RITSUMEIKAN 立命館大学



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▼▼EVENT(スポーツ/学芸)▼▼

 【1】[@京都][無料][申込不要]
     立命館大学応援団吹奏楽部×立命館宇治高等学校吹奏楽部 
    Friendly Concert 2013?Autumn?


 立命館大学と立命館宇治高等学校による初めてのジョイントコン
 サートです。「銀河鉄道999」や「宇宙戦艦ヤマト」など懐か
 しの曲をお届けします。

 [日 時]9月21日(土)17:30開演(17:00開場)
 [会 場]京都市呉竹文化センター
 [入場料]無料

 詳細はコチラ≫
 http://ritsbrass.web.fc2.com/concert.html

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 【2】[@兵庫][無料][申込不要]
     女子陸上競技部 第23回関西学生対校女子駅伝競走大会

 1ヶ月後に迫る全日本大学女子駅伝の地区予選を兼ねた駅伝大会
 です。6区間30kmのコースを走ります。全日本大学女子駅伝
 3連覇に向け、見逃せない一戦です!

 [日 時]9月28日(土)12:00開始
 [会 場]神戸・しあわせの村
 [入場料]無料

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 その他のスポーツ・スケジュールはコチラ≫
 https://www.ritsumei.ac.jp/event-sports/sports/schedule.html/

 その他のイベント・スケジュールはコチラ≫
 https://www.ritsumei.ac.jp/event-sports/event/schedule.html/
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▼▼輝く学生インタビュー▼▼

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 第21回 輝く学生インタビュー
 「ミスと向き合う時間が自分を高める」
 立命館大学バトントワリング部 部長 能澤英奈(のざわえな)さん
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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている
 学生や団体を紹介していきます。

 今回ご紹介するのは、立命館大学バトントワリング部の能澤英奈
 さん(産業社会学部3回生・富山県出身)です。
 立命館大学バトントワリング部は、今年8月に開催された世界大
 会「第7回WBTFインターナショナルカップ」において、見事
 団体優勝を果たしました。個人でも4名がメダル獲得、4名が上
 位入賞と優秀な成績を収めています。

 部長としてバトントワリング部を率いる能澤英奈さんにインタビ
 ューしてきました。
 
 立命館大学バトントワリング部 部長 能澤英奈さん

 Q:はじめに、バトントワリングについて教えてください。

 始まりは20世紀初頭、アメリカのマーチングバンドにおいて指
 揮杖(※)を回転させる演出を行ったことと言われており、まだ
 まだ歴史の浅い競技です。

 バトントワリングは運動量が多く、スポーツの要素も強いのです
 が、芸術性も問われるため身体表現力も必要です。そのため、フ
 ィギュアスケートと同じで「アート&スポーツ」と考えられてい
 ます。

 ※指揮杖…マーチングなどでの指揮の際に使用する杖状のもの
 
 能澤さんのマイバトン。約66cmもあるそうです!

 Q:バトントワリングを始めたきっかけは何ですか?

 家の近くに色々な習い事ができるスクールがありました。両親が
 そのスクールに通わせてくれたことがバトントワリングとの出会
 いでした。小学1年生から、バトントワリング・歌・ピアノ・書
 道・薙刀を習っていました。なぜバトントワリングだけは今まで
 続いたのかは自分でもわかりませんが、他の習い事よりも練習日
 が多かったので愛着がわいたのかもしれません。

 高校2年生のとき、全国大会で立命館大学バトントワリング部の
 演技を見ました。オーラ・身体の使い方・構成・バトンに対する
 姿勢が他と全く違ったことを鮮明に覚えています。それ以来、立
 命館大学が第一志望になりました。バトントワリングと出会えた
 からこそ、いま立命館大学に通うことができているので両親に感
 謝しています。


 Q:立命館大学バトントワリング部について教えてください。

 現在監督の稲垣正司さんが1996年に創部し、今年で18年目
 です。

 学生部員は12名ですが、OB・OG4名も一緒に活動している
 ため総勢16名、うち6名は男性です。バトントワリング部に男
 性が6名も所属しているところは、他にないと思います。女性は
 豊かな表情・柔らかさを持ち、身体の使い方がきれいですが、男
 性の持つ迫力や格好良さはなかなかでません。大会は男女関係な
 いので、その迫力・格好良さがチーム内にあることは私たちの大
 きな強みでもあります。

 練習は週5日、びわこ・くさつキャンパスの体育館で行っていま
 す。残り1日はバレエレッスン、1日はオフです。

 体作りも大切です。1曲踊るだけで息が上がってしまうようなこ
 とでは、身体の細かい動きなど意識するべきところがおろそかに
 なってしまいます。そのため、ランニングはもちろん、トレーニ
 ングマシーンで腕・脚・体幹など全ての筋肉を鍛えます。「シュ
 ッ」ときれいに締まった筋肉は、演技に必要であると同時に身体
 のラインを綺麗に見せます。
 
 バトントワリング部 練習中の風景

 Q:立命館大学バトントワリング部の伝統はありますか?

 バトンを落とすミスを「ドロップ」と言うのですが、そのドロッ
 プに対する厳しい姿勢を重視しています。私たちにとってドロッ
 プしないことは大前提です。
 それを示しているのが、創部以来の伝統である「1000回課題
 」です。本番でドロップした場合、ミスした技を1000回練習
 する課題を自らに課します。

 この1000回課題はミスした技を上達させる意味もありますが、
 それだけではないと思っています。1000回課題を終えるには
 何日間もかかります。「自分を戒め、ミスと向き合う時間」、「
 絶対にミスをしないためにどう行動するか考える時間」が次への
 糧になります。

 実をいうと、私も本番でドロップしたことがあります。しかも、
 1回の演技で2度もミスをしました。
 1回目のドロップをしたとき「しまった!」と思いました。その
 ミスを引きずってしまったのか、その後の先輩から飛んできたバ
 トンもドロップしてしまいました。1回のミスが後の演技に響い
 てしまうこと、つまりドロップをしないことが演技の完成度を高
 めるためにいかに必要なことかを痛感しました。

 大会後、1000回課題×2、つまり2000回バトンを受け取
 る練習をしました。先輩に何度も何度もお願いしながら、バトン
 を投げてもらいました。ドロップしたことも1000回課題も苦
 い思い出ですが、その経験がドロップに対する厳しい姿勢をより
 強固にしてくれたと思います。
 
 インタビューの様子

 Q:立命館大学バトントワリング部として、演技で工夫している
   ことを教えてください。


 魅せる工夫は2点あります。

 1点目は「バトンなしでも魅せる」ことです。そのためには美し
 い身体の動きが必要であり、私たちはバレエレッスンで磨いてい
 ます。

 大学に入るまで私はバレエレッスンを受けたことがありませんで
 したが、レッスンを始めてからは表現力が格段に増したと思いま
 す。単に足の動きだけを考えても、ひざが伸びているか、きれい
 な開脚ができているか、足が上がっているか……、1つ1つ意識
 して行うことがいかに表現の幅を広げるかを実感しました。バレ
 エから学んだことが今の演技に活かされていると思います。

 それでも、監督から「ボディワークが汚い」とよく言われます。
 どこまでも美しさを追求することで、ますます磨かれていく部分
 だと考えています。

 2点目は「平面ではなく立体的に見せる」ことです。
 身体の見せ方でいうと、単に正面を向いているだけではなく、少
 し右肩を引くように構えると立体的になり、身体を大きく見せる
 ことができます。

 また、演技の構成では「エクスチェンジ」することで、より立体
 的に見せることができます。エクスチェンジとは、バトンを空中
 に投げて交換し合う技です。加えて、私たちのチームは男性が女
 性を持ち上げる「リフト」という技も組み入れています。バトン
 による上下の動きだけではなく、身体でも上下の動きを出すこと
 で表現の幅が広がります。

 どちらの技も実際に見ていただければわかると思いますが、奥行
 きや高さなど空間をうまく利用した立体的な表現は、見ている人
 を魅了します。
 
 オランダにて開催された「インターナショナルカップ」に出場した際のオフショット

 Q:能澤さんがバトントワリングをしていて得たことはなんです
   か?


 中学生のころ通っていたスクールには専門の先生がいなかったの
 で、ほとんど独学での練習でした。上手な人のビデオを見て「こ
 の技がやりたい」と思ったら、何度も何度もビデオをみて研究し
 ました。地元のバトン選手が集まる講習会があるときは、外部の
 先生をつかまえて「技を見てください」と積極的に指導をお願い
 してきました。

 今も当時の習慣は変わらず、自分の演技を高めるためには監督や
 先輩に積極的に声をかけるなど、アクティブに動いています。そ
 うした力が身についたと思います。


 Q:能澤さんのバトントワリングに対する想いを教えてください。

 小学生のころから、私はバトントワリングを上達させるための努
 力をしてきたつもりでした。「練習=努力」であると当然のよう
 に思っていました。

 でもある日、稲垣監督に「練習することは努力じゃないんだよ」
 と言われました。「じゃあ努力ってなんだろう……」と悩みまし
 た。
 悩んだ結果、監督がいう本当の意味とは違うかもしれませんが、
 今、私は「人より少しでも多い時間、密度の濃い練習をすること
 」を心がけています。

 私は言われたことをすぐにできる才能を持っているわけではあり
 ません。今は世界大会の出場メンバーには入れていません。
 それでも、みんなと一緒に練習する環境や目標になる監督・先輩
 がいるからこそ、バトントワリングに打ち込み続けることができ
 るのだと思います。


 Q:最後に、能澤さんの夢はなんですか?

 やりたいことがバトン以外にもありすぎて迷っています。でも、
 将来的には地元の富山県に戻り、バトンを教えたいと思います。
 いつか、バトントワリングがオリンピック種目になり、教え子が
 オリンピック選手になったら……なんて、大きなことを考えてい
 ます。他にもやりたいことがあると言っていましたが、頭の中は
 いつもバトンだらけですね(笑)。
 
 昨年の全国大会のグランプリ受賞後の写真

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 いかかがでしたでしょうか。

 「頭の中の90%以上がバトントワリングなんです!」と笑顔で
 話してくださいました。
 インタビューの直前までランニングをしていた能澤さんは、
 インタビュー終了後は急いでバトンの練習へ戻っていきました。

 9月15日、太陽が丘(京都府宇治市)で京都府大会が開催され
 ます。12月に開催される全国大会に向けての第一歩です。
 彼女たちへの応援をよろしくお願いいたします。

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▼▼編集後記▼▼

 今回は、宮城県名取市に本社を構える手作り笹かまぼこ店「ささ
 圭」の社長であり、本学校友の佐々木圭亮さん(1977年産業
 社会学部卒)をご紹介します。
 
 本学校友の佐々木圭亮さん(1977年産業社会学部卒)と奥様

 名取市閖上地区を拠点に3工場と2店舗を構えていた「ささ圭」。
 しかし2011年の東日本大震災で大津波に襲われ、創業地の本
 店と3つの工場が流されました。

 何もかもを失い、一度は苦渋の廃業を決意しましたが、その後再
 建の道を歩むことを決意。震災発生の約4か月後、唯一残った売
 店を改装し「手造りかまぼこ工房ささ圭」として再スタートしま
 した。その後全国から寄せられた数限りない支援や励ましに支え
 られ、2012年の9月には新工場が完成。今月でようやく新工
 場竣工1周年を迎えます。
 
 石臼作りで一枚一枚丹念に焼いた笹かまぼこのふっくらとした厚みは、手焼きならでは

 社長の佐々木圭亮さんはこう語ります。
 「ここまでくることができたのも、皆様に寄せていただいた熱い
 ご声援・ご支援のおかげです。感謝の気持ちを忘れずに、これか
 らも心を合わせて『笑顔の笹かま』をお届けしていきたいと思い
 ます。お客様からいただいた『福興』の文字。福を興す、一度は
 無くなったと同様の会社を興す、そして皆様にも『元気な福』を
 お贈りできたらとの思いです。」

 震災の後、多くの校友の皆さんに支えられたという佐々木さん。
 あきらめずに前だけを見て『福興』してきた佐々木さんの姿勢に
 心を打たれました。
 これからも立命館から被災地への支援の輪が広がっていくことを
 願っています。
 
 「ささ圭」さんが掲載されている立命館Alumni横丁の詳細はコチラ≫
 「立命館大学校友会 校友情報発信サイト」
 http://alumni.ritsumei.jp/alumni/miyagi_alumni/shop/01.html

 (立命館CLUB事務局 堀井)


▼▼第34号読者プレゼント▼▼

 今回は、「立命館オリジナル針なしステープラー」を3名様にプ
 レゼントします。針なしステープラーとは、針を使わずに紙をと
 じることができる、針なしホッチキスのことです。
 
 用紙がはずれにくく、最大8とじが可能に!とってもエコなホッチキス♪

 プレゼントをご希望の方は、下記URLより必須事項を明記のう
 え、立命館CLUB事務局までお申し込みください。なお、プレ
 ゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:9/23(月・祝)>

 【パソコンの方はコチラ】
 https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekcs-
 56c4828b83b7298508e5197dc24b61ce

 【携帯電話の方はコチラ】
 https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekbt-
 021bc76cab8b8dee6fb681ad47bb33dc

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記の
  うえ、立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。
 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

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 ▼第33号読プレ当選発表▼

 多数のご応募ありがとうございました。
 第33号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 ★・山田 誠之さん (香川県)  ★
 ★・木村 彩音さん (大阪府)  ★
 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は9月27日(金)です。お楽しみに。
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