RITSUMEIKAN 立命館大学



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▼▼EVENT(スポーツ/学芸)▼▼

 【1】[@京都][有料][申込不要]
    硬式野球部・応援団 2013秋季立同戦

 1931年から続く立命館大学と同志社大学による伝統の一戦で
 す。10月12日(土)12:30から八坂神社前から京都市役
 所前にかけて応援団による前夜祭パレードも行われます。

 [日 時]10月19日(土)・20日(日)12:00試合開始
 [会 場]わかさスタジアム京都(西京極球場)
 [入場料]一般1,000円、学生500円

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 【2】[@東京][有料][要事前申込(当日券あり)]
    Dig up treasure・Fusion of Gambit(ダブルダッチ)
    Double Dutch Delight Japan 2013

 本大会は12月にニューヨークで開催される世界大会への出場権
 を賭けた全国大会です。前回ご紹介した関西大会では、DALE(dig
 up treasure)が3位、M.A.D(Fusion of Gambit)が4位と惜し
 くも優勝を逃してしまいました。
 パワーアップした両団体が魅せる激しいステップやアクロバティ
 ックな技の数々をお楽しみください!

 [日 時]10月13日(日)15:30開場(16:30開演)
 [会 場]品川ステラボール
 [入場料]チケットは前売・当日・指定券があります。
      会場が満席の場合、当日券の販売はございません。
      それぞれ料金が異なります。
      詳細は下記サイトをご確認ください。
      http://www.doubledutchdelight.com/japan.html

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 【3】[@京都][無料][申込不要]
     平成25年度全日本通信珠算競技大会

 本大会優勝の座を4年間早稲田大学に譲っていましたが、昨年つ
 いに奪還を果たしました!本学珠算部からは13名が出場し、連
 覇をかけて戦います。

 [日 時]10月6日(日)13:30?
 [会 場]京都府中小企業会館
 [入場料]無料

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 その他のスポーツ・スケジュールはコチラ≫
 https://www.ritsumei.ac.jp/event-sports/sports/schedule.html/

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▼▼輝く学生インタビュー▼▼


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 第22回 輝く学生インタビュー
   「江戸の風を吹かせたい」?立命亭福助の心意気?
           立命館大学落語研究会  会長 岡田有毅さん
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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている
 学生や団体を紹介していきます。

 今回ご紹介するのは、立命館大学落語研究会です。
 落語研究会は昨年地域交流100件の実績を誇ります。奇術研究
 会マジックプレイヤーズをおさえて、立命館大学の約400ある
 団体の中でも地域交流実績No.1の団体です。
 インタビューに答えてくれたのは、会長を務めている岡田有毅さ
 ん(文学部3回生・愛知県出身)です。

 
 立命館大学落語研究会 会長 岡田有毅さん

 Q:落語研究会に入部したきっかけは何ですか?
 「大学に入ったら、何か新しいことをやろう」と決めていました。
 高校まではずっとサッカーをしていたので、スポーツとは違うこ
 とをしてみたいと思い、入学後は探検部や陶芸部など、学術・学
 芸系のサークルばかりを見て回りました。 

 落語研究会の部室を訪れた時、私一人のために、当時3回生の先
 輩たちが落語を披露してくださいました。それまで落語に親しん
 だことはありませんでしたが、とても面白く「こんなにおしゃべ
 りができる人たちがいるのか!」と驚きました。
 落語には台本があることに背中を押され、元々おしゃべりが得意
 ではない私も「挑戦してみよう!」と思い、入部を決意しました。

 Q:落語研究会について教えてください。
 今年で創部48年を迎えました。部員は1?3回生で17名、そ
 のうち4名が女性です。活動は毎週月・水・金曜日に行っていま
 す。
 毎年学園祭終了後に世代交代しますが、実は3回生が私だけで、
 部の存続の危機にありました。しかし昨年は9名、今年は7名の
 1回生が入部してくれたことにより、廃部の危機を免れました。

 大学入学まで落語をやっている人はいないので、最初は全員初心
 者です。OBには、上方落語界でご活躍中の桂塩鯛師匠・桂小春
 團治師匠などがいらっしゃいます。桂塩鯛師匠はOB会に毎年来
 てくださっています。

 活動内容は、出囃子や演目(ネタ)の練習に加え、落語の歴史や
 落語家の特徴を学ぶ勉強会を行っています。

 
 学内公演における演目の一覧

 出囃子とは落語家が高座に上がる際にかかる音楽のことで、演奏
 に使用されるのは主に太鼓や三味線です。演奏する人のことを下
 座といって、全員が練習をします。ほとんどの部員が楽器を扱う
 のは初めてですが、プロの方々もまずは出囃子の練習から入るの
 で、私たちはその真似事からのスタートです。
 
 演目の練習では、部員に披露する際にネタへの解釈や時代背景を
 調べたレポートを作成することになっています。

 メインの活動は学園祭を含む年5回の「学内公演」と「地域交流」
 です。
 
 学内公演は衣笠キャンパスの学生会館小ホールで行っています。
 そのほかにも他大学の学生が各地で主催するイベントが数多くあ
 り、積極的に参加しています。
 
 地域交流は、京都・滋賀を中心に小学校や敬老会、病院や神社な
 どからお声がけいただき落語を披露しています。長期休暇の間は
 ほぼ毎日、地域交流に参加しています。昨年は年間100件の出
 演要請をいただき、立命館大学の団体のなかで地域交流実績が
 No.1となりました。

 
 学園祭終了時の一本締め

 Q:高座名はどのようにして決められていますか?
 高座名決めは、新入生の趣味嗜好などの基本情報を知る機会にも
 なっています。新入生1人1人に出身地から好きな食べ物まで様
 々な質問を投げかけ、その回答を基に名前を考えます。大喜利の
 ような形でどんどん名前を出していき、最終的に新入生自身が気
 に入ったものを一つ選びます。その名前に「立命亭」(りつめい
 てい)もしくは「立の家」(たつのや)のうち、すわりの良いほ
 うをあてはめます。

 ちなみに私は、「好きな芸能人は?」という問いに、「福山雅治」
 と答えたところから、福という漢字をとって立命亭福助(りつめ
 いていふくすけ)となりました。

 Q:落語の種類を教えてください。
 落語には、大阪・京都を中心とする関西圏(上方)中心に発達し
 た上方落語と、江戸(東京)で発達した東京落語があります。落
 語の演目(ネタ)は成立時期によって2種類に分けられ、一般的
 に明治時代以前に作られたものを古典落語、それよりも新しい時
 代に作られたものを新作落語と呼んでいます。
 
 立命館大学の落語研究会では、古典落語を主体に現代風アレンジ
 をきかせた改作も披露しています。

 Q:落語の創作方法を教えてください。
 まず新入生は全員に共通した台本を「課題ネタ」として与えられ、
 そこから出身地によって江戸弁か上方弁に言葉を直すことから始
 めます。だいたい関西出身の部員は上方落語、それ以外の出身の
 部員は江戸落語になります。言葉を直したら課題の台本を丸暗記
 します。話すと15分ぐらいのネタですが、覚えるのには約3ヶ
 月かかります。

 課題ネタをクリアしたら、先輩からアドバイスを受けながら次に
 挑戦する好きなネタを選びます。新入生の初舞台は、毎年秋に衣
 笠キャンパスで開催される「若手の会」です。

 2回生になると、自分で台本を選び、多少アレンジするようにな
 ります。参考にするのはYouTubeやその他動画サイト、部室にたく
 さんある落語のDVDなどから選んでベースになる話を選びます。

 たとえば同じネタのものでも、落語家によって表現方法が全然違
 ったりします。どの話し方が自分にあっているのかを探し、そこ
 から話を切り貼りし、「くすぐり」の場所を考えて自分で面白い
 と思った台詞を加えるなどアレンジし、自分のネタに仕上げてい
 きます。この「自分のネタに仕上げる作業」が、落語の一番難し
 いところです。アマチュアとプロの一番大きな違いは、このアレ
 ンジ力だと思います。

 練習方法は人それぞれですが、私は元の話を一字一句書き写して
 台本を作り、そこから手を加えていきます。15?20分の演目
 を台本にすると2000?3000字になり、それを自分のもの
 にしようと思うと1ヶ月は必要です。演目を覚えるには落語家の
 話をひたすら聞くのが効果的です。音楽を聴いていると見せかけ
 て、実は落語ばかり聞いています(笑)。とことん時間をかけて
 いるため、お客様に披露してウケたときは最高です。

 
 インタビューの様子

 Q:落語を披露するうえで工夫していることはありますか?
 落語には伝わりづらい言葉が多いので、言葉を言い換えたり、わ
 かりやすい説明を入れたりしています。たとえば、「へっつい」
 と聞いても意味がわからないと思うので、その場合は「かまど」
 に置き換えて話をします。古語を訳していくイメージです。

 「枕(まくら)」でお客様の心を掴むことも重要です。ご存知と
 は思いますが、枕とは落語の本題に入る前にする話のことで、観
 客を温める、これからする話の前フリなどの役割を果たします。
 落語に親しんだことのないお客様の場合は小話をしてアイスブレ
 イクしないと、落語自体うまくいかない場合が多いので、工夫す
 るようにしています。

 Q:落語の魅力を教えてください。
 落語は歴史が長く、名人がしゃべると「江戸の風が吹く」と言わ
 れ、しゃべり方・しぐさ・目線など、江戸での生活をしていた人
 のそれになります。話のオチだけではなく、そういった歴史的な
 面白さや物語自体に面白さがあるところが落語の魅力で、その魅
 力をお客様に伝えられるようになりたいと思っています。

 落語のなかには人情話などの感動作のようなものもあります。特
 に古典落語は何百年も前から口伝伝承され、いろんな人の手が加
 えられて今に至っているため、洗練されていると感じます。

 
 落語披露中の岡田さん

 Q:地域交流において、印象的なエピソードはありますか?
 落語に親しんだことのない方たちばかりのイベントに招かれたと
 きのことです。私たちの出番の前に、主催側の方がお客様に向か
 って「笑うことは大変健康に良いので、皆さんで笑ってください」
 と言って、「わっはっはっは」と笑う練習をしてくださっていま
 した。

 場の空気も和み、「ありがたいなぁ」と思っていたのですが、い
 ざ本番が始まると誰一人笑ってくれませんでした。笑う練習のと
 きが一番ウケたという結果に終わり、辛かったですね(笑)。

 Q:地域交流において、心がけていることはありますか?
 地域交流では学生と楽しく過ごしたいという趣旨での依頼が多い
 ので、落語のうまさはもちろんですが、それよりも愛嬌のある、
 親しみやすいことが大切です。先方のご意向を踏まえて各イベン
 トに部員を振り分けています。

 落語の披露だけではなく、ご飯やお菓子をいただきながら地域の
 方たちと交流する時間も私たちの楽しみの1つです。年間100
 件もの地域交流の依頼をいただいているのは先輩たちの努力の積
 み上げによるものなので、そのことを忘れずに1件1件を大切に
 しています。

 地域交流が終わると、参加した部員はイベント先での情報を必ず
 ノートに書くようにしています。良かった点や悪かった点、会場
 の雰囲気など、次回もご依頼いただいた際に参考になるように詳
 細を記しています。

 
 落語研究会メンバー集合写真♪中央の着物の男性が岡田さん

 Q:落語研究会としての課題・目標を教えてください。
 昨年までは人数不足により部を存続させることが目標でしたが、
 部員が増えてきた今は落語のクオリティーを下げないことが課題
 です。地域交流で地域の方たちをがっかりさせることのないよう
 に気をつけようと思っています。

 私は寄席が好きで時々行きますが、落語だけではなく漫才や手品、
 紙切り(はさみを使って、即興で切っていくという芸)など、様
 々な芸を楽しむことができます。いつか立命館落語研究会の寄席
 もそんなふうにしてみたいと思い描いています。一度マジックプ
 レイヤーズさんとも共演してみたいですね。

 私自身の目標は、毎年2月に開催される、全日本学生落語選手権
 「策伝大賞」で優勝することです。これまで立命館大学から出場
 した経験はありません。学園祭が終わり、引退した後の目標にし
 て、自分自身の落語のレベルを上げていきたいです。

 Q:近日中に開催される落語研究会の公演スケジュールを教えて
   ください。

 ●若手の会(衣笠キャンパス)
  10月9日・10日 16:30開演 
 ●学園祭(びわこ・くさつキャンパス)
  11月2日・3日 13:00開場 13:30開演
 ●学園祭(衣笠キャンパス)
  11月9日・10日 13:00開場 13:30開演

 以上を予定しています。
 落語に親しんだことのない方も、是非一度ご覧ください。
 
 ↓立命館落語研究会 大喜利動画↓
 司会・進行を務めるのが、立命亭福助こと岡田さんです!お見事な司会っぷりですね♪


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 いかがでしたでしょうか。

 「最初はおしゃべりが得意ではなかった」と語る岡田さん。
 今ではすっかり会長のオーラを身にまとい、まさしく「江戸の風」
 を感じる口振りで、落語の魅力を語ってくれました。
 
 新入生初披露の場となる若手の会、そして今年の学園祭で、ぜひ
 彼らの落語をお楽しみください。

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▼▼編集後記▼▼


 今回は、立命館大学アメリカンフットボール部「パンサーズ」で
 学生王者を経験した古庄直樹(こしょうなおき・00年産業社会
 学部卒)さんをご紹介します。古庄さんは現在、ライスボウル3
 連覇中の社会人チーム「オービックシーガルズ」で主将を務めて
 おられます。

 
 立命館大学校友会の会報「りつめい」に掲載された古庄主将

 最新の校友会報「りつめい」(10月号)では表紙を飾り、その
 活躍の様子は「オービックシーガルズ」のHPでもご覧いただく
 ことができます。
 
 オービックシーガルズのHPはコチラ≫
 http://www.seagulls.jp/news/2013/09/2_7.html

 パンサーズの現役選手も古庄さんに負けてはいません。
 今シーズン、龍谷大学・大阪教育大学にスコアを許すことなく連勝。
 次は、9月29日(日)16:00からエキスポフラッシュフィー
 ルド(万博記念公園)で神戸大学との戦いです。今年こそ関西リー
 グ・甲子園ボウルを制覇し、ライスボウルでの古庄さん率いるオー
 ビックシーガルズとの直接対決をぜひ見たいですね。

 試合日程はコチラ≫
 http://www.kansai-football.jp/schedule/schedule2013_atm.html

 (立命館CLUB事務局 向山)



▼▼第35号読者プレゼント▼▼

 今回は、「立命館オリジナル応援タオル」を3名様にプレゼント
 します。スポーツ観戦時に必携のアイテムです!

 
 表面には大きなRのロゴ入り!上図はタオル裏面のイメージです。

 プレゼントをご希望の方は、下記URLより必須事項を明記のう
 え、立命館CLUB事務局までお申し込みください。なお、プレ
 ゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:10/7(月)>

 【パソコンの方はコチラ】
 https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekcs-
 56c4828b83b7298508e5197dc24b61ce

 【携帯電話の方はコチラ】
 https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekbt-
 021bc76cab8b8dee6fb681ad47bb33dc

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記の
  うえ、立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。
 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

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 ▼第34号読プレ当選発表▼

 今回も多数のご応募ありがとうございました。
 第34号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

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 ★・おみさん    (滋賀県)  ★
 ★・河合 徹也さん   (京都府)  ★
 ★・Y・Iさん   (静岡県)  ★
 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は10月11日(金)です。お楽しみに。
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