、それだけは絶対避け
 たいと思っていました。


 Q:地域交流にも取り組んでいるということですが、どのような
   活動をしていますか?


 小学校での科学教室では、大学で勉強する「?の定理」や人力プ
 ロペラ機の仕組みを分かりやすく説明したり、厚紙飛行機を一緒
 に作ったりしています。
 また、BKCで開催される「立命の家」ではミニ鳥人間コンテス
 トを、「みなくさまつり」では模型飛行機作り教室を実施してい
 ます。

 参加者に合わせて内容を考え、いかにして「ものづくりの素晴ら
 しさ」を知ってもらうか工夫しています。
 地域の方々や子どもたちなど色々な方々と接することは、「鳥人
 間コンテスト」を知ってもらう絶好の機会であると同時に、私た
 ちのモチベーションアップにも繋がっています。


地域交流の様子


 Q:最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

 7月27日、28日に琵琶湖で開催される「鳥人間コンテスト」
 に向けて、最終調整をしています。
 私たちの想いはもちろん、皆さんの想いも私たちの飛行機に乗せ
 て、目標の10km突破を目指します。
 応援をよろしくお願いします!



──────────────────────────
 いかがでしたでしょうか。

 飛行機にかけた多くの時間とたゆまぬ研究。
 そして、少しの妥協も許さない「職人魂」を熱く語ってくれた姿が
 印象的でした。

 本番まであと1ヶ月。
 一人ひとりの努力や想いのつまった飛行機が大空へ飛ぶ日が
 楽しみです。
 応援をよろしくお願いします。
─────────────────────────


▼▼編集後記▼▼

 またまた本学校友の活躍のニュースが飛び込んできました。
 4月に開催された「アメリカンドキュメンタリー映画祭」で、校
 友の太田茂さん(1998年法学部卒・仙台放送所属)がプロデ
 ュースされた長編ドキュメンタリー映画「Do You Know What My
 Name Is?」が、最高賞にあたる「観客賞」を受賞しました。

 この映画は、東北大学加齢医学研究所・川島隆太教授の認知症改
 善プログラムの海外初の実証研究を取材したものです。同映画祭
 での日本映画の受賞は初めての快挙です。さらに5月に開催され
 た「ロサンゼルス・ムービー・アワード」でも、長編ドキュメン
 タリー部門で「奨励賞」を受賞されました。

 このように、校友が多方面で活躍していることを嬉しく感じます。
 この映画の公開が、日本だけでなく世界中の人々にとって、アル
 ツハイマー型認知症の理解を深めるきっかけになることを願って
 います。


写真の手前・左側が校友の太田さん

 映画の予告編動画はコチラ≫
 http://youtu.be/cpy-hxH3nt0
 映画の詳細はコチラ≫
 http://doyouknow.jp/index.html

 (立命館CLUB事務局 堀井)


▼▼第29号読者プレゼント▼▼

 今回は、「立命館大学オリジナルエコバッグ」を5名様にプレゼント
 します。

 プレゼントをご希望の方は、下記URLより必須事項を明記のう
 え、立命館CLUB事務局までお申し込みください。なお、プレ
 ゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 【PCの方はこちら】
 https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekcs-56c4828b83b7298508e5197dc24b61ce
 【MBの方はこちら】
 https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekbt-021bc76cab8b8dee6fb681ad47bb33dc

 <応募締切:7/8(月)>

 ※上記フォームよりお申し込みができない方は、下記必要事項を
 明記のうえ、立命館CLUB事務局までメールにてご連絡くださ
 い。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)


▼第28号読プレ当選発表▼ 

 第28号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。
 
 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 ★・オリーブさん    (静岡県)★
 ★・A・Tさん     (兵庫県)★
 ★・はるちゃんさん   (京都府)★
 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は7月12日(金)です。お楽しみに。
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